
心の伊達市民 第一号
国立競技場の見学
昨年の東京オリンピックが終った後に、国立競技場に外から全景写真を撮りに行ったことがある。
その時に競技場入口近くの壁に、「競技場の見学」の貼り紙を見た。
そのまま忘れていたが、なにかの拍子でそれを思い出した。
そしてネットで調べたら、まだ見学会をやっていることが分かり見学予約をした。

地下鉄「国立競技場駅」を出ると、目の前が国立競技場である。
競技場は場内の工事が行われていない日だけが見学できるので、ほとんどが日曜日である。
そこで2月27日(日)午前11時~11時30分の回に、予約をして出掛けて行った。
見学料は1000円である。国立競技場も他のオリンピック施設と同様に、オリンピック後の維持管理に金が掛かり赤字が見込まれているから1000円も仕方ないか。

国立競技場の全景を撮影できる場所は限られている(パノラマ撮影)
この国立競技場は当初から問題だらけだった。
覚えていると思うが、当初はイラク人女性建築家のザハ・ハディドという人が設計をした。
その後、建築費が当初の2倍以上となり、また東京オリンピック組織委員長の森喜朗氏が「生牡蠣がドロッと垂れたみたい」と言って物議を醸した。
結局は予算の関係でザハ・ハディド氏に違約金を支払い、設計は「隈研吾氏」に変更となったという経緯があった。その時に私は『東京オリンピックに、なぜイラク人建築家を選んだのか? 日本人の建築家にすべきだ!』と思っていた。

通路から入口を入ると、目の前にフィールドが広がる。
当日は午前10時30分から受付開始なので、地下鉄「大江戸線」の「国立競技場駅」に10時30分に着くように家を出た。競技場の入口には係員が待っていて、チケット窓口に案内された。
氏名と予約時間を確認し、1000円を支払う。
次に係員がエレベーターに案内するので、私は聞いた。
私 『予約時間は11時からですが?』
係 『いまから入れます』

芝生の場所ではスプリンクラーが働いていた。
エレベーターに乗る前にカメラがあり、自動検温をする。
予約時間前なのに、なんだかよく分からないがエレベーターで4階に上がる。
客席の入口近くに表彰台が置いてあり、自撮り写真が撮れるようになっている。
私は1位の表彰台に乗り、写真を撮った。誰が考えたか、なかなか良いアイディアである。
中に入ると目の前にスタジアムが広がる。

座席のモザイク模様は「空席」が目立たない。
そこにも自撮り写真用のスタンドが置いてあるが、スマホ用なので係の女性に私のカメラを渡してシャッターを押してもらった。眼下に見えるフィールドの周りは客席が取り巻いていて、客席がモザイク模様になっている。
これは説明によると「白、黄緑、グレー、深緑、濃茶」の5色になっている。
この5色を「アースカラー」と言い、公式には森の木漏れ日を表しているそうだ。
しかし実際は『空席が目立たなくなる』という、目の錯覚を利用しているのだそうだ。

選手の入退場口
スタジアムの中は指定された場所しか行けないので、そうは長くいられない。
写真を撮り、座席に座ってみる。しばらく座っていたが、もうやることが無い。
仕方ないので、トイレを見に行った。そうしたらをウォッシュレットではないのに驚いた。
見学が終り家に戻ったら、パソコンにアンケートのお願いが入って来た。しかし早過ぎる。
幾つかの項目にチェックを入れるのだが、『料金が高い』にチェックを入れて送信した。

隈研吾氏の設計は木材をふんだんに使うので落ち着く。
(おまけの話)
国立競技場の見学は30分くらいで飽きてしまった。
この後は「どうしようか?」と考えたが、良い考えが浮かばない。
近くの森の中に以前は「ちゃんぽん」と「皿うどん」で有名だった「水明亭」があった。
私はここを贔屓にしていて、近くを通る時は立ち寄っていたので懐かしくて行ってみた。
しかしこの店は2018年に閉店となり、いまは何故だか公園になっていた。

絵画館前はいつもと違い、混雑していた。
ランチはとりあえず後にして、銀杏並木の方へ歩いて行った。
絵画館前に行ってみら大勢の人達がいて、売店まで出ている。
何ごとかと思ったら、大学の自転車競技のスタート地点になっていた。
外苑の周回道路は自転車競技の為に通行止めになっていた。
歩道を歩いて行ったら、銀杏並木の途中に自転車競技の折返し地点があった。

外苑の周回道路を疾走する選手達
私は秋でもないのに銀杏並木を見に来たことは無いが、冬の銀杏並木は寂しさが漂う。
後ろからオートバイに先導されて、一群の自転車がやって来た。
私は折返し地点で待ち構えて、選手達の写真を撮った。
なにしろスピードが速いので、どこの大学の選手かも分からなかった。
それに影響されて、いま見て来たばかりの国立競技場でスポーツを見たいと思たのであった。

銀杏並木の途中が折返し地点になっていた。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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チカプ~“こだわりを持たない”というこだわりのパン屋さんに出会った。
伊達市南稀府町 緑丘高校をすぎ、さらに山の方へ走ると「チカプ」はありました。 看板には“しあわせの青い鳥”が描かれています。 オープン時刻直後から次々と焼き立てパンを買いにいらっしゃるお客様。 その切れ目を待っていた筆者は、パン工房からの香りだけで幸せな気分に浸っていました。 それは、くどい匂いが一切しない、シンプルな香りでした。 ↑今の気温が高い時期だけ限定で10:30~開いています。でも全部揃うのは11:00~ 昨年5月、関東圏から移住してこられた佐藤さんご夫妻が、お店をOPENされたのは2021年6月のこと。 それまでは、旦那様は美容室を経営し、亜実さんはパン屋さんに勤めていました。 「本当は北広島市で美容室を営みながら、私はその片隅でパンを売ろうと思っていたのです。」 と亜実さん。 ところがこのコロナ禍。 住み慣れない街でのチャレンジをするにはあまりにもリスクの高い状況でした。 すっぱりと諦めた旦那様は、亜実さんの夢を全面的にバックアップすることに決めました。 そこで、親戚が伊達市に住んでいらしたご縁から、物件を探し、店舗付き住宅にリノベーションをしました。 オーナー佐藤亜実さんは「チカプ」の職人兼店主として。 旦那様は主夫 兼 畑係 兼 販売係として。 見事な連携でお店を切り盛りされていらっしゃるのでした。 亜実さんは製菓製パン専門学校ご出身。 パン作り一筋で16年のキャリアをお持ちです。 ↑一度に二組のみの入店とされています。感染予防対策もしっかりとされていました。 ↑庭のお花も店内に素敵に飾られています。 ↑実はこちらはフィッティングルーム。パン屋さんにフィッティングルーム??? ↑亜実さんのご実家(茨城県)のお母様がもんぺなどを作っていらっしゃいます。 こういうところにも佐藤ご夫妻の自由なセンスが光ります。 ↑立派なとうもろこし! 筆者はこのとうもろこしが入ったパンを購入しました。 ↑サンドウィッチの日には大活躍のパリパリきゅうり 朝3:45起床をしたところから、亜実さんのパン作りの1日が始まります。 夏ならば野鳥の鳴き声と共に、この時季ならば野鳥の鳴き声を待ちながら、亜実さんは仕事をしています。 ↑庭の杏や近所の農家さんのところで摘んできたハスカップなどを使って作ったジャムも販売されています。 ↑ひよこのお菓子のようなスコーン。とっても可愛くて「チカプ」そのもの! 「チカプ」とはアイヌ語で「鳥」のこと。 実は旦那様の美容室のお名前も、鳥にちなんだ「egg」と「bird」でした。 せっかく北海道に移住したのだから、アイヌ文化にちなんでこの名前をつけたと言います。 「自然が豊富な稀府で、野鳥の声しか聞こえない時間は、清々しい気分でパン作りをすることができるのです。」 そう話す亜実さんは本当に幸せそう。 幸せな人が作るパンは美味しいに決まっています。 筆者もたくさん購入してしまいました。 ↑3つも食べてしまいましたが、全く胸焼けしませんでした。 ↑店内は、とにかくセンスある温かみに溢れていて素敵です。 コンセプトを伺ってみました。 「コンセプトは…。 生地そのものの原料には拘りますが、 それ以外は“特別なこだわりを持たない”という『こだわり』と、私自身が楽しむということ。 例えば、その時に畑で採れたものを活かしたいし、材料が揃わなければ無理して作らず、あるもので美味しくなる工夫をして作りたいと思っています。 “こうしなきゃいけない”という縛りを作らず、自由な発想で楽しく作らなければ長続きしないと思っています。 そうすれば無駄も出ませんし。 だから、あまり定番の商品は多くありません。 いらっしゃる度に違うパンと出会える。 その方がお客様にも楽しんでいただけると思いますし、私も楽しく作れます。」 このお話には飲食店経営経験者の筆者も激しく同意しました。 自らが楽しみ、「これ絶対に美味しくなると思う!」という閃きを大事にして、お客様が喜ぶ顔を思い浮かべながら作る。 きっと、亜実さんもその感覚なのだと思いました。 そしてこんなお話もしてくださいました。 「伊達は自然や天候にもとても恵まれています。 それが証拠に自家製の天然酵母がとても元気に育つのです。 以前はうまく発酵してくれず何度も失敗をしたので、店をオープンさせるにあたってとても心配をしました。 でもそんな心配は要りませんでした。 本当に酵母が元気! 水や空気など、環境がすごく良いのだと思います。 もう本当に、この環境に作らせていただいている。 そんな気持ちです。 その元気な天然酵母で作った元気なパンを是非皆様に召し上がっていただきたいと思います。」 なんて素敵なお話し!! 「チカプ」のパンものがたりを伺うだけで「絶対おいしいに違いない!」と思ってしまいます。 自然に恵まれた環境で、自家菜園もあって、元気な天然酵母が作れて、楽しくパンが作れる。 亜実さんが夢に描いた通りのお店になりました。 「チカプ」は、稀府版「しあわせのパン屋」さんです。 ―パン情報― ♡ 月曜日はサンドウィッチの日です! ♡ 平日は14:00以降でも品数があります。ただし、ご予約はご遠慮ください。 ♡ 今後、冷凍パンのおまかせセットの発送にも力を入れていきます。 [パン生地主原材料] 道産小麦数種・天然酵母(レーズン)・国産米油・道産てんさい糖・シママース(塩) *パン生地には乳製品・卵は使用していません。 [定番商品] カンパーニュ・全粒粉バゲット・食パン・スコーン 他のバリエーションは日によって変わります。 ―チカプ店舗情報― ・営業日 木曜日~月曜日 11:00~16:00 ・定休日 火曜日・水曜日 ・住所 伊達市南稀府町303-49 ・電話 0142-24-1017 ・Blog https://chikap-bakery.hatenablog.com/
Rietty
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旅するイタリアンレストランを目指して☆ 〜洞爺湖 Lagorto ファンキーコンビは今日もいく〜
左側は代表の木村香葉子さん。 伊達市ご出身。 東日本フェリーの船内で6~7年勤めたのち、派遣バイトを始め各地を転々としていました。 ある時はキロロで、またある時は礼文島で、そんな時、所属していた派遣会社を通して右側の利光優子さんと知り合いました。 そして真狩の佐伯農園さんで働いたことが、その後の二人を決定づけることになりました。 優子さんは愛知県のご出身。 29歳でホテル調理の仕事を始め、イタリアンやフレンチの修行を積みました。 育った場所も経歴も違う二人。 この二人を今に繋げたのは、佐伯農園さんが経営する『Pomme ポム』というファームレストランでした。 シェフを探していた佐伯さんに優子さんを紹介したのが香葉子さんだったのです。 そして優子さんは即断して北海道にやってきました。 裏の思いとして、あるメリットを感じたからでした ということで。 今回は洞爺湖温泉に2021年6月 カジュアルなイタリアンレストラン『Lagorto』をOPENされた香葉子さんと優子さんを尋ねました。 仕込み時間という短い時間をいただいた取材だったため、実は事前にお二人の人となりがなんとなく分かる写真のご提供をお願いしていました。 すると届いた写真がこちら〜。 むむむ〜! なんてファンキーな!! 今となってはどの人がお二人なのか分かりませんが、このイカした面々のうちのお二人がのちのLagortoコンビなのでした。 なるほど〜! これが裏のメリットか〜!! 筆者はライター・ガイドの他にもスキーインストラクターをしているのでイメージできるのですが、ちょうど彼女たちの世代の方々は、いわゆるリゾートバイトなどをしながら冬山に籠り、リフト券貸与の恩恵を受けながら、スキーやスノーボードをしまくる!という生活をする方が当時は多かったのです。 現在若い世代の方にはあまり見かけないワーク&ライフスタイルです。 これまで様々なジャンルの方を取材させていただきましたが、実はコロナ禍に新たな道を開拓された方が多いです。 そして成功されている。 それは決して火事場の馬鹿力ではなく、自分の生き方をしっかりと見つめ直し、コロナ禍をチャンスと見ることができた方々でした。 何を食べても美味しいとすぐに話題となった『Lagorot』では、顧客の7割が地元の方だそうです。 わずか2年余りで地域に根付くのは素晴らしいことです。 きっとそれだけ、おふたりの店への想いが強いということなのでしょうね。 ところで、店名『Lagorto』の意味を訊ねました。 なるほど、『洞爺湖を望む坂の途中にある菜園のようなレストラン』ということですね。 こちらはメニューのごく一部です。 Lagortoさんのメニューラインナップは、基本、お酒のつまみにもなるものが多いです。 それなのに、実は違いの分かるお子様にも人気なのだとか? パスタの具にご注目。 真狩佐伯農園さんとのつながりがあるからこその、ふんだんに使われた百合根! これ、都会で食べたらとんでもないお値段になります^^; なるほど。 『旅するイタリアン』というわけですね〜。 旅先では楽しく遊んだり、飲み歩いたりもしつつ、料理はガチで本物を提供する。 やっぱりファンキー! カッコいい!と思います。 めっちゃ喧嘩をするとは言いながらも、「二人でやりたいです!」とキッパリと話してくれました。 洞爺湖の『Lagorto』で食べるイタリアンはもちろん美味しいけれど、ふらりと出かけた旅先で、お二人に会えたら嬉しいなあ〜と思った筆者でした。 ―Lagorto情報― ・代表 木村香葉子 ・シェフ 利光優子 ・北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉54秋田ビル1F ・詳細はFBまたはInstagramよりご覧ください
Rietty
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Rietty
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