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じもとブロガー
心の伊達市民 第一号
9月初めの、まだ暑い日が続いていた頃のことだったと思う。
『秋になったら、もう一度、苗場ゴンドラに乗って、紅葉を見に行きたい』と考えていた。運転免許証を返納してしまっているので、公共交通機関の利用では行くのが難しい所には行けなくなった。
時々、送られて来るダイレクトメールを気にしていたら、「苗場ゴンドラ」という文字が目に入った。パンフレットを開いてみたら、「4つの紅葉遊覧で繋ぐ 秋を彩る越後旅2日間」という企画だった。
前回の苗場ゴンドラの紅葉を見に行ったのは、2年前の10月29日だった。
その時は天気も良く紅葉の真っ盛りで、その光景に圧倒された覚えがある。
しかも「コロナ騒動」で観光客も少なく、8人乗りのゴンドラに1人で乗れた。
今回も1人旅を予定していたが、念のために家族に『行きたいか?』と聞いてみた。
私の予想にでは『行ってらっしゃい』と言われると思ってたら、『最近はコロナで全然、どこにも行っていないから、その紅葉見物の旅行に行きたい!』と言われてしまった。
この企画は1人1部屋でも、3人1部屋でも値段は同じだったので、私は1人で、家族は2人で1部屋で申し込んだ。
旅行の参加条件は、「ワクチン接種3回済み」の証明書が必要であった。
そして当日となり、午前7時10分に「東京駅東口」に集合となったのである。
新幹線を「越後湯沢駅」で下車し待ち受けていた観光バスに乗り、最初に着いたのが「八海山」である。私は酒を飲まないので良くは分からないが、「八海山」という日本酒は人気のあるブランドのようだ。
50~60人乗りのロープウェイに乗せられて、7分で頂上に到着した。見晴台から360度の景観は素晴らしい。
30分くらいの滞在で、それぞれは勝手にロープウェイに乗って山を下りる。
下から八海山の峰を見ていた女房が、『あそこでキラキラと輝いているのは何でしょう?』と言った。
しばらく見ていたら、それが動いた。(この写真はカメラの望遠で撮影し、それを家で拡大した)するとそれはヘリコプターだった。
近くにいたお土産屋のオヤジが、『どうやら滑落した人を救助しているようだ』と言っていた。出だしから、とんでもないものを見てしまった。
全員集合したところでバスは出発し、奥只見湖に向かう。
ここから遊覧船に乗って35分の旅である。
船内にはベテランのガイドのオジサンがいて、次々と風景の解説をしてくれる。
船のガイド放送もあるので、どちらか1つにして欲しいと思った。
ガイドの話では『奥只見湖は人造湖で、発電量は日本一』だそうだ。
『それなのに全国的に全く知られていないのが残念だ。黒部ダムばかり有名になっているのは、石原裕次郎の「黒部の太陽」の映画のせいだ』と面白おかしく解説していた。
この日の観光はこれで終りで、バスはホテルに向かった。
着いたホテルは樺野沢温泉の「グリーンプラザ上越」というホテルだった。
到着して驚いた。ホテルの前はスキーのゲレンデになっていて、なにしろ巨大なホテルだった。
スキーをしなくなった私はこのホテルは知らなかったが、その巨大さを説明する。
私の部屋はフロントから近い新館で、入浴と食事は本館に行かなければならない。
その距離であるが、少しオーバーに言えば500メートルは歩かされるのである。
フロントで鍵をもらいエレベーターに行くと、通路に「歯ブラシ」と「ひげ剃り」が置いてあり、必要な人は勝手に取る方式だった。エレベーターを3階で降りて自分の部屋に向かう時に驚いた。細長いホテルは通路の先が見えないくらい遠いのである。
女房達は私の斜め向かいの部屋である。
ツインベッドが置いてあり、窓際には3人の場合のソファーベッドも置いてあった。
部屋は狭い。テレビは古い。冷蔵庫は空。風呂場は狭い。スキー客が相手なのだろうから、なにしろ安くするための努力が感じられた。
(おまけの話)・・・最低気温(4℃)、最高気温(18℃)、天候(晴れ)
旅行の参加者は37人であった。2人参加が11組、3人参加が1組、単独参加が12人である。バスは後ろの方が少し空席があるだけで、私は運良く隣はいなかった。
私の前の席の高齢女性2人は1人の参加で、お互いに初対面のようだった。
それでも女性はすぐに親しくなって、ズーと話をしている。しかも声が大きい!
バスに乗車した時にガイドが、『お隣同士の会話は控え目に』と言ったことなど忘れている。
今回の旅でラッキーなことがあった。
フロントで部屋の鍵を渡された時に、一緒に新潟県の「にいがた旅割キャンペーン」で3000円分(平日)のクーポン券を渡された。私が旅行を予約した時はまだ全国旅割が決っていなかったので、その後に決った制度を利用出来るそうでラッキーだ。
旅行代金も後から、40%くらいは返金されるようだ。
以前にブログに書いたが、『金券をもらうということに慣れないようにしようと、心している私だ』と書いたばかりだったのになー。
厭々ではないが、またもらってしまったのである。
夕食を食べる為に、新館まで通路を500メートル近く歩いて大きな食堂に行った。
入口で手指の消毒、検温、そしてビニールの手袋を片手分だけ渡された。
バイキング方式なので「これをハメて、料理を取る時に使え」ということだ。
私は戦中派で食糧難の時代に育ったので、バイキング方式だと食べ過ぎてしまうからあまり好みではない。
ヒレカツ、スパゲッテイ、麻婆豆腐、大根と豚肉の角煮、白米、みそ汁、デザートに「チョコ、バニラ」のアイスクリーム、ゼリー、角切りパイン、コーヒーまで。食べ過ぎだ。そして壁に「新米」と大きく書いて貼ってあった。
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伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号
アクセス総数:1,360,568
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/see/entry-18644.html
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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コロナで旅行に行けなくなったので、他人の旅行記を楽しんで読んでいます。これもその一つです。観光もホテルも他の客の様子も、みんな興味しんしんです。
旅割で40%も割引される?! 観光業界のサービス、真剣さがうかがわれます。