3月初め頃だと思うが東京都のお知らせで、日比谷野外音楽堂が100周年を迎えると知った。それを機会に古くなった音楽堂を建て直すことになり、そのセレモニーに希望者を抽選で招待するとあったので申し込んでいた。

もうそれを忘れていた時に、「ご当選のお知らせ」のハガキが届いた。
1枚のハガキで2名が入場できるので女房を誘ったが、『行きたくない』と言うので次にマンションの友人のMさんを誘った。


抽選に当選して送られて来たハガキ



彼は社会人になった時に、グリークラブに入っていたほどの音楽好きである。
そこで知り合った女性がいまの奥さんだと、本人からも聞いていた。

ところがいつまで待っても返事が無い。「行きたくないのだな」と察した私はチケットを無駄にしたくないので、次にマンションで知り合いの1人暮らしの87歳のバアチャンを誘った。彼女は年齢に似合わず派手だし、元気である。


前日に様子を見に行った「日比谷野外大音楽堂」



私の誘いに大喜びで、『それなら行く前に、私の贔屓の新橋のとんかつ屋に行こう』と言った。私はこのとんかつ屋には以前には何回かバアチャンと行っているが、いまはソバかうどんと決めているので参ったが、誘ったのだから仕方ない。

ところが前日の夕方に天気予報を見たら、翌日は「一日中、雨」だった。
HPを見たら「傘を利用は不可。レインコートをご用意下さい」とあった。


 翌日の準備の為に門が開いていて、中に入れた。



そこで野音事務局に電話したら、『当日の午前10時にHPで開催に付いて知らせます』と言われた。午前10時にHPを開いて見た。
するとそこには『本日予定されておりますオープニングセレモニーは予定通り開催いたします。なお天候を考慮し曲目変更(公演時間短縮)を行います』と書いてあった。

いずれにしても雨の中での参加は年寄りには無理なので、バアチャンにLINEで参加中止を伝えた。彼女は残念そうだったが、天気には勝てない。
それにしても、87歳でLINEが出来るのが凄いと思う。


 テントの中では、映像と音響関係の調整をしていた。



色々なイベントなどに申し込んでいる私だが、人気が無いイベントには当選する。
しかし申し込みを忘れたり、人気があるイベントには当選したことがほとんど無い。
今回の抽選に当った時は「幸運」と思ったが、雨で中止となったら「不運」である。
最初から抽選に外れた場合の方が、「幸運度」は上だったかもしれない。


「鶴の噴水」の池では、鯉が泳いでいた。



(おまけの話)
マンションのデジカメクラブのメンバーのMさんから、「中華 春の宴のご案内」というタイトルのメールが届いた。3年前のコロナが始まったばかりの時に、これと同じ企画があった。しかしコロナが猛威を奮っていたので、「延期」の声があり取り止めになった経緯がある。

今回はコロナが収まって来たから、その話が復活したようだ。
主催者のMさんは料理自慢で、自分はプロ級だと思っているので誰かに食べてもらいたいのである。


  Mさんの部屋からは「豊洲市場」が見える。



私は密かに「それなら一度、食べてみて評価しよう」と考えている。
メールには詳細なメニューと使用する器まで書いてあったので、品目だけ書き出してみた。

「手作り海老焼売」、「干し海老と松の実の空炒り」、「茹で豚」、「鯛頭と豚の薬膳スープ」、「酔っ払い海老」、「渡り蟹の豆腐あんかけ」、「豆鼓スペアリブの炙り焼き」、「ピータン粥」、「マンゴーの杏仁豆腐」、「紹興酒」。このメニューで、会費は5000円である。


 飲み物各種



午後5時にMさんの部屋に行った。この日の参加者は、主催者のMさんを除いて3人だった。奥さんは出掛けていて留守だった。
彼の部屋は私の部屋とは反対側の向きで、豊洲市場などが見える。

Mさんの話では「2日前から材料の買い出しと、下ごしらえで忙しかった」と言っていた。先ずはビールで乾杯、続いて中国の酒が出て来たが、私はアルコールは駄目なのでパスする。


 「酔っ払い海老」



Mさんはキッチンに引っ込み、間合いを計って料理を出して来る。
酒の説明に続き、料理と器の説明をする。
中国駐在経験のあるMさんは「自己流」と謙遜するが、かなり本格的な中華料理だ。
庶民的な「酢豚」とか「炒め物」は出て来ない。準備に相当な時間が必要だったことが分かる。

メニューは当初の計画から、材料の関係で少し変えたようだ。
1つ1つの料理の量は多くないが、それでも腹はいっぱいとなる。


 「渡り蟹の豆腐あんかけ」



食事は午後5時から始まって、デザートに行き着いたのは9時少し前だった。
食後にはMさん自慢のオーディオと部屋の一面を使った大スクリーンで、プロジェクターで映像を流してくれた。部屋がまるで小劇場のようになっている。

凝り性のMさんは料理だけでなく、全てに凝り性だった。
キリがないので10時近くに私が言い出して、お開きとなった。
とても良いひと時だった。


料理6種


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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