心の伊達市民 第一号

御衣黄と八重桜

4月13日に浜離宮恩賜庭園に八重桜の下見に行った。
19日にマンションのデジカメクラブの撮影会を浜離宮で行うので、会長としての責任からである。
浜離宮は八重桜が沢山あり少し早いと思っていたが、今回はそれと御衣黄の様子を見に行った。
御衣黄は珍しい桜で、花弁が緑色なのである。
これは知っていないと分からない。前を通っても、葉と花が同じ色なので気が付かない。





「菜の花」もアッという間に種の鞘に。


御衣黄と間違えそうなのが、すぐ近くに植えられている「ウコン」である。
こちらも花弁が緑色なので、御衣黄と区別が付き難い。
家から歩いて浜離宮まで行き、中央区民は5月5日までの無料入園券があるのでそれを利用した。
入口を入り菜の花畑に行ったが、もう花が終り種の鞘が実っていた。自然の変化は早い。





「ソメイヨシノ」も小さなサクランボに。


その先の桜も散ってしまい、小さなサクランボが生っていた。
更に進むと梅林があるが、ここでも小さな梅の実が生っていた。
突き当りを右に歩いて行ったら、目の前に上から毛虫が糸を垂らして降りて来てビックリした。
更に進んで「潮入りの池」に出ると、そこから桜の光景が始まる。
最初の桜はピンクの色が濃い、八重桜の「カンザン」である。





「梅の花」も梅の実に。


更に進むと目的の「ウコン」と「御衣黄」が並んでいる。
19日の撮影の為の下見に来たのに、なんと全ての八重桜が満開だった。
なぜか女性のアマチュア・カメラマンが多く来ているが、ウコンと御衣黄にはあまり興味を示さない。


若い白人カップルが私の前を行く。この日は気温が26度くらいあり、女性は肩を大きく出す服装で歩いて行く。まるで真夏の服装だ。私も「半袖で来れば良かった」と感じた。





「ウコン桜」の木と白人カップル。


御衣黄は満開を過ぎると、花びらの中心が赤くなる。そうなる前に見に来られて良かった。
「花びらが緑色」なのが御衣黄の特徴なので、中心が赤くなってからでは写真的には面白くない。
ウコンと御衣黄は1本ずつしか木が無い。その先には色々な種類の八重桜が植えてある。
みんな華やかだ。私は「ソメイヨシノ」が好きなので、八重桜の花びらは少し派手過ぎるように感じる。





「ウコン」の緑色の花びら。


写真を撮ってから家に戻り、『浜離宮の八重桜の下見に行って来ました。ところが予想に反して、ウコンも御衣黄も満開でした。もしかしたら、19日では遅過ぎるかもしれない』と幹事にメールを出した。
すると、その日の夜に幹事からメンバー宛にメールが届いた。『会長が下見に行ったら、今日が満開なので19日は遅いと思われるので、撮影会は中止とします』。





「御衣黄」の薄緑色の花びら(満開を過ぎると中心が赤くなる)


新型コロナウィルスの蔓延で、何度も長く浜離宮は休園して来た。
そこで東京都は来られない人達の為に、浜離宮恩賜庭園の魅力をYOUTUBEにして公開した。
特に夜間には入ることが出来ないので、この動画は夜間の様子も伝えているので貴重である。
美しい画像の動画なので、是非とも下記のURLをクリックしてご覧下さい。


【浜離宮恩賜庭園・特別ライトアップ公式動画】・・・https://www.youtube.com/watch?v=EfsWOH1AUBU


スマホで八重桜の写真を撮る白人女性。


(おまけの話)
私が浜離宮で写真を撮っている時に、マンションの知り合いのバアチャンからLINEで連絡が入った。
『今日は築地本願寺のレストランの「紫水」のランチはすき焼きです。一緒に食べませんか?』。
そこで特に予定の無い私は築地本願寺に向かった。途中で築地川銀座公園で、竜舌蘭の様子も見た。
珍しくミツバチが花に群れていた。きっと「銀座ミツバチ・プロジェクト」の蜂だろうと思った。





交差点から「中銀カプセル・タワービル」が見えた。


「すき焼きランチ」を食べながら、バアチャンと久し振りに話をした。
「築地本願寺の合同募を購入して、本願寺倶楽部に入会した」、「私の紹介で、知り合いが4人も合同募を買った」、「同じ階の友人が老人ホームに入った」、「マンションの知り合いに2週間も夕食を作って届けていたので、疲れてしまった」など、一方的に喋りまくった。
彼女は1人暮らしで話し相手もいないので、私に次々と近況報告をして来た。





「竜舌蘭」の蜜を求めてミツバチが来た。


そこへ驚く人が現れた。私と同じフロアに住む中国系の高齢女性で、2年以上も見掛けたことが無かった。
バアチャンがその日の午前中にスーパーで彼女と出会ったので、『橋本さんとランチをする』と話したから私に会いたくて来たのだそうだ。


私  『しばらく見なかったが、中国に戻っていたの?』
女性 『いいえ。沖縄に2年間行っていた』
私  『パートナーの男性は?』
女性 『知らない。連絡先も知らない』
彼女のパートナーというのは日本人男性で、どうやら家から追い出してしまったようだ。
いつの世も、「男と女」の問題は他人からは分からない事情がある。





「紫水」のビジネスランチ「すき焼き」(900円)コーヒー付き

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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