
心の伊達市民 第一号
夜の五輪散歩
我が家では夕食を終えると、午後7時30分頃になる。
居間のカーテンを閉めて、後は風呂に入り本を読み寝るだけである。
窓から外を見ると、隅田川に架かった橋がオリンピックの為に5色にライトアップされているのが見えた。

窓から見ても綺麗なので、食後にカメラを持って夜の散歩に出かけて行った。
年のせいか、夜になってから出掛けることは滅多に無い。
ここへ越して来てからだと思うが、なぜか「暗くなったら家に戻る」という習慣が身に付いてしまった。
まるで私は「野鳥」の習性みたいになっている。

先ずは隅田川に向かい、環状2号線が通過する「築地大橋」の近くに行った。
この橋は隅田川に架かる橋では一番新しく、しかも東京湾に一番近い橋である。
新橋から家に戻る時は東京BRTに乗り、この橋の上を通過すると、すぐに私の降りる停留所となるので親しみがある。(環状2号線は今はオリンピック専用道路だが、東京BRTだけは通行可となっている)

隅田川テラスに出てみたら、築地大橋が美しく五輪色でライトアップされていた。
テラスでは多くの若者が座り込んで、ビールを飲んで橋を眺めている。
カメラを持ってウロウロしているのは、高齢者ばかりだ。
ジジイは大した趣味が無いので、お金の掛からない写真撮影をする人が多い。

隅田川を上流の方に進むと、次は勝鬨橋である。
この橋は都バスで銀座方面に行く時に渡る橋で、いつも渋滞している。
この勝鬨橋の名前の由来は「1905年に日露戦争で日本軍が激戦地の旅順を陥落させたことを記念して地元有志が設置した橋である。その時に戦勝を記念して勝鬨の声を上げたことから、勝鬨橋と名付けられた」のである。

勝鬨橋の下を通り抜けて先に進むと、「佃大橋」が見えて来る。
この橋は鉄骨構造ではなく、コンクリート製なのでただの橋である。
しかしライトアップがされると、かえってそのシンプルな橋の構造が美しく見える。
橋の向こうには5色でライトアップされた「東京スカイツリー」が見える。

夜は汚いものを全て隠してくれるので、誠に美しい光景となる。
撮影が終り、隅田川テラスを戻る。折角だからと、築地大橋の歩道に行ってみた。
橋の上からの光景も素晴らしかった。バスが次々と選手村方面から戻って来る。きっと選手を送り届けて、これから築地市場跡地のバス駐車場に入るのだろう。
汗ビッショリになり家に戻り、入った風呂の気持ちの良かったこと。
これでビールが飲めたら最高なのだが、アルコールの駄目な私は水で我慢した。

(おまけの話)
五輪散歩のついでに、オリンピック村の夜の様子を知りたくなった。
マンションの敷地の端まで行って、オリンピック村の方向を見た。
選手村全体が暗い感じで、寂しい感じさえする。
私が考えていたより、電気が点いている部屋が少ない。
既に競技を終えて帰国した選手もいるだろうし、この時間に競技中の選手もいるのだろう。

望遠レンズで見ても部屋の中は見えない。
1階が集会場所になっているのか、何人かの人が動いているのが見える。
その部屋の前が無人電気自動車の停留所になっていて、丁度、車がやって来て停まった。
フェンスで囲われている選手村には外出の自由は無い。見ている私は自由である。
「バブル方式」と言えば聞こえは良いが、よく考えてみれば選手村は「監獄」のようなもので誠にお気の毒である。

隣の明るい建物は、どのやらアスレチックジムのようだ。
自転車や体操器械らしきものが見える。ここには人影が多く見える。
競技に備えて体を動かしているのだろう。
私のマンションの49階のスカイラウンジは、オリンピック期間中は閉鎖となっている。
理由は不明だが、上から選手村が丸見えであることも関係ありそうだ。
でも私が写真を撮った場所はもっと近いのだから、部屋の閉鎖は変な規制だと思う。

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
詳しくはこちらハッシュタグ
月別アーカイブ
「むしゃなび」はこちらの皆様に支援して頂いています
人気の記事
-
05/09(金) 「墓参り」と「八王子ナポリタン」
-
05/06(火) ゴールデンウィークの過ごし方
-
06/22(木) ビルヂングか、ビルディングか?
-
05/10(土) H君を偲ぶ会(2回目)

イベント
ブログに関する
特集記事
-
-
旅するイタリアンレストランを目指して☆ 〜洞爺湖 Lagorto ファンキーコンビは今日もいく〜
左側は代表の木村香葉子さん。 伊達市ご出身。 東日本フェリーの船内で6~7年勤めたのち、派遣バイトを始め各地を転々としていました。 ある時はキロロで、またある時は礼文島で、そんな時、所属していた派遣会社を通して右側の利光優子さんと知り合いました。 そして真狩の佐伯農園さんで働いたことが、その後の二人を決定づけることになりました。 優子さんは愛知県のご出身。 29歳でホテル調理の仕事を始め、イタリアンやフレンチの修行を積みました。 育った場所も経歴も違う二人。 この二人を今に繋げたのは、佐伯農園さんが経営する『Pomme ポム』というファームレストランでした。 シェフを探していた佐伯さんに優子さんを紹介したのが香葉子さんだったのです。 そして優子さんは即断して北海道にやってきました。 裏の思いとして、あるメリットを感じたからでした ということで。 今回は洞爺湖温泉に2021年6月 カジュアルなイタリアンレストラン『Lagorto』をOPENされた香葉子さんと優子さんを尋ねました。 仕込み時間という短い時間をいただいた取材だったため、実は事前にお二人の人となりがなんとなく分かる写真のご提供をお願いしていました。 すると届いた写真がこちら〜。 むむむ〜! なんてファンキーな!! 今となってはどの人がお二人なのか分かりませんが、このイカした面々のうちのお二人がのちのLagortoコンビなのでした。 なるほど〜! これが裏のメリットか〜!! 筆者はライター・ガイドの他にもスキーインストラクターをしているのでイメージできるのですが、ちょうど彼女たちの世代の方々は、いわゆるリゾートバイトなどをしながら冬山に籠り、リフト券貸与の恩恵を受けながら、スキーやスノーボードをしまくる!という生活をする方が当時は多かったのです。 現在若い世代の方にはあまり見かけないワーク&ライフスタイルです。 これまで様々なジャンルの方を取材させていただきましたが、実はコロナ禍に新たな道を開拓された方が多いです。 そして成功されている。 それは決して火事場の馬鹿力ではなく、自分の生き方をしっかりと見つめ直し、コロナ禍をチャンスと見ることができた方々でした。 何を食べても美味しいとすぐに話題となった『Lagorot』では、顧客の7割が地元の方だそうです。 わずか2年余りで地域に根付くのは素晴らしいことです。 きっとそれだけ、おふたりの店への想いが強いということなのでしょうね。 ところで、店名『Lagorto』の意味を訊ねました。 なるほど、『洞爺湖を望む坂の途中にある菜園のようなレストラン』ということですね。 こちらはメニューのごく一部です。 Lagortoさんのメニューラインナップは、基本、お酒のつまみにもなるものが多いです。 それなのに、実は違いの分かるお子様にも人気なのだとか? パスタの具にご注目。 真狩佐伯農園さんとのつながりがあるからこその、ふんだんに使われた百合根! これ、都会で食べたらとんでもないお値段になります^^; なるほど。 『旅するイタリアン』というわけですね〜。 旅先では楽しく遊んだり、飲み歩いたりもしつつ、料理はガチで本物を提供する。 やっぱりファンキー! カッコいい!と思います。 めっちゃ喧嘩をするとは言いながらも、「二人でやりたいです!」とキッパリと話してくれました。 洞爺湖の『Lagorto』で食べるイタリアンはもちろん美味しいけれど、ふらりと出かけた旅先で、お二人に会えたら嬉しいなあ〜と思った筆者でした。 ―Lagorto情報― ・代表 木村香葉子 ・シェフ 利光優子 ・北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉54秋田ビル1F ・詳細はFBまたはInstagramよりご覧ください
Rietty
0