心の伊達市民 第一号
東京の小さな秋を探して、近くを徘徊した。
最初は勝鬨橋を渡り、すぐ右へ曲がる聖路加国際病院に行く道である。
途中に小さな街路樹が植えてあり、前に気が付いた時は緑色の実がなっていた。それが秋になり、可愛いピンクの実となった。
更に進むと、左手に「あかつき公園」がある。
公園の中ほどに、カリンの実が見えた。
少し前に黄色くなりかけた時に、1つだけもらって来た。
それが今では熟して、黄色が濃くなっていた。
公園の中に植えてある「ソメイヨシノ」の葉が、紅葉していた。
例年のように真っ赤にはなっていない。
夏が長過ぎた影響かもしれないなー。でも逆光の中で、とても綺麗だった。
「あかつき公園」の前の道の両側に植えられた、「プラタナス」が綺麗だ。
真っ赤な葉と黄色の葉が混在して、綺麗なグラデーションになっている。
あだ緑の葉も多く残っているので、これからしばらくは楽しめそうだ。
葉の大きさは人間の手の平くらいで、「もみじ」よりはるかに大きい。
それが紅葉するのだから、圧巻である。
1本の木にある葉が、緑から黄色、赤と段々と変化して行くようだ。
葉の中ほどが黄色で、周りが赤の葉もある。
これが特に綺麗に感じる。
隣では赤が終り、茶色に枯れた葉も見える。
少し離れた木では、まだ葉が緑と黄色だった。
陽当りの関係か? あるいは風通しの影響か?
緑と黄色の花の取り合わせも、また綺麗だ。
木によっては、葉の大きさが2倍以上のものもある。
(おまけの話)
少し離れた東京駅丸の内の方へ行ってみた。
駅前から続く「行幸通り」の両側に銀杏が植えられている。
いまは和田倉門の先の銀杏が、「黄葉(紅葉)」を迎えている。
黄色くなるのを「黄葉」と書き、同じく「こうよう」と読むのを初めて知った。
東京駅の前に行ったら、7本の茶色くなった葉が付いた木が見えた。
普段はあまり気が付かないが、紅葉になると目立つようだ。
この木は「ケヤキ」だろうか?
木の下のコンクリートのベンチには、いつも人が休んでいる。
東京駅から有楽町まで歩いて行った。
有楽町駅前から銀座方面にかけて、街路樹に桜が植えられている。
桜の葉の紅葉が最終を迎え、道路に落ちて広がっている。
あまり踏み付ける人がいないせいか、綺麗な紅葉の絨毯になっていた。
アチコチと歩き廻り、「秋はいいなー」と感じたのである。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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