心の伊達市民 第一号

写真で見る東京(34)・・・中央区の花


天気も良く、気温も丁度良いくらいなので散歩に出た。
今回は「中央区の花を見る」をテーマにした散歩である。
最初はマンションの裏から出て、晴海埠頭公園に行き芝桜を見ることにした。

都心で芝桜を見られる場所は、ほとんど無いと思う。
花の量は少ないが、ピンクに染まった一帯はとても綺麗だった。


「芝桜」(晴海埠頭公園)



「晴海フラッグ」から都バスに乗って、築地3丁目で降りた。
そこから少し戻って、聖路加国際病院方面に進み「あかつき公園」に行った。
そろそろカリンの花が咲く頃だと思ったからだ。

カリンの実は昨年もここで拾って来たが、花は見たことが無かった。
茂った葉の間を探したら、小さな可愛らしい花があった。
この花があんな大きな実になるのだと思うと、とても感心した。


 「カリンの花」(あかつき公園)



「あかつき公園」を裏から出て、築地本願寺に行った。
正門の右手の小さな門を入ると、通路に沿ってツツジが大量に咲いている。
突き当りには大きな親鸞聖人像が立っている。

外国人観光客が築地市場の見学の後に、次々とここへやって来る。
そして写真を撮る。誰でもスマホを持っているので何でも撮るが、後でなんだか分からないのでは?


 「ツツジ」(築地本願寺)



本願寺を出て、裏道を銀座方面に向かう。
途中で首都高速度を渡るが、その上は「築地川公園」となっている。
私の歩いた道では「亀井橋」で、築地川公園に入る。

奥に「藤棚」が見える。丁度、藤の花が満開で、とても綺麗だ。
藤棚から大きな長い藤の花が下がっているが、見事である。


「藤の花」(築地川公園・亀井橋)



次に昭和通りを渡って、銀座地区に入る。
この道は「マロニエ通り」と名付けられているが、その名の通り道路の両側にマロニエが植えられている。いまは花の茎が延び、蕾が見える。間もなく赤い花が咲くだろう。秋には枝落しをしないで、実をならせて欲しい。マロニエの実は栗に似ている。


マロニエの花(マロニエ通り)



そのまま進み、銀座通りを通り越す。
並木通りを左折する。すると左右に、小さなアジサイが植えられているのが見える。
これが6月頃になると大きく育ち、並木通りはアジサイ道路となるのである。

小さなアジサイをよく見たら、小さな蕾が出来ていた。
自然の季節感はドンドンと、花の咲くのを先取りしている感じがする。


「アジサイの蕾」(並木通り)



聖路加国際病院近くの「あかつき公園」には、時々、行く。
この公園に植えられている、メタセコイアを見に行くのである。
新緑の時も良い。秋の紅葉も良い。今回はカリンの花を見に行ったのだが、地面に沢山のメタセコイアの種の殻が落ちていた。

「種があるなら、きっと花がある」と思い探したが、見付けられなかった。
ネットで調べたら、なんと2月下旬に花が咲き、4月後半に実がなるのだと分った。


 「メタセコイア」の種の殻(あかつき公園)



(おまけの話)
銀座松屋横の松屋通りに行ってみた。
ここではいまが、白いハナミズキがとても綺麗である。
道路の両側に植えられたハナミズキは、みんな白い花を咲かせている。

ハナミズキにはピンクのものもあるのだから、「交互に植えてくれれば良かった」と私は勝手に思っている。


 「花水木」(松屋通り)



ハナミズキの花のように見えるのは実は花ではなく、花の付け根の葉で「総苞片」というものだそうだ。中心に見える丸い玉のようなものが「花」である。
ハナミズキは1915年に日本からワシントンへ贈った、桜の木のお返しだったそうだ。

英語名は「dogwood」で、その意味は樹液が犬の蚤退治に役立ったからだそうだ。
日本名の「花水木」は美しいが、本家の英語の「犬の木」とはずいぶん違うものだ。


 「花水木」



花水木にはピンク色もあるが、今回の散歩では見付けられなかった。
中央区のどこかで見たような気がしているが、勘違いかもしれない。
昨日のことも忘れるのだから、かなり前のことなど全く当てにならない。
でも中央区の花を探して散歩をしたが、意外にも中央区には花が多いと気が付いた。


 「花水木」

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コメント

  1. インバウンド観光(Y)

    インバウンド観光(Y)

    返信

    都内の観光地をTVで観ればインバウンドで混雑する街中ばかりである。
    今回の「花だより」は一服の清涼剤ともいえる。都内にもこれ程の花の便りを発信できる事が判り、mushanavi君の取材力に感心している。インバウンド観光客は我が国にとっては経済的には助かる場面ではあるが、暇人の年寄りには混雑に負けて出掛ける事の出来ない困った状況でもある。
    この円安は何時まで続くのだろうか?

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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