「写真で見る東京」も段々とネタ切れとなって来た。
今回は「外国人観光客」というニュースには、必ず登場する「浅草」を取り上げる。
ニュースと同じでは面白味も無いので、少し違う角度から浅草を見てみた。

でもやはりスタートは「雷門」となるのは仕方ない。
そこで先ずは雷門前の「浅草文化観光センター」の7階から、仲見世通りの様子を見た。


「浅草文化観光センター」の7階から見た仲見世通り



大混雑の仲見世通りを少しだけ歩き、「伝法院通り」を左に入った。
この通りに並ぶ店売りの食べ物屋は若者に人気で、いつも賑わっている。
それらは「メンチカツ」や「台湾のから揚げ」などで、浅草とは縁も無いいわば「よそ者」である。伝法院は広い庭があるようだが、非公開なので中の様子は分からない。 


 伝法院前の人力車



伝法院の向かい側は「浅草公会堂」である。
そこを左折するが、この道は浅草らしくない名前で「オレンジロード」と名付けられている。その意味は道路をオレンジ色に塗装しているからだ。

公会堂の前に行くと、日本の芸能界のスターの手形が埋め込まれているのが見える。
これはハリウッドのチャイニーズ・シアターの物真似である。
浅草でこの通りだけが浮いている感じがして、私はあまり好きになれない通りだ。 


「浅草公会堂」前のスターの手形



オレンジロードから六区に向って歩いて行く。
六区ブロードウェイに出ると、少し雰囲気が変わる。
浅草演芸ホール、馬券売り場の「WIN」、ユニクロ、ドンキホーテなどが連なる。

ここはエノケンからビートタケシに繋がる芸人を育て輩出した地なので、庶民の匂いがプンプンする場所でもある。近くにある「ドンキホーテ浅草店」の入口には、なぜか両側に水槽が置かれていて、「うつぼ」も見ることが出来る。


 「ドンキホーテ」の入口の水槽



浅草で昼時になれば、よく行くのがブロードウェイの先にある「ひさご通り」のラーメン「めんまる」である。ラーメンを食べた後にはブロードウェイに戻り、ROXビルの1階のサンマルクでコーヒーゼリーを食べる。

この店のゼリーは大きく、沢山入っている。上にはソフトクリームが乗っていて、値段は540円である。店の前を通ると、どうしても引き寄せられてしまうのである。


 いつもここで休憩して食べる「コーヒーゼリー」「(サンマルク)



サンマルクで休憩し、本など読んで小一時間を過ごす。
そして「すしや通り」に向って歩いて行く。すると目の前に強烈な外国人3人組が現れた。服で見えないところもあるが、全身が入れ墨だらけのように思う。

でもこの街では違和感なく、街に溶け込んでいた。
もうこれは入れ墨ではなく「タトゥー」のアートである。


六区通りを行く3人組はアートだ



「すしや通り」に入ると、今の時代には懐かしく思える「アーケード街」となる。
この通りには昔は18軒の寿司屋があったそうだが、いまでは2軒しかない。
左側に日本蕎麦の「大和田」の支店がある。

テレビや他の娯楽により一時は全く見向きもされなくなった浅草を、現在のように盛り上げたのは大和田の女将さんたちの「おかみさん会」だったそうだ。
私は寂れた浅草も見ているので、いまの盛況を驚きを持って見ている。
「大和田」の日本蕎麦は美味しいが、少し高い。


 すしや通りの日本蕎麦「大和田」



「大和田」の向かい側くらいに、派手な看板の「串かつでんがな」と串カツ屋がある。
コテコテの関西弁が店名なので、「東京の庶民の街で!」と少し驚いた。
串かつは「二度つけ禁止」で有名な、大阪の庶民の街「新世界」の名物である。

それを浅草でとは、「ずいぶんと勇気があるなー」と思い調べてみたら、この会社は東京本社だった。それにしても「すしや通り」はあまり観光客も来ない場所なので少し寂しい。 


 「すしや通り」を抜けて、「雷門通り」へ出て左折して私には帰り道となる。 この通りもアーケードがあり、暑い日にはとても助かる。 しばらく進むと、天婦羅屋の「葵丸進」が見えて来る。 大分、昔のことだが外国人をこの店に案内したら、高齢のウェイーターが英語を話すので驚いたことがある。 最近は大黒屋などに押され気味だが、浅草を代表する天婦羅屋なのだから頑張って欲しい。

すしや通りの「串かつ屋」



「すしや通り」を抜けて、「雷門通り」へ出て左折して私には帰り道となる。
この通りもアーケードがあり、暑い日にはとても助かる。
しばらく進むと、天婦羅屋の「葵丸進」が見えて来る。

大分、昔のことだが外国人をこの店に案内したら、高齢のウェイターがカタカナ英語を話すので驚いたことがある。最近は大黒屋などに押され気味だが、浅草を代表する天婦羅屋なのだから頑張って欲しい。


老舗の天婦羅屋「葵丸進」



雷門の交差点を渡ろうとして信号待ちをしていたら、横に変な黄色い色の車が来た。
『なんだ、こりゃ?』と思った。車体の横に書かれたローマ字を見たら「HIYOKOHONPO」と書いてあった。
あおの和菓子のひよこかな?」と思い、家に帰ってから調べてみた。

すると私の思った通りで、この会社は福岡にある吉野家で、「ひよこ」の形の和菓子で有名だった。この車は九州方面で出張販売をしていて、今回は7月12日から18日まで東京出張だった。「運良く」かどうかは分からないが、珍しいものを浅草で見た。


 「ひよこ」の出張販売車


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    私が若い頃、浅草は時代遅れ、ダサい、サエナイ、というイメージでした。例えば、デートするのは銀座でも、決して浅草ではありませんでした。 大方の東京山の手の人たちは、浅草=下町=行かない、という図式が出来上がっていました。いつ頃から変わったのかとても興味があります。

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