心の伊達市民 第一号
ブログ閉鎖中の話題(2014年10月26日)
3日目は朝から小雨が降っていた。 寒くて、石油ストーブを点けた。
昨夜は連れのイビキが凄くて、一睡も出来なかった。
最終日は雨の上、朝から寒いし、幸先が悪いことが起きている。
母屋に行って、炉辺で「正しい日本の朝食」を食べる。
久し振りに「生卵のかけごはん」を食べた。 私が最後に生卵を食べたのは、いつのことか? こんなところで日本人であることを再認識させられた。
宿の女将にこの辺りで紅葉の綺麗な場所を聞いてみた。
女将 『そこを右に出て少し行くと屏風岩があって、そこの紅葉が綺麗です』と言う。
私 『何キロくらいですか?』
女将 『キロ数は分らないけれど、すぐそこです』
そこで先ずは屏風岩へ向かう。
教えられた通りに進むと、道はドンドンと山の中に入って行く。
紅葉が綺麗だ。 そして、道は行き止まりとなってしまった。
仕方なく戻り、途中にあった細い二股路を今度は右に行く。 通る車も無く、紅葉が素晴らしい。屏風岩は見付からず、30キロくらい続く紅葉の中を堪能して走る。
その山道がT字路に突き当り県道に出た。 そこからはカーナビに出ているので、右折する。そして5分ほど走ったところで、突然、右側に屏風岩が出て来た。
田舎の人は50キロも先のことを「すぐそこです」と言うのだから困る。
そのすぐ先には素晴らしい紅葉を背景に落差100メートル以上の滝があった。
案内看板も出ていない無名の滝らしい。
小雨の中を濡れながらシャッターを切る。
その先も紅葉が続く。
見渡す限りの山々が小雨と霧の中で紅葉している。
写真には綺麗に写らないが、これだけ続く紅葉道路は初めての経験だ。
「すしざんまい」じゃないが、「紅葉ざんまい」の3日間の旅であった。
紅葉だけで「腹いっぱい」になった。
(おまけの話)
私が撮影旅行から戻ると、日本へ来ているベトナム人実習生から宅急便で枝豆が届いていた。通常の2倍ほどある大きな、立派な豆だった。そして、手紙が添えられていた。それが可笑しい。「意味は分るけれど・・・」なので、紹介する。
『橋本先生へ、先生、お元気ですか? 暫く時間、先生に手紙を返事しませんでした。最近、元気が変わって、寒くなりました。 お健康に注意しなさい。今日は私と皆さんと一組にボランティアで収穫しました』。
『皆さんも親友に沢山送ってあげました。この豆は篠山市のお土産なので、先生は口にあうかどうか、分りません。でも、先生とご家族とお召しあがりください。これはあのほんの気です。 お美味しくなりますように』。
でも、たった1年でこのくらいの日本語の手紙を書けるのは凄いと思う。
私達は何年も英語を習っていたのに、この程度の手紙も英語で書けないのである。
私は彼女達に日本語の間違いを正して返信してあげているので、ドンドンと上達している。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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