森村誠一の本「老いる意味」を読んだ。彼は本の中で、『写真俳句』を勧めていた。
『写真俳句は散歩と相性が良い』と書いてあったが、「なるほどー」と思った。


今回は私も写真俳句を作ってみた。お笑い下さい。
【伸びて行く 見える景色は 未来か過去か】
(説明)我が家の隣にタワーマンションが建設中である。
階がドンドンと上に伸びて行き、去年まで見えた景色が見えなくなり懐かしく思い出している。





地盤強化中の現場と、35階まで完成したタワーマンション


更に『凡句や凡写も精彩を放つことがある』、『凡写と俳句を並べると、意外に精彩を帯びることがある』と嬉しいことを書いてくれている。
そこで私は写真もあまり上手ではないし、俳句などやったこともないが挑戦してみることにした。


【散歩道 見える景色の 七変化】
(説明)いつも散歩をしていても、季節や工事で景色は変る。
だから散歩も飽きないのかもしれない。写真はGINZA SIXの屋上に咲く河津桜です。





「GINZA SIX」 の屋上で咲いている河津桜


でも私は実は秘かに思っている。
「凡写と凡句で「凡」が2倍にならないか?」と・・・。


【断捨離は 我が身に起こる はずがない】
(説明)物入れが狭くなり断捨離をすることになり、お雛様をお焚き上げに持参する前に飾った。
猫のペッパーは「自分も断捨離されるのか?」と心配して、お雛様を見ている様子を描いた。





断捨離前のお雛様と愛猫「ペッパー」


森村誠一は80歳を過ぎてから、「うつ病」になったそうだ。
ある朝のことだそうだが、『その日、朝がどんよりと濁っていたと感じた』と書いている。


【七十年 竜舌蘭の 咲く時に】
説明「竜舌蘭」は70年に一度だけ咲くと言われている。
「私は長い人生で咲いたことがあっただろうか?」と、花を見ながら振り返ったことを描いた。





70年に一度だけ咲く「竜舌蘭」


『それがうつ病の始まりだった』と、彼はうつ病の始まった時のことを書いている。
私はまだ「朝がどんよりと濁っていない」ので、大丈夫かもしれない。
でも時には「なにもかも嫌になる」時があるので、注意が必要かもしれない。


【長過ぎる 乗る人も無く 終点へ】
(説明)「東京BRT」に「勝どき」から乗って「晴海BRT」まで行った。
しかし2両編成の長いBRTには「勝どき」から乗る人も無く終点まで行ったので、「もったいないなー」と思った気持ちを描いた。





2両編成の「東京BRT」が交差点を曲がる。


私はどういう時に「うつ気配」が起きそうになるか?
それは「やることが全く無い日」、「誘った友に断られた時」などかもしれない。


【春が来た 外に出たのか 地下の人】
(説明)晴海通りの地下通路が気温の上昇と共に、人々が表を歩くようになり空いて来た。
「地下鉄銀座駅」もピンクに染まり、春を告げている。





丸の内線「銀座駅」はピンクだった。


特に意味もなく10枚の写真を用意した。写真が先で、俳句が後である。
初めての俳句は思った以上に難しかった。自分でも『下手だなー』と思う。
でも出来るだけ続けて行こうと、いまのところは思っている。


【隅田川 行き交う水に 清掃船】
(説明)「隅田川が綺麗になった」と言われて久しい。汚水処理場の整備もあるが、普段はあまり見掛けない水上清掃船の活躍もあることを知って欲しい。





隅田川を行く「水上清掃船」


(おまけの話)
森村誠一も本の中で書いていたが、「気が付いたら、眉毛が伸びて来てショックを受けた」とあった。私もこれを経験したことがあり、「あー、年寄りになったなー」と眉毛で実感した。
でも自分から年寄りになることもないので、気を付けて切っている。


【フランスと 明太子が マッチング』
(説明)時々、Johan で明太フランスパンを買うが、これが意外な取り合わせで美味しい。
「あんぱん」を発明した日本人らしいと感心している。





JOHANの「明太フランスパン」


彼は「老いを加速させるか自分次第」と書いている。そして「ループタイはしない方がよい」とも書いているが、私は全く賛成で、以前からループタイ・オヤジを批判的な目で見ていた。


【空を見る ビルの谷間に ゆりかもめ】
(説明)汐留で東京BRTを待つ間に空を見上げたら、空ではなくビルの谷間を「ゆりかもめ」が走る姿が見えたのである。





「汐留駅」と「新橋駅」の中間地点を走る「ゆりかもめ」


更に彼は「高齢化社会では、寂しさに耐える覚悟が求められ、自分の死に対して責任を持たなければならない」とも書いている。私は今は自分では孤独に強いと思っている。でも女房が先に逝き、友人もみな逝ってしまったら、どうなるのだろうか? そんなことを心配していると、うつ病になるのかもしれない。


【アンケート 忘れたころに 二千円】
(説明)東京都下水道局のモニターになって、1年間のアンケートに答え続けた。
そして年度が変り、忘れた頃に「図書券」が2000円分、送られて来た。





「モニター」になって頂いた図書券(2000円)


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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