心の伊達市民 第一号

徒然なるままに(137)

【敬老の日】
9月16日は「敬老の日」である。
少し前に中央区は恒例の、劇場招待の案内状を送って来た。今年は明治座に招待のようだ。その後に、続けて山本中央区長の名で、敬老祝い金を送って来た。
私と女房はそれぞれ、中央区限定の3000円の買い物券だった。
区切りの良い80歳の時は、1万円を頂いたように記憶している。

小金井の友人が手紙を送って来て、「私のところでは、子供会が手作りのものをくれます」と書いてあった。私もここへ越して来なければ、同じく「子供会からのプレゼント」だったはずだ。


 敬老のお祝い金



【ベトナムコーヒー】
新聞のニュースで、世界的にコーヒーが不作で、価格が上がっていると知った。
そんな時にベトナムのN先生からメールが入り、『K子さんがホーチミン市に出張して来たので、コーヒー豆を持って帰ってもらったので、連絡があったら東京事務所に引き取りに行って欲しい』と書いてあった。8月にN先生の長男が日本にやって来て、私のマンションのゲストルームに3泊して行った。そのお礼のようだ。

あまり知られていないが、ベトナムはコーヒー豆の輸出は世界一である。
東京事務所から送って来たコーヒー豆は大量(2キロ)で、しばらくは買わないで済みそうだ。早速、朝食の時に挽いて飲んだが、ベトナムの味がした。・・・? 


ベトナムのコーヒー豆(ロブスタ種)



【風船爆弾】
中央区図書館から「女の子たち 風船爆弾をつくる」という本を借りて来た。
なにかでこの本のことを読み、風船爆弾について詳しく知りたかったからだ。
本は私の想像とは違い、「私」という書き方で色々な「私」が登場する。
多くは都心の女学生と宝塚劇場の女性で、戦争前から戦後までを語っている。

彼女たちは和紙を「こんにゃく糊」で張り合わせ、巨大な風船を作る学徒動員に駆り出されていた。
だが彼女たちはこれが風船爆弾とは、戦後しばらく経っても知らなかったのである。
この風船爆弾は偏西風に乗ってアメリカに届いたが、その被害は死者1名だけで、大した効果は無かったのである。


「女の子たち 風船爆弾をつくる」★★★



【ラーちゃん(ラーダ)】
終活で棚を整理していたら、懐かしい「ラーちゃん」の写真が出て来た。
ラーちゃんは私の姉の子供が商社マンで、ウズベキスタンに駐在の時に拾った野良猫だった。それを我が家で引き取ったのだが、長生きで16年も生きた。

ある時、イベントがあり、都内のウズベキスタン大使館に行った時に、駐日ウズベキスタン大使に会ってラーちゃんの話をした覚えがある。彼は大層喜んでくれて、なにかプレゼントをくれたが、なんだったかは忘れた。
私たちが北海道に滞在している間は、銀座のホステスが留守の我が家に来て面倒を見てくれた。そんな普通の猫には起きない経験をして、静かに逝ったのだった。


 懐かしい「ラーちゃん」の写真



【SONY PLAZA】
銀座4丁目の角の「ソニープラザ」の6階にある、ギャラリーに写真展を見に行った。
写真は岩手県田野畑村が舞台の¥「ミズダコ漁師のキンちゃんと愛犬タロウの物語」である。タロウは震災で津波に流されたが、9日目に自力で家に戻った奇跡のワンコだ。
キンちゃんとタロウの日常を撮影した写真展だった。写真展を見終わって下の階に行くと、犬型ロボットの「aibo/アイボ」が動いていた。

「aibo]はもう発売から25年も経っているそうだ。
HPを見ると、「aiboとの生活」というページがあり、そこには写真付きで次のように書かれている。「呼べば駆け寄って来る」、「おもちゃに夢中になる」、「私だけに甘える」。でも金額が27万2800円は高いなー!


  ロボット「aibo」 (SONY)



【スカイラウンジ】
毎月第2火曜日に、マンションのデジカメクラブの例会がある。
場所は49階の「スカイラウンジ」である。使用料は無料である。
ここからの光景は素晴らしい。前方には「レインボーブリッジ」、右手には「富士山」、「東京タワー」、左手には「お台場」、眼下には「HARUMI FLAG」という名の、元東京オリンピックの選手村が見える。

臨海消防署の後ろに帆船「日本丸」が停泊しているのが見えた。
「HARUMI FLAG」は選手村として使用の後に、内装を全面的に改修し分譲住宅として売り出した。購入者は富裕層の中国人が多いようで、あの辺りに行くと中国語が聞こえる。


スカイラウンジから見えた帆船「日本丸」



【高層マンション建設中】
スカイラウンジから右下を見ると、2棟のタワーマンションが建設中である。
このマンションは少し前に、「検査の時にコンクリートの強度不足が発見されたので、工事を中止する」と新聞に書いてあった。「全部壊してやり直しも大変だなー」と思っていたら、いつの間にか建設が始まっていた。
どのようにしたのかは発表が無いので不明だが、最近の大企業は問題が多い。

自動車メーカーのデータ改ざんや、最近ではJR貨物の組み立て時の不正など、次々と出て来る。テレビを見るたびに、巨大企業の社長が頭を下げている。
「日本製品は高品質」というのは、昔のことのようだ。


 問題発覚のタワーマンションは工事再開



(おまけの話)【日比谷公園】
そろそろ「銀杏の実がなっているころだ」と思い、日比谷公園に行ってみた。
昨年の私は日比谷公園で大量の銀杏を拾って帰り、女房に嫌がられた覚えがある。
銀杏を拾ったことがあるので、銀杏の落ちている場所は知っている。
そこへ行って木の上の方を見たが、全く実がなっていない。

場所を移して見上げたが、そこにも無い。昨年が銀杏の「表年」で、今年は「裏年」なのかもしれない。諦め切れずに探したら、2本だけ銀杏がなっていた。
まあ写真が撮れただけで良しとする。


やっと見つけた「銀杏」



銀杏の実がならないのは、今年の異常気象は関係ないだろうか?
果樹園の高熱被害が酷く、梨農家が梨の日焼けで商品にならないと嘆いていた。
銀杏を探した後に、鶴の噴水を見に行った。
気温が35度を超えているので、公園に来ているのは外国人観光客ばかりだ。

彼らは旅の日程の関係もあり、暑くても出掛けるしかない。
そいう私も昼飯を自宅で食べないようにと思って、暑くても毎日出掛けている。


 鶴の噴水池からシラサギが飛び立った



鶴の噴水池の片側には藤棚がある。
そこにはベンチが置いてあり、サラリーマンが涼を求めて座っている。
でもこの場所は風が通らないので暑いが、風景的には少しは涼しい。
鶴の噴水の周囲は秋は紅葉がキレイで、冬の氷点下になる寒い日は羽にツララが下がるのも見事だ。

今の時期はただ暑いだけで、わざわざ見に行くほどのものは無い。
でも日比谷公園に行けば、ここはパス出来ないのである。


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コメント

  1. Shinji

    Shinji

    返信

    SONY のロボット犬、忠実で信頼できそうだが、犬や猫はその柔らかい毛の感触が可愛さを増すのだと思う。ツルツルの表面の犬はやはりプラスチックのオモチャという印象を拭えない。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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