ブログ閉鎖中の話題(2014年11月12日)

11月10日は酉の市で、しかも「一の酉」である。
そこで浅草にある「酉の市」の発祥の地である鳳神社に行って来た。
私は鳳神社と酉の市の関係を知らなかったが、今回のことでインターネットで調べてみてその歴史がよく分った。


参拝者の行列が続く。 Pの先が神社の入り口。



以前から「酉の市でなぜ熊手が売られているのか?」と不思議に思っていたが、この熊手は庭で枯葉を集める時の熊手ではなく、戦国時代の武器としての熊手であった。
日本武尊が東夷征討の際に鳳(おおとり)神社に立ち寄り戦勝祈願をされ、戦の後にまた鳳神社に立ち寄って戦勝を記念して、神社の松の木に武具の熊手を架けたのが鳳神社の「熊手」の始まりだそうである。


神殿は大勢が一緒にお参り出来るように、鐘も何ヵ所もある。



その日が丁度、酉の日であったので、それ以降はその日を例大祭の日と定めたようだ。
熊手は色々な物を掻き集めるのには非常に良く出来た道具で、それが転じて「幸運を掻き集める」となり、酉の市で熊手が売られるようになったのだそうだ。


熊手を売る店は写真の左右、奥、手前にもある。



鳳神社は地下鉄・日比谷線の下谷駅で降りる。
駅を降りると大勢の人達が歩いて行くので、初めての私でも行くのに迷わない。
神社の手前100メートルで、警察官の指示で横5人の列に並ばされる。


熊手が売れるとお祝いの三三一の締めが行われる。



行列はノロノロと進み、20分くらいで神社の入り口に着く。
そこからまたノロノロと進み、10分くらいで神殿に達してお賽銭を投げ入れる。
鐘を鳴らして、二礼二拍一礼でお参りを済ませる。


売却済み。 上野のうなぎ屋の伊豆栄の札が見える。



神社の境内は数十軒の熊手を売る店が出ている。
お金持ちの参拝者は大きな熊手を買っている。 特に商売人が多いようだ。
私のような一般人は、お参りをした後はただ見て通り過ぎるだけである。


衆議院議員の「片山さつき」のお買い上げの熊手



買わない理由は色々とあるが、なにしろ値段が高い。 小さなものでも、8000円もする。有名人のお買い上げの札が張ってある熊手もあるが、どうも売名行為のような気がする。10万円以上もするような大きな熊手を買って、自慢げに担いで帰る客も多い。
私はこれ以上の幸運はもう不要なので、他の人に譲ることにして熊手は買わなかった。でも、5000円くらいで買えるなら、買う気はあったのだ


このくらいに大きさとなると、20~30万円はする。



(おまけの話)
鳳神社のお参りを済ませて、健康の為に歩いて浅草に出ようと思った。
大体の方向を定めて歩いていたら、突然、旧吉原のソープランドの真ん中に出た。
呼び込みの若い衆が怪訝な顔で私を見ている。カメラを抱えて場違いなスタイルなのだろう。


噺家達もご購入。 これでも1万5000円~2万円くらいだろう。



鳳神社と旧吉原遊郭は歩いても、10分も掛からない。
そこで昔の川柳である。 『熊手見て 女房かみつく戌の市』。
これは朝帰りをしたオヤジが『酉の市に行って来た』とカミさんに言ったが、女房はオヤジが手に持つ熊手を見ても戌の日に帰って来たオヤジを信用していないという、今も昔も変わらない可笑しい川柳である。


熊手を買ったお客は担いで帰る。 20万円くらいか?



なにか買おうと思ったが、熊手は高いので「猫のおみくじ」を買った。
猫の底のシールを剥がすとおみくじが出て来る。安くて可愛いので、私はこれを買った。 小吉であったが、満足である。
帰りは旧吉原を通り過ぎ、浅草に出て名物の千葉屋の「大学芋」を買った。
そして家に戻り、「浅草の酉の市に行って来たよ」と女房に言い、一緒に仲良く大学芋を食べた。熊手は無かったが、大学芋を見て女房は私を信用していた。


鳳神社のおみくじ。 1個300円。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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