【北の丸公園のタケノコ】
都心でタケノコを見るとすれば八百屋である。
日本武道館がある皇居北の丸公園には、小さな竹藪がある。昨年たまたま通り掛かってこの竹藪を知ったので、今年のタケノコを見ようと手帳に書き留めておいた。

そして4月22日の靖国神社の春の例大祭の後に、現地に行ってみた。
やはり竹林では、たくさんのタケノコが出ていた。
なんだか子供の頃を思い出し、とても嬉しくなって何枚も写真を撮った。


 北の丸公園のタケノコ



【影法師】
家から新橋に歩いて行く時には、築地大橋で隅田川を渡る。
すぐ右手は元築地場外市場である。整地が終り仮囲いがあるが、場所によっては中が見えるようにアクリル板が嵌めてある。午後からここを歩くと太陽の光がアクリル板に反射して、歩道に光の模様が出来る。

ある時のことである。丸い光の輪が出来ていた。
私は思わずそこに顔を合わせて、顔ハメ写真を撮った。
撮った写真を見て、『いい年をしてバカだなー』と思ったのである。


反射光で光の輪が出来ていた。



【築地市場跡地再開発】
築地市場の跡地の再開発の応募が締め切られて、住友不動産の企業連合が受注した。
総工費は9000億円の事業規模だそうだ。国際会議場、劇場、商業施設、野球場などが出来るようだ。部分完成は2042年、完全完成は2048のようだから、私は見られないだろう。

臨海地下鉄も計画されているようで、予定駅は「東京~新銀座~勝どき~晴海~豊洲市場~東京ビッグサイト」だそうだ。老朽化が進んだ後楽園ドームも、ここへ移転するらしい。工事の進行状況は私の家の窓から見えるので、とても楽しみにしている。


 我が家の窓から見た「築地市場跡地」



【猫と遊ぶ】
我が家には交換会で譲渡してもらった猫が2匹いる。
ペッパーとポアンである。ある時、オレンジを買って来た時に、保護用のプラスチック網で猫の帽子を作ろうと考えた。きっとい2匹が喜ぶだろうと、私が勝手に思ったのである。

寝ている2匹を無理やり連れて来て、網の帽子を被せてみた。
2匹はとても嫌がったが、記念写真だけは撮らせてもらった。


 ペッパー(左)とポアン(右)



【都心の芝桜】
以前に「芝桜は中央区の晴海埠頭公園にしかない」と書いた。
ところが新聞に、港区三田の芝桜の記事が出ていた。
そこで私は確認に出掛けて行った。場所は田町駅近くの「住友不動産三田ツインビル西館」だった。新しいビルで、1階の奥庭に芝桜が植えてあった。

まだ植えたばかりのようで、育っていないので隙間だらけだった。
晴海埠頭公園の芝桜は規模は小さいが、こちらの方が密集していて綺麗である。


  港区三田の「芝桜」



【街宣車】
大手町付近を歩いていたら、珍しいものに出会った。
懐かしい「街宣車」である。コロナ前は銀座でも良く見掛けたものである。
その頃は3台が繋がって走っていたが、今回は1台だけだった。
この車は虎ノ門にある煎餅屋、「播磨屋」の街宣車の大型ボルボである。

過激な文字がトラックに大きく書かれている。運転席を見たら、若い女性の運転だった。コロナの影響で会社の経費削減で、3台が1台になったのかもしれない。


 播磨屋の街宣車



【HARUMI FLAG】
東京オリンピックの時に選手村になった建物が、室内の大改造を終えて住民が引っ越して来ている。名前も洒落て「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」と名付けられている。
ここは我が家から運河を渡って数分の場所にある。
大規模な開発だったので、現在建設中の2棟のタワーマンションが完成すると、この町の人口は1万2000人となる。

小学校と中学校は既に開校している。町を歩くと、とても人工的な感じがする。交通の便はマンションの外れに、東京BRT、都バス、江戸バスがあるが電車は無い。買い物は不便だが、子供を育てるには良い環境だ。だがサラリーマンは通勤に苦労しそうだ。


「HARUMI FLAG」の敷地内



(おまけの話)【オーバーツーリズム】
オーバーツーリズム(Over tourism)という言葉が、どうやら日本語になっている。
世界から観光客が日本にやって来て、「爆買い」だの「日本は安い」などの話題がニュースになっている。

オーバーツーリズムとは「特定の観光地に訪問客の著しい増加等が、地域住民の生活や自然環境、景観等に対して受忍限度を越える負の影響をもたらしたり、観光客の満足度を著しく低下させるような状況」を言うと解説があった。


 東京駅丸の内側のタクシー駐車場



高野山の所属している地域は、和歌山県伊都郡高野町である。
いまここでオーバーツーリズムで、大問題が起きている。
町の人口は2600人ほどの小さな町であるが、ここへ観光客が押し寄せている。
その人数は昨年1年間で、なんと140万人である。

町に宿泊する人数は約20万人で、その内の外国人は9万4000人にもなる。
その結果、上下水道、公衆トイレの数、ゴミ処理費用、道路の維持費、警備員費用、外国語対応施設などが必要になっているが予算が無い。


東京駅の行幸道路の「オープン・スカイバスとマリオカート」



高野町は観光客から「法定外目的税」を徴収する案が出ているそうだ。観光産業に関係ある住民は観光客から利益を得ているが、観光被害だけを受ける住民は堪ったものではない。東京都では宿泊税を徴収しているが、1泊の素泊り料金が1万円~1万5000円は100円、1万5000円以上は200円となっている。安過ぎないか?

富士山も入山料を検討中であるが、これはすぐにもやるべきだ。
東京はキャパシティが大きいので大問題にはなっていないが、それでも私はランチ、都バス、地下鉄で小さな被害を受けている。


 皇居前公園で休む若い刺青の外国人女性2人。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    Over tourism ですが、イタリアのヴェニスもとうとう入場料をとり始めましたね。ヴェニスに入る人はみな、お金を払わなくてはならない制度です。日本もドンドンやってほしいです。たいしてリッチでもない大勢の人が、気軽に海外旅行できる世の中になったので、それに対応する手段が必要でしょう。

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