今回の「真夏の日比谷公園」を書き出したら、少し前に「初夏の日比谷公園」に付いて書いたのを思い出した。でも写真も用意してしまったので、ダブる部分もあると思うが、続けることにした。公園は「春」と「秋」がとても良いと思う。
「夏」は木陰に行っても涼しくないので、あまり来ている人も少ない。


 木陰に入っても、熱風で涼しくない。



日比谷口交差点の「有楽門」から、日比谷公園に入って行った。
左側は「心字池」だが、暑くて水鳥も来ていない。
その少し先の木の下に、「アガパンサス」が咲き終わって種を付けているのが見えた。
花が咲いている時は綺麗だが、種がぶら下がっているのはあまり美しくない。


 「アガパンサス」の種



更に先に進み、レストランを2軒、横目で見ながら通り過ぎる。
2軒目のレストランの横には、店の飾りにしているのか? タイのタクシー「ツゥクツゥク」が飾られている。その隣の狭い広場に植えられた、イチョウの木が私の目当てである。

前回来た時より「ギンナンの実が大きくなっているか?」と思い、見に来たのである。
少し大きくなったような気もするが、目立って大きくはなっていなかった。


 「銀杏」の実「ギンナン」



そこから左に向かい、「鶴の噴水」を見に行った。
途中に道路の半分くらいを占有して、大きなブルーのテントが置かれていた。
テントの側面には「air world SMOKING LOUNGE」と書かれていた。

「なんだろう?」と思いその奥を見たら、「オクトーバー・フェスト 2023」を開催中だった。どうやらこのテントはお客の為の「加熱式タバコの喫煙所」のようだった。
家に帰ってからネットで調べてみたら、加熱式タバコは1箱(20本)で500円~600円もするらしかった。


 「Air World」という名の喫煙所



自然を楽しむ公園で「喫煙所」は似合わないと思いながら、先に進む。
しかし「暑い!」。殆ど歩いている人はいない。
「鶴の噴水」の池に行ったら、いつもは誰かしらいるのだが、この日は全く誰もいなかった。

半年前には鶴の羽からツララが下がっていたのに、いまでは鶴そのものが暑く感じられる。クチバシから吹き出す水も元気がなく、それがまた暑さを倍加する。


「鶴の噴水」



木陰にいても熱風が吹いて暑いので、涼風を求め先に進む。
日比谷公会堂の近くに大きな「スズカケノキ」があるので、その下に行ってみた。
別名は「プラタナス」だが、ここは少し風が通る。上を見上げたら、沢山の実が生っていた。

そこで急に昔のヒット曲「鈴懸の径」が頭に浮かんだ。
この歌は私の生まれた年に発表された歌で、1954年の鈴木章治がジャズにして大ヒットした。「ザ・ピーナッツ」、「西田佐知子」も歌っていた。「古い!」と言われそうだ。


「スズカケノキ」に実が生った



「スズカケノキ」の根元を見たら、「ネコジャラシ」が生えていた。
「良いお土産が出来た」と、私は喜んだ。
我が家の2匹の猫は、年をとって来てあまりじゃれなくなっている。

それでも「ネコジャラシ」には反応する。
最近は寝てばかりいる2匹だが、間もなく「ネコジャラシ」にも反応しなくなるだろう。


お土産に持ち帰った「ネコジャラシ」



(おまけの話)
「鶴の噴水」の様子を見てから、「内幸町」の「幸門」出口に向かった。
木陰を選んで歩いていたら、頭の上になにか落ちて来たように感じた。
そこで麦わら帽を脱いで確認したら、そこにはカマキリが止まっていた。
なんだか嬉しくなってしまった。

「夏」、「麦藁帽」、「カマキリ」の3つで、子供の頃を思い出したのである。
夏休みの暑い日に、「貫井プール」に行った時も同じことがあったなー。


麦藁帽に止まった「カマキリ」



日比谷公会堂の前に差し掛かった時、前から来た男に呼び止められた。
そして男は私に紙切れを差し出した。
そこには全て「ひらがな」で、「さんじかんなにもたべていない。しんどい」と書かれていた。

私は不審に思い『どこの国から来たの?』と聞いたが、言葉が分からないらしい。
身なりは悪くない。もしかして日本人の聾唖者かもしれないと思った。
「3時」も「ひらがな」というのも怪しい。私は午前7時に朝食を食べたから、もう4時間以上も食べていない。変に関わり合うのも嫌だったし、暑いので急いでその場を離れたのである。


耐震性の問題で2016年から閉館(建替えは未定) 



内幸町方面の出口に近い場所に、ベンチがズラーと並んでいる。
陽気の良い時期には、ここは昼時になると近くのOL、サラリーマンで満席となる。
みんな家から持参した弁当や、コンビニ弁当を広げている。

今は「危険なほどの暑さ」で、熱中症警報も出ている。
「日向(ひなた)」という言葉は「暖かい」という感じを受けるが、ベンチに触ってみたら熱くて驚いた。


並んだベンチには暑くて誰も座らない。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    Arizona 州の Phoenix では、気温43.3度cがもう19日間も続いていて、アスファルト道路にころんで、やけどした人や、車の安全ベルトを締めようとして金属部分に触ってやけどした人など、救急治療が必要な人が続出しています。思いがけぬ場所や物で火傷するほど暑い異常気象です。

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