心の伊達市民 第一号

小さな話(9)

【桜の開花宣言】
今年の東京の桜の開花予想は2月11日時点では3月22日(土)だったが、間近になり19日に雪が降った影響か24日に延びた。その後、5月並みの気候となり23日になった。
日曜日は出掛けない私なので、22日に様子を見に行った。

開花宣言に使う標準木は、靖国神社の神楽殿の横にある木である。
今までも何度も見に行っているが、昨年も気象庁の職員が桜の木の下で咲いた花の数を数えていた。5~6輪咲けば開花宣言となるそうだが、私が見に行った22日はまだ蕾もあまり膨らんでいなかった。

これでは23日も無理なので、24日に開花するだろうと思いながら家に帰って行った。
その後、ニュースによると、やはり24日になり今年の開花宣言が出されたのである。


 「神楽殿」前の標準木はまだ固い蕾(3月22日)



【生真面目な男】
私のブログを毎朝読んでは、必ず1週間に1度はコメントを手紙で送って来るHさんがいる。彼は非常に真面目な上に几帳面な男である。もう10年以上も前のことだが、ある時、Hさんと道で出会った。

そしてどういう経緯かは忘れたが、『あなたは社長に向いていない。そろそろ会社を畳んだ方が、あなたも従業員にも良いと思う』と話した。
いま考えると「余計なお世話」であったかもしれないが、彼は本当に会社を畳んで悠々自適の生活に入った。

最近のサラリーマンのリュックの私のブログを読んで、彼はあまり上手ではないが手書きの絵を送って来た。彼は現役の時は「背広」、「革靴」、「革鞄」だったので、最近のサラリーマンのラフな格好でリュックを背負い、スニーカーで歩きスマホが気に入らないらしい。「服装の乱れは心の乱れ」と思っているのだろう。


  「スマホ見屋」&「リュック三郎」



【配送ロボット】
月島の図書館に行った時に、歩道を赤い箱が動いているのが見えた。「なんだろう?」と思い近付いたら、私を察知して箱は止まった。
赤い箱と思ったのは、無人配送ロボットで、車体の横に「RAKUTEN」と書かれていた。HPで調べたら2024年11月から中央区晴海全域、月島と勝どきの一部で「食事」や「商品」の配送サービスを始めたそうだ。

私はその後に晴海フラッグに行ったら、また同じ無人配送ロボットが来るのが見えた。
そこで今度は動画を撮影した。このロボットは大変にお利口で、進行方向に邪魔物があれば停止する。無くなると、また動き出す。
信号のある交差点に来ると、赤信号だと止まって待つ。青信号になると進んで、その時は右折するらしく赤信号で待っていた。

私の見たところでは、かなり長い距離を人の歩くくらいの速さで進む。
これが一般化するかどうかは、まだ分からない。



【エルメスのアート】
3月20日から銀座のHERMESの「Le Forum」で、「スペクトラム スペクトラム」というアート展が始まった。私はここで毎月、1回行われる映画を見に行っているので、時間さえ合えばアートも見て来る。

今回のアート展は『ブリュッセルと東京にある2つのエルメス・ギャラリーの協働によるグループ展で、ブリュッセルにあるラ・ヴェリエールにて開催された「Spektrum」を鏡のように映し出しながら、東京のメゾンエルメスフォーラムで、新たなナラティブの構造を重ね合わせて行く対話の中で生まれました』と、なんだか難解である。

でも難解というのもアートの条件かもしれないと思い、分かったフリをして見て廻った。


「スペクトラム スペクトラム」



(おまけの話)
「おまけの話」のテーマが無く困っている。そこで今回は私の好きな建物である、「東京国際フォーラム」の写真を載せる。そしてHPからこの敷地の歴史、誕生までの経緯、設計者の順に、建物に付いて概略で説明して行く。

(1)敷地の歴史
『この敷地は江戸時代には大名の上屋敷が並ぶ大名小路と、現在の馬場先通りの交差点に位置し、土佐藩・阿波藩の上屋敷があった場所である。
周辺の開発と同時期の1894年に東京都庁がこの地に移転した。1991年の新宿移転まで東京都庁舎が存在した』。


  1階からB1を見下ろす(東京国際フォーラム)



(2)誕生までの経緯、
『旧都庁舎は戦前に建設されたものも多く、著しい老朽化や事務室スペースの狭小等が問題となっていた。都政の近代化を達成するために検討を重ね、1985年8月に「東京都シティ・ホール建設設計基本構想」を発表した。・・・』

『この中で新宿地区に本庁舎、議会棟などの行政機能を移転させ、丸の内地区に国際会議の開催も可能な都民ホールを中心とするフォーラムを配置するという考えが示された。この構想の発表を機に、丸の内地区に「東京国際フォーラム」を誕生させる計画が具体的に進み始めた』。


 この鉄骨ガラス構造のデザインが私は好きだ。



(3)設計者
『1988年12月、東京都が設計競技概要を発表し公募を開始したところ、50カ国から395件という多数の応募があった。1989年11月、米国のラファエル・ヴィニオリ氏の作品が最優秀作品に決定した。作品は敷地の持つ特殊な条件を最も巧みに生かし、・・・』

『多様なパブリック・スペースの提供により本施設のさまざまな機能的要求に応える完成度の高いものだった。大小施設のホールは、個別の利用にも、一体的な利用にも対応するようになっていた。1997年1月10日、東京初のコンベンション&アートセンターとなる東京国際フォーラムが開館となった』。


 巡回警備中のロボット

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コメント

  1. ああー勘違い(Y)

    ああー勘違い(Y)

    返信

    銀座でサッカーと聞いてのコメントは、全くの「ああー勘違い!」でありました。『会場となるGINZA 456にお越しいただき、2030年の観戦を』との紹介記事を覗くと、最近のバーチャル技術の向上に驚くばかりでした。恥ずかしながら先ほどのコメントを掲載しないでもらいたい。

  2. 返信

    このコメントは承認待ちです。

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伊達季節移住のススメ

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

詳しくはこちら
ジャンル
娯楽・趣味
アクセス総数
1,470,203回

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