
心の伊達市民 第一号
ブログ閉鎖中の話題(2017年6月2日)
「年寄りは昔話ばかりするから嫌だ」という話を若い頃に聞いた覚えがある。
自分がその年寄りになってみて、やっとその理由が分った。
年寄りには「新しいことは起きない」 のだから、話をするとなれば昔話になる
のは当たり前のことなのである。
(今回の写真は中高時代の友人のKさんの水彩画です)
また「年寄りは昔のことは良く覚えているが、新しいことはすぐ忘れる」という
のもある。これも良く考えてみたら、当たり前のことだった。
例えば、大きな壺を想像してみて欲しい。それを自分の頭と考える。
上から次々と物(情報)を入れても、壺が大きければ問題なく入ってしまう。
若い頃は壺の中にあまり物が入っていないので、次々と入れてもまだ入る。
ところが年をとり壺が一杯になってしまったら、どうなるか?
古いものは下に積み重なっているのだから、新しく物を入れれば上から溢れ出るしか
ないだろう。
揺すったりすればまだ少しは入るが、壺が壊れる恐れがある。
年寄りというのは、壺が満タンの状態の人なのである。
中には若い頃に何も入れなかった人もいると思うが、そんな人は少数派だ。
だから年寄りは新しく物を入れても、すぐに溢れてこぼれてしまうのである。
これを避けるには、どうすれば良いのか?
底の方に入っている古いものを取り出して、捨てるしかない。
或いは新しい壺を追加するしかない。ところが、これが難しい。
どうやって新しい壺を追加するか?
どうやって底の物を取り出して捨てれば良いのか?、今の科学でも分からない。
若者もいずれ年をとるのだから、年寄りの私達を暖かく見守って欲しい。
(おまけの話)
長年、愛用して来たガラケーが壊れてしまった。
これは6年前に買ったものだと思うが、定かではない。
壊れた原因は分からない。
最初の現象は何もしないのに、気が付いたら電源が切れていた。
ガラケーの蓋を開けたり閉じたりしたら、一時的に直った。
それも駄目になり、次にバッテリーを取り出して、入れ直したら大丈夫になった。
多分、バッテリーと本体との接触が悪いのだろうと勝手に判断した。
ところが、それも駄目になった。この時は焦った。
私は以前から「画面が小さいから、私にはスマホは不向き」と考えていた。
必要なことは家のパソコンで調べるので、出先でインターネットが必要になることが
無いのである。だから次もガラケーと決めていた。
それに町でも電車でもバスでも、歩きながらでさえも片時もスマホを手放さない人達
のことを、「バカじゃないの?!」と軽蔑の目で見ているという私の現状がある。
家族は「いい加減にスマホにしなさいよ!」と以前から言っていたので、これを機会に更に強く言うようになった。仕方ないので、ドコモショップに行って相談した。
詳しく話を聞いたら、私が家族のシェアパックというプランに入れてもらい、ズーと
ドコモを使い続けるなら、現在のガラケーの利用料とほぼ同じと言う。
家に帰ってそのことを話したら、女房は納得しない。
そこで更に詳しく聞いてみると女房が言うので、一緒にドコモショップに行った。
すると以前の係員が説明を間違えたか、足りなかったようで、結局は「現状の使い方ならガラケーで十分です」と言われた。
私は「ケータイ補償サービス」の契約をしていたので、新品のガラケーを4724円で手に入れることが出来た。そんなことで、私は相変わらずガラケー派のままなのである。
・・・・と、いうような次第なので、携帯電話のデータが全て消失してしまった。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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06/18(土) 景色がごちそう☆ “ モントーヤ “ ですごす ゆったり時間
温泉街から国道230号線を車で走ると、洞爺湖の上、畑の真ん中に突如現れる黒いコンテナ。 直線道路なので、気になりながらも通り過ぎ、農機具の倉庫かな?一体なんだろう?と気に留めていた昨年。 そんな、筆者のような読者の方もきっといらっしゃったことと思います。 そして今年、どうやらOPENしたらしい!との情報を得て、謎を解くべく取材をさせていただきました。 ↑この束石がポツネンとあるだけの国道からの入り口 ちょっぴり勇気がいる入り口からコンテナを目指して奥へ向かうと、そこには遮るものがほとんどない空間。 畑だと思っていたこの土地は、実は畑ではありませんでした。 周りを見渡して感動しました。 ぐるっと300度くらい見渡せます。 しかも、羊蹄山・尻別岳・ニセコ連邦・昆布岳・有珠山などなどが一望でした。 尻別岳 羊蹄山 取材に訪れたことをうっかりと忘れ、うっとりとゆったりモードにスイッチが入りそうになってしまったほどの眺望です。 「危ない 危ない」と、気を取り直して玄関に向かうと、思わず開けたくなる可愛らしい赤いドアがありました。 ↑入り口にメニューがあるのは安心します ↑ドアを開けると可愛いくて不思議でユニークなディスプレイ ↑厨房で忙しそうないずみさん こちらは、2022年5月にオープンしたカフェ&キャンプサイト “ モントーヤ “です。 札幌から6年前に移住して来られた オーナー 井上啓二さんと奥様 いずみさんが営むお店です。 実はお会いして驚いたことがありました。 ご縁というのは不思議なものだとも思いました。 ↑大きな窓からは遠くの山がよく見えます 奥様のいずみさんは2年前、筆者が企画したワークショップに参加してくださった4名様のうちのお一人だということ。 オーナーの啓二さんは、筆者がどうにも気になって気になって、何度も探しに行った洞爺湖畔の幻の珈琲ソフトクリーム屋さんのオーナーさんだったということ(数ヶ月で満足して閉店)。 そうだったんだ! そうだったんだ! このような形でお会いできるとは! と、敷地に入った最初から少々興奮気味の筆者…^^; 店内は、外からは想像できないくらい落ち着いていて、どこか懐かしい雰囲気の調度品が並んでいます。 ジャズが心地よく流れ、レコードジャケットやコレクションの古いカメラが並びます。 ↑筆者好みのアーティストとレコードジャケット ↑昭和感漂うレトロなコーナー。 「東京に居た頃は服飾デザインの仕事をしていました。いわゆるDCブランドの服です。札幌に戻ってからは、もともと好きだった馬の仕事に携わりました。馬の競りのためのプロモーションビデオを制作したり、牧場のWebを制作したりする仕事です。札幌競馬があるときは、競馬場で売店も営みます。だからまあ、そちらの仕事が本業かな。」 ↑こちらはオーナーの本業。代表取締役としての会社「inox」のwebページ なるほど…。 馬に関わる映像のお仕事と“ モントーヤ “の関連がいまひとつ見えませんでしたが、飲食業にはすでに携わっていらっしゃったわけです。 そして、奥様とのご縁も馬が取り持ったとか♡ ↑コンテナは雨よけにもなり、イベントなどのショップにもご利用いただけます。 1本だけ残したドロノキ(ヤマナラシかも)は、シンボルツリーになっています 「この5000平米の土地は、僕が買う前は何十年も手付かずだったそうです。太くなった木も草も伸び放題のジャングル状態。崩れ落ちた家もそのままで荒れ放題。呆然としてしまうような荒地となっていました。水道も通っていませんでしたので、大掛かりな工事になりました。途方に暮れるほどの手間を掛け、足掛け4年がかりで開墾していきました。」 「そこまで苦労して…。この場所の何にそんなに惹かれたのですか?」 「景色です。どこを見ても山があるこの景色を見ながら珈琲が飲みたかった。ただそれだけです。」 それまで、クールな面持ちで話をされていたオーナーの目が、ふっと力が抜けて優しくなった瞬間でした。 この景色を見ながら一杯の珈琲(お店の珈琲は札幌の有名焙煎ショップ「斉藤珈琲」の豆使用)が飲みたいというそれだけで、4年間も開墾をしてしまう井上夫妻がなんとも素敵です。 「でも、そもそも何故札幌から移住して来られたのですか?」 「きっかけはスイスを訪れたことでした。もう本当にスイスが素晴らし過ぎて、人生観が変わりました。ほんと、絶対に行ったほうがいい!」 この時のオーナーの目はキラキラに輝いていました。 そのご様子だけで、どれほどスイスが素晴らしかったのかが分かりました。 「帰国後、札幌に住まなくても今の仕事はできるよね?と夫婦で話すようになりました。その時の場所の候補は、北海道の都会ではない景色の良いところ、もしくは南阿蘇でした。 そうして洞爺湖畔に居場所を見つけ、その2年後、周りの山々が見渡せるこの場所が気に入り購入しました。」 それから、足掛け4年の開墾の日々が始まったのでした。 店舗は、コンテナ7つを繋げて造られています。 大きな窓の店内はオーナー自らがデザインされたもので、お気に入りの調度品は、山を楽しむためのレイアウトになっています。 「ところでメニューを見せていただけますか?」 とお願いし、見せていただいたのがこちら。なんと、絵本でした。可愛い〜♡ ↑画像はありませんが、珈琲おいしくチーズケーキが絶品です! ↑次回はこちらを食べてみたい! ↑生パスタも美味しそう〜♡ そういえば、入り口にも店内にも絵本が飾られていました。 てっきり、いずみさんのご趣味かと思いきや…。 なんと、「僕のアイディアです」と。 この時のオーナーはちょっとハニかんだ笑顔でした。 ↑思い切り照れたお顔で振り返ってくださったショット ところで、“ モントーヤ “ の “モン“ とは、フランス語で “私の”という意味だそうです。 つまり” 私の洞爺”。 それでも湖畔ではなく、300度にわたり遠くに山を望めるここを選んだのは、「ここで珈琲が飲みたかったから」。 ここがオーナーにとっての「私の洞爺」なのですね。 「洞爺湖も有珠山もいい。でも、ここから眺める羊蹄山も洞爺湖町のランドマークであって欲しいのです。阻害するものが何もない畑のど真ん中で、この景色を楽しみに来ていただきたいです。」 ↑キャンプサイトご利用の場合は店舗の玄関フード内のトイレが共用利用できます 今後は、プライベートキャンプサイトも整備して行くそうです。 ただし、利用できるのはオーナーの友達か、友達の紹介限定だそうです。 優しく尖った カフェ&キャンプサイト“ モントーヤ “。 広大な土地にポツンとコンテナは目立ちますが、素敵な隠れ家を見つけました。 ―モントーヤ情報―虻田郡洞爺湖町成香19営業日時はInstagramまたはHPをご確認ください。Instagramhttps://instagram.com/montoya_108?igshid=YmMyMTA2M2Y=HPhttp://montoya.jp/*イベントのご利用も可能です。HPのお問合せフォームよりご相談ください。
Rietty
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Shinji