心の伊達市民 第一号
「快食・快眠・快*」
『ほぼ日刊イトイ新聞』というネットのサイトがある。
これを時々、読むのだが、コピーライターの糸井重里が面白ことを書いている。
ある日の「イトイ新聞」に「快眠、快食、快便」の話があった。
【いくらでも眠れるし、いくらでも眠りたい男だった。喰いたいものがあれば、満腹の後も更に喰うアホだった。出るとか出すとか、考えることもなく日々通じていた、どうだろう。】
我が家の愛猫「ペッパー」
【2~3年前くらいまでは、それだった。それがそうでなくなることが、老いるということだ。教わることもなく、覚悟をしてきたわけでもなく、ごく自然に、身体が変化してきたというわけだ。老いるつもりもなく、老いを恐れていたわけでもないのに、老いにともなう事態に「へ~え、そうか」と思うばかりだ。若い諸君、先に知ってしまったものとして伝えておく。たとえば「快眠、快食、快便」がありがたく思え始めたら、「そうか」とわが秋の気配を知ることになるのである】
この文章を読んで糸井重里は『私の言わんとしていることを、全く上手く書いている』と思った。
そこが文章を書いてお金を稼いでいる男と、タダの私の違いなんだろうと思う。
「快眠」であるが、最近の私は睡眠時間が短くなった。
午後11時に寝ても、午前4時頃には目が覚めてしまう。時にはトイレに行きたくなり、午前1時頃に起きてしまう。いくらでも寝られた頃が懐かしいし、今でも気持ちは8時間は眠りたい。
我が家の愛猫「ポアン」
「快食」となると、更に気持ちが落ち込む。ランチは必ず外で食べるが、1人前が多過ぎて残すようになった。勿体ないので、店では「ご飯は少な目にして下さい」と頼む。
うどん屋では、「大中小」がある店はありがたく、「小」を注文する。
最近の蕎麦屋ではランチに「小天丼とかけ蕎麦」などというメニューが多いが、これが食べ切れない。
ご飯の大盛や、ラーメン・ライスなんて食べられた頃に戻りたい。
「快便」は尾籠な話なので、アッサリと・・・。
幸いに私は便秘症ではないので、それだけは助かっている。
この先は若い頃のように元気になるということは無いので、体に色々と問題が出て来るだろう。
私はどうしても介護生活はしたくないと思っているので、「ピンピン・コロリ」を狙って毎日、歩いているが、果たしてそれが役に立つのかは自分でも分からない。
テレビで北京オリンピックを見ると、なにしろみんな元気で驚く。
それは考えてみれば当たり前で、世界一を争うほどのスポーツマンが集まっているのだから・・・。
最近は若い者の活躍が目立つ。オリンピックで金メダルを取る者に、10代という人が多い。
一方でスポーツと対極にある将棋の世界では、藤井聡太という19歳の男の大活躍である。
他人事ながら10代で最高峰に昇り詰めたら、その後はどうなるのだろうか?
普通はそこから下って行くだけである。
段々と平均寿命が伸びている時代だから、いま活躍している10代が寿命を迎える頃には100歳を越えているのではないだろうか? そうなると、計算上は残り時間が80年以上もある。
80歳になった私でも61歳で引退して20年近くも経つと、「もう十分」と思っているのだから、彼らはどうなるのか? でも他人の心配より、私は自分の心配をすべきなんだろうなー。
(おまけの話)
北京オリンピックは、我々に色々な話題を提供してくれた。
嫌な感じから言うと、中国政府は「オリンピックでは政治的な発言は処罰の対象になる」と述べた。
東京オリンピックでは各国選手がSNSで、選手村から色々な情報を発信していた。
ところが今回は部屋の天井から雨漏りがした動画を投稿しただけでさえも、すぐに削除されてしまった。
自由な世界に住む我々は、北京オリンピックで「自由のありがたさ」を再確認出来た。
今回の冬季オリンピックでは日本選手の活躍が目立った。
その中で金メダル確実と言われていたフィギアの羽生結弦選手が4回転半のジャンプに挑戦して、2度とも転倒してしまった。またパシュートでほぼ金メダルを手中にしたかと思った日本女子が、最終コーナーで転倒してしまったのは残念だった。
しかし高木美帆選手が1000メートルでオリンピック新記録での優勝っしたの感動ものだった。
カーリングの女子も大活躍で、銀メダルを獲得は大したものだ。
2匹とも医者いらずの「快眠」、「快食」、「快便」である。
後味の悪いのは、ロシアの15歳の天才少女ワリエワ選手のドーピング疑惑である。
「祖父のコップを共用したので、そこから禁止薬物が体内に入った」と、見え透いた嘘を言った。
しかしフリー演技では、さすがに動揺したせいか転倒して4位に終った。
なぜかIOCは中国に対しては毅然としていない。もうオリンピックは止めにした方が良いのではないか?
それぞれの競技に「ワールドカップ」があるのだから、政治が絡むオリンピックは問題を広げるだけである。
女房が作った折り紙のペッパーとポアン
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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