
心の伊達市民 第一号
12月になると、なんとなく気忙しくなるから不思議だ。
現役じゃないのだから、本来は普通の月と同じはずなのだが・・・。
【お飾り】
12月中旬になり、宅急便で正月用のお飾りが届いた。
毎年のように購入しているのだが、これは関西風のお飾りである。
「笑門」という文字が大きく書かれているのが、気に入っている。
ある時、関西旅行の時にこれが飾ってあるのを見て、それ以来、我が家は関西風にしている。正月が近付き、気忙しく感じる原因は「これ」かもしれない。
【手帳とカレンダー】
現役の時から私は手帳を使っている。その頃は色々なところから、暮れになると手帳が送られて来た。今はどこからも来ないので、書店に行って買っている。
なんでも書いておかないと、すぐに忘れるからである。
12月後半になり今年もベトナムの私が少し関係している、「ESUHAI」という会社からカレンダーが届いた。
スタンド式のカレンダーは片面は日本、反対面はベトナムの休日が載っている。
これを見ると、「日本は休祝日が多いなー」と感じる。
同じ時期に同じような形のカレンダーが、伊達市の不動産業の「ランディック」からも届いた。そこには手紙も付いていて、伊達市の様子を知らせてくれた。
【お花の配布】
師走の街の様子を見ようと思い、銀座から有楽町に向って歩いて行ったら、数寄屋橋公園でなにかイベントをやっていた。
看板を見たら、お花の無料配布だった。「銀座の街の花贈り」というイベントで、「1本はあなたに 1本は大切な方に」と書いてあり、2本の花を渡された。
パンフレットには「一度も出荷や販売されず廃棄されてしまうお花、本イベントを通し、お花を受け取る喜び、贈る嬉しさを知って頂く体験を通して新たな購入機会の促進に繋げていきたいと考えています」と書いてあった。
幸いに女房はお花が好きなので、いつも我が家には花がある。
【宝くじ売り場】
年末になると数寄屋橋交番横の宝くじ売り場に、恒例となった長い列が出来る。
賞金は一等と前後賞を合わせると、なんと10億円だそうだ。
一等の当選確率は2000万分の1だそうだから、まあ普通は当らない。
私はこんな確率の低い賭け事はしたくないが、でも買わなければ当たらない。
若い頃に何気なく買った宝くじで10万円が当たったことがあるが、それ以来、宝くじは買っていない。でも1等に当れば人生が変わる。それを夢見て並ぶ人達を批判は出来ない。
【歩行者天国】
暮れが近付いたせいか、銀座に出て来る人が増えた。
午前11時前にブランド店の前を通ると、多くの人が開店を待って並んでいる。
特にバーゲンをしている雰囲気も無いので、定価で買うために並んでいるようだ。
世の中はインフレ気味で、しかも輸入品のブランド品は円安で高くなっている。
並んでまで買う人は、どんな人達なのか知りたい。
午後になると土曜・日曜は歩行者天国となり、道路は人で溢れる。
日本人はみんなマスクをしているが、外国人は誰もしていない。まことに変な光景だ。
【マンションの餅つき】
私の住むマンションでイベントがあった。
子供相手の「餅つき」で、マンションの広場で希望者は誰でも餅をつかせてくれる。
希望者には赤い半纏を貸して、餅をつかせる。
餅をつくの「つく」は漢字では「搗」だそうで、80年で初めて知った。
その後、館内で搗きたての餅にあんこときな粉を付けてそれをプレゼントしてくれる。
私ももらって家で食べたが、暖かい餅でとても美味しかった。
【マンションのコンサート】
午後4時近くになって、館内3階のホールで、コンサートが行われた。
内容は歌とバイオリン演奏だった。
私は友人と2人で最前列の椅子に腰けてコンサートを楽しんだ。
プロのソプラノ歌手が3人で、数曲の本格的な歌を歌った。
見ている子供達は真っ赤な三角帽をかぶり楽しそうだったが、それも最初の内だけで飽きて動き回る子が出て来た。
私達も飽きて、バイオリン演奏は聞かずに部屋に戻った。(開催費用は管理組合から出ている)
(おまけの話)
【環状2号線の開通】
環状2号線の地下道化の部分の完成が遅れ、12月18日の午後3時にやっと開通となった。
車を持っていない私は東京BRTに乗って環状2号線を走ってみようと思い、15時09分の東京BRTに乗車した。ところが東京BRTは地下道を通らず、以前の道路を走って新橋へ到着した。
私は運転手に聞いてみた。『地下道を走らないのですか?』
運転手は答えた。『しばらくは今のままだと思う』
ガッカリである。わざわざ東京BRTに乗りに行ったのにー!
今年は最後まで、あまり良いことが無かったなー。
【クリスマス】
暮れが近付くと、クリスマスである。
キリスト教徒でもない人達がクリスマスを祝うのは変であると、私は常々、思っている。私の若い頃はクリスマスともなれば、町中でジングルベルの音楽が流れていたものだ。最近は大型店舗では大袈裟に「Merry Christmas」と表示しなくなった。
アメリカから来たキャンセルカルチャーの影響か?、キリスト教徒以外の人に気を使っている。日本橋高島屋のクリスマス。ツリーには「Very Berry Christmas 」と、よく分からない表示がしてあった。
【エルメスの映画館】
今年最後のエスメスの映画館「LE Studio HERMES」に行った。
毎月、開催される映画は前月の10時30分からネットで予約が始まる。
私はいつも予約を忘れていて、気が付いて申し込むと月末近くの予約となってしまう。
今月の映画は「グッバイ・サマー」で、2人の高校生の家族との軋轢、学校でのイジメ、性の目覚め、束縛への抵抗な思春期にまつわる数々の問題を抱えて、自分達で作った家の形をした自動車で旅をする物語だった。
久し振りにエルメスで、面白い映画を見せてもらった。(無料)
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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景色がごちそう☆ “ モントーヤ “ ですごす ゆったり時間
温泉街から国道230号線を車で走ると、洞爺湖の上、畑の真ん中に突如現れる黒いコンテナ。 直線道路なので、気になりながらも通り過ぎ、農機具の倉庫かな?一体なんだろう?と気に留めていた昨年。 そんな、筆者のような読者の方もきっといらっしゃったことと思います。 そして今年、どうやらOPENしたらしい!との情報を得て、謎を解くべく取材をさせていただきました。 ↑この束石がポツネンとあるだけの国道からの入り口 ちょっぴり勇気がいる入り口からコンテナを目指して奥へ向かうと、そこには遮るものがほとんどない空間。 畑だと思っていたこの土地は、実は畑ではありませんでした。 周りを見渡して感動しました。 ぐるっと300度くらい見渡せます。 しかも、羊蹄山・尻別岳・ニセコ連邦・昆布岳・有珠山などなどが一望でした。 尻別岳 羊蹄山 取材に訪れたことをうっかりと忘れ、うっとりとゆったりモードにスイッチが入りそうになってしまったほどの眺望です。 「危ない 危ない」と、気を取り直して玄関に向かうと、思わず開けたくなる可愛らしい赤いドアがありました。 ↑入り口にメニューがあるのは安心します ↑ドアを開けると可愛いくて不思議でユニークなディスプレイ ↑厨房で忙しそうないずみさん こちらは、2022年5月にオープンしたカフェ&キャンプサイト “ モントーヤ “です。 札幌から6年前に移住して来られた オーナー 井上啓二さんと奥様 いずみさんが営むお店です。 実はお会いして驚いたことがありました。 ご縁というのは不思議なものだとも思いました。 ↑大きな窓からは遠くの山がよく見えます 奥様のいずみさんは2年前、筆者が企画したワークショップに参加してくださった4名様のうちのお一人だということ。 オーナーの啓二さんは、筆者がどうにも気になって気になって、何度も探しに行った洞爺湖畔の幻の珈琲ソフトクリーム屋さんのオーナーさんだったということ(数ヶ月で満足して閉店)。 そうだったんだ! そうだったんだ! このような形でお会いできるとは! と、敷地に入った最初から少々興奮気味の筆者…^^; 店内は、外からは想像できないくらい落ち着いていて、どこか懐かしい雰囲気の調度品が並んでいます。 ジャズが心地よく流れ、レコードジャケットやコレクションの古いカメラが並びます。 ↑筆者好みのアーティストとレコードジャケット ↑昭和感漂うレトロなコーナー。 「東京に居た頃は服飾デザインの仕事をしていました。いわゆるDCブランドの服です。札幌に戻ってからは、もともと好きだった馬の仕事に携わりました。馬の競りのためのプロモーションビデオを制作したり、牧場のWebを制作したりする仕事です。札幌競馬があるときは、競馬場で売店も営みます。だからまあ、そちらの仕事が本業かな。」 ↑こちらはオーナーの本業。代表取締役としての会社「inox」のwebページ なるほど…。 馬に関わる映像のお仕事と“ モントーヤ “の関連がいまひとつ見えませんでしたが、飲食業にはすでに携わっていらっしゃったわけです。 そして、奥様とのご縁も馬が取り持ったとか♡ ↑コンテナは雨よけにもなり、イベントなどのショップにもご利用いただけます。 1本だけ残したドロノキ(ヤマナラシかも)は、シンボルツリーになっています 「この5000平米の土地は、僕が買う前は何十年も手付かずだったそうです。太くなった木も草も伸び放題のジャングル状態。崩れ落ちた家もそのままで荒れ放題。呆然としてしまうような荒地となっていました。水道も通っていませんでしたので、大掛かりな工事になりました。途方に暮れるほどの手間を掛け、足掛け4年がかりで開墾していきました。」 「そこまで苦労して…。この場所の何にそんなに惹かれたのですか?」 「景色です。どこを見ても山があるこの景色を見ながら珈琲が飲みたかった。ただそれだけです。」 それまで、クールな面持ちで話をされていたオーナーの目が、ふっと力が抜けて優しくなった瞬間でした。 この景色を見ながら一杯の珈琲(お店の珈琲は札幌の有名焙煎ショップ「斉藤珈琲」の豆使用)が飲みたいというそれだけで、4年間も開墾をしてしまう井上夫妻がなんとも素敵です。 「でも、そもそも何故札幌から移住して来られたのですか?」 「きっかけはスイスを訪れたことでした。もう本当にスイスが素晴らし過ぎて、人生観が変わりました。ほんと、絶対に行ったほうがいい!」 この時のオーナーの目はキラキラに輝いていました。 そのご様子だけで、どれほどスイスが素晴らしかったのかが分かりました。 「帰国後、札幌に住まなくても今の仕事はできるよね?と夫婦で話すようになりました。その時の場所の候補は、北海道の都会ではない景色の良いところ、もしくは南阿蘇でした。 そうして洞爺湖畔に居場所を見つけ、その2年後、周りの山々が見渡せるこの場所が気に入り購入しました。」 それから、足掛け4年の開墾の日々が始まったのでした。 店舗は、コンテナ7つを繋げて造られています。 大きな窓の店内はオーナー自らがデザインされたもので、お気に入りの調度品は、山を楽しむためのレイアウトになっています。 「ところでメニューを見せていただけますか?」 とお願いし、見せていただいたのがこちら。なんと、絵本でした。可愛い〜♡ ↑画像はありませんが、珈琲おいしくチーズケーキが絶品です! ↑次回はこちらを食べてみたい! ↑生パスタも美味しそう〜♡ そういえば、入り口にも店内にも絵本が飾られていました。 てっきり、いずみさんのご趣味かと思いきや…。 なんと、「僕のアイディアです」と。 この時のオーナーはちょっとハニかんだ笑顔でした。 ↑思い切り照れたお顔で振り返ってくださったショット ところで、“ モントーヤ “ の “モン“ とは、フランス語で “私の”という意味だそうです。 つまり” 私の洞爺”。 それでも湖畔ではなく、300度にわたり遠くに山を望めるここを選んだのは、「ここで珈琲が飲みたかったから」。 ここがオーナーにとっての「私の洞爺」なのですね。 「洞爺湖も有珠山もいい。でも、ここから眺める羊蹄山も洞爺湖町のランドマークであって欲しいのです。阻害するものが何もない畑のど真ん中で、この景色を楽しみに来ていただきたいです。」 ↑キャンプサイトご利用の場合は店舗の玄関フード内のトイレが共用利用できます 今後は、プライベートキャンプサイトも整備して行くそうです。 ただし、利用できるのはオーナーの友達か、友達の紹介限定だそうです。 優しく尖った カフェ&キャンプサイト“ モントーヤ “。 広大な土地にポツンとコンテナは目立ちますが、素敵な隠れ家を見つけました。 ―モントーヤ情報―虻田郡洞爺湖町成香19営業日時はInstagramまたはHPをご確認ください。Instagramhttps://instagram.com/montoya_108?igshid=YmMyMTA2M2Y=HPhttp://montoya.jp/*イベントのご利用も可能です。HPのお問合せフォームよりご相談ください。
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