【いつもの床屋】
この3月で私は○○歳となったが、長寿が目出度いとは思っていない。
これを自覚させられたのは、少し前に床屋へ行った時だった。
その床屋は新宿住友ビルにあったが、諸般の事情で閉店となった。
新宿から有楽町店本店に転勤した人に、私の馴染みの女性技術者がいる。

彼女に聞かれた。『ずいぶん長く来て頂いていますねー。何歳になられましたか?』
私『自分が来られなくなるか、あなたが引退するか、どちらが早いかなー?』
この店はお客も技術者もみな高齢者だ。いつまで続くか? それが心配だ。


 床屋「ニュートーキョー」



【バイオ講演会】
誕生日の前日に日経ホールで「日本の創薬ベンチャーはグローバルで戦えるのか?」という講演会があった。私はバイオ関連の株式を少し保有しているから、最新情報に興味があったので出掛けて行った。2人の基調演説と、4人のバイオ関連企業の経営者が対談があった。日本はアメリカのバイオベンチャーと比較すると、会社数で50分の1以下のようだ。

講師たちの経歴紹介があったが、相当な経歴の持ち主たちだった。
日本企業からはなかなか世界市場に売れる創薬が出て来ないが、開発に20年くらいと巨額な資金が必要のようだ。でも講師たちの意気軒高な様子を見ると、「日本もその内に」と思えて来た。


 講演会は「日経ホール」で行われた。



【猫】
我が家には2匹の猫がいる。
どちらも雑種で、6年ほど前に猫交換会で引き取って来た。
年齢は不詳だが、たぶん8歳ではないかと思っている。しかし誕生日は分からない。
健康なのがなにより助かる。前に居た猫は病弱で、病院代が掛って困った。

猫は犬のように甘えないと言うが、我が家の猫は呼んでも来ないが、甘えて私の膝に乗る。それで癒されて、私も病気にならないようだ。


我が家の猫たち「ポアン」(左)と「ペッパー」(右)



【見本市】
無理やり誕生日に引っ掛けているが、誕生日の2日前に東京ビッグサイトで開催中の見本市に行った。セキュリティの見本市に興味があり、それに事前申込をした。
すると同時開催の、他の3つか4つの見本市も見られるようになっている。

ベトナムのIT企業の小間があったので覗いてみたら、ベトナムのインスタント・コーヒーを渡された。これは女房が大好きで、私がベトナムに行った時は買って帰っていた。係のベトナム人の女性に聞いたら、ハノイ出身と言っていた。
残念ながら私の良く知る、ホーチミン市のことは知らないようだった。


ベトナムでは有名な「インスタント・コーヒー」



【歩行者天国】
家族と私の誕生祝の食事会をすることになり、銀座で待ち合わせた。
この日は銀座通りが歩行者天国となっていて、大勢の外国人観光客が歩いていた。
新橋方面に向かい8丁目に差し掛かった時に、遠くで凧を揚げているのが見えた。
「なんで?」と思い近付いて行ったら、そこは博品館の前だった。

よく見たら博品館の男性社員が凧を揚げ、それを女子社員がスマホで撮影していた。
店の扱い商品の宣伝のために、撮影をしているらしかった。


 銀座通りの歩行者天国の凧揚げ



【入選】
誕生日にいつもの徘徊から家に戻ると、女房が『中央区からなにか荷物が届いている』と言った。差出人を見たら、中央区観光協会からだった。
中には挨拶文、賞品の「ハンカチ」と「榮太樓の飴」、そして入選作品集が3冊、入っていた。作品集の「まえがき」に「応募点数577点、推薦2点、特選3点、入選13点、中央区観光協会賞16点と書かれていた。

私の作品「HARUMI Comingの夜」は中央区観光協会賞であった。まあこれは「佳作」相当なのだろと思った。それより女房が言った。『猫のデザインのハンカチはお洒落な有名店のもので、2750円もするのよ。私にちょうだい』。苦節10年で、やっと2度目の賞に入った。


入選の副賞「ハンカチ」と「榮太樓の飴」



【ベトナムから電話】
私は10年ほど前に、ベトナムのホーチミン市に3ヵ月間、滞在したことがある。
その時に私の関係するベトナム人社長の経営する、日本語学校で俄か日本語教師をしたのである。その時の副校長がM女史で、なんと私と誕生月日が同じだった。
それで親しみを覚えた彼女は、毎年、お互いの誕生日に日本に電話を掛けて来る。

あまり日本語が上手でないM女史なので、込み入った話は出来ない。
今は学校を辞めて、両親の介護をしているそうだ。日本と違い介護保険も無い国なので、なかなか大変なようだ。


ベトナムのM女史



(おまけの話)
誕生日の前日に家族で、私の誕生祝の会食を銀座の寿司屋で行った。
その理由はTVにある。番組で取り上げていた「紅ズワイガニのとやま盛り」というのが、とても美味しそうに見えたからだ。出て来た「紅ズワイガニのとやま盛り」は甲羅の中にご飯を入れて、その上にカニ足が乗っていた。ところが食べてみたら期待外れで、商品として問題があった。帰ってから本部にクレームのメールを出した。

すると返信があり、『お客様のおっしゃる通り、蟹を漬け込んでいる出汁が蟹の甲羅の底に溜まってしまいシャリが水っぽくなってしまう状態でございました』と謝罪のがあった。私がクレームを付けないと、多くのお客がガッカリする。


 「店長おすすめコース」(4389円)



誕生祝いの食事会から家に戻り、誕生ケーキを食べることになった。
ケーキはウィーンの銘菓「ザッハトルテ」で、女房が高級店で買って来ていた。
ケーキの上には2本のキャンドルが立てられていたが、これは年齢の「大台」を省略したのだった。だいぶ昔に女房と、ウィーンの「ザッハトルテ」発祥の店にも行ったことがある。

久し振りのザッハトルテは、とてもチョコレートが美味しい。
しばらく安物の不二家のハートチョコを食べていた私は、本場の味を忘れていた。


デメル・ジャパンの「ザッハトルテ」(3564円)



私の誕生日が近づいて来て、なんだか女房が優しく感じた。
なんと誕生祝に「スマホケース」をプレゼントしてくれた。
少し前から女房は私のスマホを見ては、『もうケースがボロボロじゃない。買い替えたら!』と言っていた。私は使えるので、買い替える気持ちは無かったのである。

いつまでも買い替えない私を見かねて、女房は買っておいてくれたようだ。
年をとると洋服や靴なども買い替えなくなり、見苦しくなっているのに気が使かなくなる。そして汚いジジイとなって行くんだなー。


 「スマホケース」


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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