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じもとブロガー
心の伊達市民 第一号
花筏も終り、陽気が良くなって来た。
気持ちの良い日に散歩に出て、隅田川を築地大橋で渡った。
定期遊覧船がやって来るのが見えた。
急に「春のうららの隅田川 のぼりくだりの船人が 櫂のしずくも花と散る ながめをなにになとうべき」という童謡が浮かんで来た。
現役の時はまさか私が隅田川の見えるところに住むようになるとは、全く想像もつかなかった。
右手には旧築地市場跡地が見えるが、20日の新聞発表ではこの土地の再開発は三井不動産グループが事業者に選ばれた。「ONE PARK ONE TOWN」がテーマで、2032年に完成する予定だ。
旧築地市場跡地を見ながら、歩道を先に進む。
並行している都道2号線は橋を渡ると地下に入り、汐留で表に出る。
私が歩いて行くと、突き当りの陽当りの良い場所でツツジが咲いていた。
汐留に出ると、もうコンクリートばかりで土の見えるところは無い。
特に目的も無く歩いているので、新橋を通り過ぎて西新橋になる。
交差点を右折すると、道路沿いに「プラタナス」が続く。
幹を見たら、若葉が芽を出していた。「春だなー」と、また感じる。
秋になると、ここの並木の紅葉がとてもキレイである。
内幸町の交差点を過ぎ、左手の日比谷公園に入る。
門の右側の空き地に、「タンポポ」がたくさん咲いていた。
雑草であっても、春の自然を感じる。
日比谷公園には9ヶ所の門がある。
内幸町の門は「中門」で、そこから入ると目の前が日比谷図書館である。
図書館前には巨木の「銀杏の木」がある。
やっと若葉が出て来たところだった。銀杏の花をよく見たことがないので、もう少し経ったら見に来てみようと思った。
日比谷公園は現在、大規模な工事中なので、有楽門へ急ぐ。
門の近くで「もみじ」の赤い花が咲いていた。
花が終ると、プロペラのようなタネが出来て飛んで行く。
「自然は上手く出来ているなー」と感じる。
有楽門を出て日比谷交差点を渡る。
左手は「ザ・ペニンシュラ・ホテル」である。
このホテルに沿って「マロニエの木」が植えられている。
若葉に交じって、伸びた花の茎が見える。間もなく赤い花が咲くだろう。
秋のマロニエの実を期待している私だが、なぜかそこ頃にと枝を切ってしまうのが残念である。
(おまけの話)
新聞の紙面の全面に、派手な広告が載っていた。
フランスの化粧品会社の「Van Cleef」の広告だった。
そこに「東京駅丸の内仲通りでSpring bloomingを行う」と出ていたので、どんなものかと見に行った。
開催初日の午前中だったので、まだ一部では準備をしている場所もあった。会場はパステルカラーで埋めつくされた感じだった。
色とりどりの椅子、休憩所、キッチンカー、通路などがある。
これらはパリを拠点とする「アレクサンドル・ベンジャミン・ナヴェ」の作品だそうだ。春を感じさせる「花」や「若葉」がデザインされている。
見て廻るだけで、気持ちが明るくなるから不思議だ。
誰もいないので、私は椅子に腰かけて、自撮り写真を撮った。
その富紀に中華系の母娘が近付いて来て、黙って私にスマホを差し出した。
私に写真を撮って欲しいのだと分ったが、『なにか言ったら?』思った。
それでも親切に写真を撮ってあげたら、『シェイシェイ』と言ったのである。
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伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/see/entry-22456.html
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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築地、新橋、日比谷、と春のしるしを確認しながら散歩している様子。のどかな雰囲気が伝わってきます。しかし、築地市場あとには、5万人収容のスタジアムができるとか。都心にそんなものは要らない!