【ロサンゼルスから新年の挨拶メール】
元旦にロサンゼルスのIさんから。年賀メールが届いた。
『おめでとうございます。こちらまだ大晦日の夜、9:20です。ロサンゼルスでは珍しく雨が降っています。素敵な家族揃っての写真、いいですネ、猫たんもちゃんと入ってます。これから熱い風呂に入って、知恩院の除夜の鐘をYouTube で見ます。12時を待たずに眠ってしまうでしょう』。

ロサンゼルスと日本の時差は17時間なので、日本の元旦の0時はあちらでは31日の朝の7時になる。だからこのメールは日本時間では、元旦の午後4時20分に届いている。


 Iさんが自分で用意したお節料理



【アメリカ人の駄洒落】
ロサンゼルスに住むJonathanからも、新年の挨拶のメールが届いた。
日本語が少し分かるJさんは、駄洒落の名人でもある。
新年早々の駄洒落は次のものだった。

* Question 「Would you like ozouni?」(お雑煮は好きですか?)
* Answer   「Mochiron!」       (もちろん・餅ろん) 
自分では「座布団1枚」と書いて来たが、私は「2枚」とした。
これからも駄洒落を頑張ってね!Jonathan。


Jさんが友人宅に呼ばれて見せてもらったジオラマ。



【ブランド品】
玄関のポストに1月3日の朝刊を取りに行って驚いた。
1面と2面、最終ページの裏表が「LOUIS VUITTON」の広告で埋め尽くされていた。
この広告料は一体いくらになるのだろう?

日本人はブランド品から卒業したと思っていたが、どうもそうではないらしい。
あのブランド・マークで埋め尽くされたバッグが、なぜ売れるのだろう?
そう言えば、暮れから正月にかけて、銀座のブランド店は開店前に行列が出来ていた。


 1月3日の朝刊の表紙は草間彌生の水玉で埋め尽くされていた。



【英国屋の跡にコメ兵】
昔はオーダーの紳士服と言えば、英国屋だった。
銀座通りの一等地に大きな店を構えていて、私などは入り難くて一度も入ったことがなかった。それが2021年7月に店舗を閉店し、横丁に移転した。
お客が高齢化してしまい、この店を愛する人がいなくなったのだろう。

その場所はしばらく放置されていたが、2023年1月19日に中古ブランド品売買の「コメ兵」がオープンする。銀座で時代の変化を、身近なところで目撃したのである。


 「英国屋」の後に入った「コメ兵」は工事中



【ベトナムから新年の挨拶メール】
私がベトナム滞在中にお世話になった、M子さんから年賀メールが届いた。
彼女と私は年齢は大分離れてはいるが、誕生日が同じなので近親感を持っている。
『新年あけましておめでとうございます。先生とご家族のご健康とご多幸をお祈りします。今年もよろしくお願いします』とあった。

でも彼女はこんなに上手な日本文を書けるはずがない。
きっとGoogle翻訳か、挨拶状の見本を見て書いたのだろう。ここでも時代の変化を感じている私だ。


懐かしいベトナムのバイク出勤の写真が送られて来た。



【映画】
昨年は映画を33本見た。前年よりかなり少ない。見たい作品が少なかったからだと思う。私は毎朝5時から、ベッドの中でラジオを聞いている。
その番組は「おはよう寺ちゃん」というもので、番組の最後に映画観賞券プレゼントがある。

1回に3組6人を抽選で選ぶ方式であり、私は昨年はメールで115回応募した。
見たい映画に応募するのではなく、なんでも応募である。
しかし1年間で115回の応募で、一度も当選していない。今年は応募を止めようかと思ったが、新年早々に応募してしまった私だった。 


 2022年に私が見た映画の一覧表



【読書】
正月明けに図書館に本を返しに行った時に、「不良定年」というかなり古い本を借りて来た。作者は私の中高時代の同級生の嵐山光三郎である。
その書き出しに『昔は定年ではなく、停年と言っていたがいつのまにか停年になった』と書いてあった。

停車、停電、心臓停止、停学などがあり、『停という文字はいままでやってきたことにストップがかかるから、めでたい気分ではない』。そして定年後の給料を安くしての再雇用は、『一度出所した前科者が、刑務所の生活が忘れられずに、わざと犯罪を犯して再入獄する心情に似ている』と上手いことを書いていて笑ってしまった。 


 嵐山光三郎「不良定年」★★★



(おまけの話)
最近は滅多なことでは、夜は出歩かない。
その滅多な時は家族との夕食で、夕食後に家族と別れて銀座の夜を徘徊した。
家族からは「私達はいつも見ているから、先に帰る」と言われてしまった。

1人は慣れているので、「どうということはない」と強がりを言って銀座の夜の光景を写真に撮って歩いた。
「昼と夜ではこんなに違うのか!」と、久し振りの夜の散歩で再確認した。


 「BVLGARI」の蛇の目が点滅していた。



まだ時間が8時少し前だったこともあり、多くの人が銀ブラをしていた。
特に目立つのが、外国人観光客である。それもアジア系の人が多い。
更に聞き慣れない言葉を喋っているが、どこの国の人か私には分からない。

閉店間際の三越や松屋、続々と入って行く。
彼等は団体旅行客で、食事が終り自由時間なのかもしれない。 


 「TIFFANY」はアンディ・ウォーホールだった。



昼間に見たヨーロッパ系のブランド店に照明が点り、昼間とは違う顔を見せてくれる。
「BLGARI(ブルガリ)」の壁に巻き付いた蛇の目が、光るようになっていたと初めて知った。

「TIFFANY(ティファニー)」はアンディ・ウォーホールを打ち出しているが、あまり私は良いとは感じない。
「LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)」は、太陽と変な深海魚みたいなものだ。
夜に出歩かない私は外国人観光客が夜の銀座を楽しんでいるのを見て、昔の私の海外旅行を思い出したのである。 


「LOUIS VUITTON」は変な深海魚と太陽だった。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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