秋と言えば「菊の花」である。
「菊の花」と言えば「菊人形」である。
しかし菊の花と人の顔は合わないので、私はどうも菊人形が好きになれない。
これは個人の好みの問題だが、私は大輪の3輪の菊の花が好きだ。
このやり方を本職の人達は、「三本仕立て」と言うらしい。


亀戸天神は太鼓橋を2つ渡ると本殿となる。
 

亀戸天神で10月25日から「菊まつり」が始まった。
ここへ行くにはマンションの前から都バスに乗り、東京スカイツリーを通り過ぎて、約40分で亀戸駅の1つ手前の停留所に着く。そこから5分くらい歩く。
亀戸天神は2月に「梅まつり」、5月に「藤まつり」、そして10月に「菊まつり」と続く。


満開になると華やかだが、蕾だけは寂しい。
 

今年の「菊祭り」は10月25日から、11月22日までだそうだ。
私が行った日は、菊祭りが始まったばかりの10月26日だった。


行ってみて気が付いた。いつものお祭り特有の人出が無いのである。
そして菊の花が飾ってある場所に行くと、花は飾ってあるが殆どが蕾であった。
これだけ長丁場のお祭りなので、菊の花が一番美しいのは祭の後半のようだ。


満開になれば、菊の花が流れるような感じになる。
 

花の咲いていない菊祭りほどつまらないものは無い。
私は大輪の3輪の菊の花を見たかったので、蕾の3輪はなぜか寂しい。
更に撮影目的の「菊人形」は、どこにも姿も形も見えない。
また今回も私のセッカチな性格が出てしまい、菊の花も見られずに亀戸天神を後にしたのである。


三本仕立ても蕾だけでは形無し。
 

蕾だけの菊の花と池の亀を撮影してから、裏通りを進んで亀戸駅まで歩いた。
そこに目指す「亀戸餃子」があるからだ。
この店には以前に何回か来たことがあるが、今回は2~3年ぶりだと思う。
店は駅からすぐの場所で、路地裏でひっそりと営業していた。


路地裏にひっそりと営業しているが、店の中は満席。
 

店内はU字型のカウンター方式で、吉野家スタイルである。
黙って座ると注文もしていないのに、餃子が2皿出て来る。1皿は270円(税込み)で事情を知らない人は驚くが、この店は餃子以外のメニューが無い。ライスさえも無い。


店の壁に書かれているのは、酒の銘柄と値段だけである。
しかも最初の注文は「2皿から」と決っていて、1皿の注文は出来ないのである。


餃子は1皿に5個(私は2皿だけ×270円)       隣の80歳過ぎと思われるバアチャンは4皿で驚いた。
 

2皿を食べ終り黙っていると、店員に「いくつ?」と聞かれる。
だからもう食べられないと思ったら、「あと1皿」とか、「もう終り」と言わねばならない。
でも「食べ放題」の店ではないので、食べただけ料金は請求される。


私は特別に美味しいとは思わないが、軽めの餃子でファンは多い。
亀戸は他にも色々とあり、ゆっくりと下町散策をすると楽しい街である。


「亀戸餃子」の向かい側は「ニューハーフパブ」。
 

(おまけの話)
亀戸天神で菊の花を見られなかったので、11月になってから靖国神社に行ってみた。
ここは以前に行った時にも「菊花展」をやっていたので、あることは確かだ。
地下鉄「九段駅」を出ると、靖国神社に向かう人がチラホラ見えた。
なにも行事の無い時は、この程度の人出である。


「ぎんなん」が地面いっぱいに落ちていた。
 

大鳥居を入ると、どこからともなく甘い香りがして来た。更に進むと香はかなり強くなった。
参道の両側に植えられた銀杏の木から「ぎんなん」が落ちて、それが匂っていた。
誰も拾う人がいないのか、地面は「ぎんなん」で溢れていた。


靖国神社の「菊花展」は立派である。
 

「神門」を入ると、右手に小屋が見え、そこに菊の花が陳列してあった。
それぞれの出品者の名前が書かれ、菊作りの腕を競っている。
今が見頃のようで、全ての花が満開である。


亀戸天神でまだ咲いていない菊を見た後なので、いつもより美しく感じた。
しかし最近は菊人形は人気が無いのか、ここでも陳列はしていなかった。


名前は分からないが、細い花弁が放射状に広がっているところが美しい。


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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