心の伊達市民 第一号
天気も良く、気温も丁度良いくらいなので散歩に出た。
今回は「中央区の花を見る」をテーマにした散歩である。
最初はマンションの裏から出て、晴海埠頭公園に行き芝桜を見ることにした。
都心で芝桜を見られる場所は、ほとんど無いと思う。
花の量は少ないが、ピンクに染まった一帯はとても綺麗だった。
「晴海フラッグ」から都バスに乗って、築地3丁目で降りた。
そこから少し戻って、聖路加国際病院方面に進み「あかつき公園」に行った。
そろそろカリンの花が咲く頃だと思ったからだ。
カリンの実は昨年もここで拾って来たが、花は見たことが無かった。
茂った葉の間を探したら、小さな可愛らしい花があった。
この花があんな大きな実になるのだと思うと、とても感心した。
「あかつき公園」を裏から出て、築地本願寺に行った。
正門の右手の小さな門を入ると、通路に沿ってツツジが大量に咲いている。
突き当りには大きな親鸞聖人像が立っている。
外国人観光客が築地市場の見学の後に、次々とここへやって来る。
そして写真を撮る。誰でもスマホを持っているので何でも撮るが、後でなんだか分からないのでは?
本願寺を出て、裏道を銀座方面に向かう。
途中で首都高速度を渡るが、その上は「築地川公園」となっている。
私の歩いた道では「亀井橋」で、築地川公園に入る。
奥に「藤棚」が見える。丁度、藤の花が満開で、とても綺麗だ。
藤棚から大きな長い藤の花が下がっているが、見事である。
次に昭和通りを渡って、銀座地区に入る。
この道は「マロニエ通り」と名付けられているが、その名の通り道路の両側にマロニエが植えられている。いまは花の茎が延び、蕾が見える。間もなく赤い花が咲くだろう。秋には枝落しをしないで、実をならせて欲しい。マロニエの実は栗に似ている。
そのまま進み、銀座通りを通り越す。
並木通りを左折する。すると左右に、小さなアジサイが植えられているのが見える。
これが6月頃になると大きく育ち、並木通りはアジサイ道路となるのである。
小さなアジサイをよく見たら、小さな蕾が出来ていた。
自然の季節感はドンドンと、花の咲くのを先取りしている感じがする。
聖路加国際病院近くの「あかつき公園」には、時々、行く。
この公園に植えられている、メタセコイアを見に行くのである。
新緑の時も良い。秋の紅葉も良い。今回はカリンの花を見に行ったのだが、地面に沢山のメタセコイアの種の殻が落ちていた。
「種があるなら、きっと花がある」と思い探したが、見付けられなかった。
ネットで調べたら、なんと2月下旬に花が咲き、4月後半に実がなるのだと分った。
(おまけの話)
銀座松屋横の松屋通りに行ってみた。
ここではいまが、白いハナミズキがとても綺麗である。
道路の両側に植えられたハナミズキは、みんな白い花を咲かせている。
ハナミズキにはピンクのものもあるのだから、「交互に植えてくれれば良かった」と私は勝手に思っている。
ハナミズキの花のように見えるのは実は花ではなく、花の付け根の葉で「総苞片」というものだそうだ。中心に見える丸い玉のようなものが「花」である。
ハナミズキは1915年に日本からワシントンへ贈った、桜の木のお返しだったそうだ。
英語名は「dogwood」で、その意味は樹液が犬の蚤退治に役立ったからだそうだ。
日本名の「花水木」は美しいが、本家の英語の「犬の木」とはずいぶん違うものだ。
花水木にはピンク色もあるが、今回の散歩では見付けられなかった。
中央区のどこかで見たような気がしているが、勘違いかもしれない。
昨日のことも忘れるのだから、かなり前のことなど全く当てにならない。
でも中央区の花を探して散歩をしたが、意外にも中央区には花が多いと気が付いた。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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