心の伊達市民 第一号

徒然なるままに(74)


【新製品】
東京BRTの新橋停留所の1階下に、私のお気に入りの「うどん屋」がある。
この日も「うどんを食べよう」と思い歩いて行ったら、なにやらいつもと雰囲気が違う。広場にテントが張られていて、係員らしき人達が大勢いた。
私が前を通ると、1人の若い女性が何か差し出したので、思わず受け取った。

後で落ち着いてから見たら、サンスターの新製品の歯周病予防の歯磨き「GUM」だった。その先では今度は伊藤園の「オーツ麦茶」、更に先ではカゴメの「和風おろし」を渡された。都会は「物をくれる」街なのか?


 配布された新製品の数々



【電力節電チャレンジ】
しばらく前のことであるが、電力の契約先のJCOMから、「電力節電チャレンジ」の案内が来た。
申し込むだけで「参加料」を頂けるようなので、参加した覚えがあるが忘れていた。
それが今になってJCOMからメールが届き、『国及び弊社の節電プログラムに伴う特典としてAmazonギフト券をご案内申し上げます』とあり、4148円のAmazon電子ギフト券が手に入った。

ギフト券画面にはシッカリと何種類かの商品が出ていたので、思わず不足金額を少し足して「さくらんぼ」を注文した。自分では節電したとは感じていなかったが、家族が節電したのかな?


「節電チャレンジ」で取得したAmazonサービス券



【東京グレート・サイクリングツアー】 
最近であるが、時々、外国人観光客らしき集団が日本人を先頭に自転車で走っている。
私が「豊洲ぐるり公園」に海を見に行った時にも、彼らがやって来た。
釣りをしている人達を珍しそうに見て、レインボーブリッジを背景に写真を撮っていた。

「彼らはなんだろう?」と疑問に思い、ネットで調べてみた。
すると「東京グレート・サイクリングツアー」という外国人観光客相手の企画で、都内をガイド付きで案内するらしいと分った。最近の外国人はアクティビティ観光になっている。


 東京をサイクリングで楽しむ外国人観光客たち



【股関節痛】
以前に股関節が痛くて、3000歩くらいしか歩けなくなったという話を書いた。
その時に病院でレントゲン写真を撮ったところ、股関節の軟骨がほとんど無くなっていた。医師に相談したところ、『股関節の周りの筋肉を鍛えれば少しは改善する』と言われた。そこでゴムバンドを買って、毎日、両足に掛けて開脚運動を続けている。

併せて腕にも掛けて、開く運動をしている。
その効果が出て、今では時には1万歩を歩いても股関節は痛くなくなった。
何歳になっても、努力は必要である。


股関節鍛練用ゴムバンド



【公開講座】
中野坂上に「東京工芸大学」がある。ここは以前は「東京写真短期大学」という名前で、「写大」という略称で有名であった。いまでもその名残があり「写大ギャラリー」が併設されている。毎年、春と秋にこの大学で「公開講座」が開かれている。

私は5年以上前から通っているが、大学の先生が話す専門的な話は参考になる。
5月最初の講座は「写真撮影は誰でも出来る」というものだった。
技術的な話であったが、最後に「その時、そこにいる」が決め手だと、同級生のOさんと同じことを言っていた。


 公開講座の聴講券



【行幸道路のパフォーマンス】
東京駅丸の内口から皇居の方を見ると、中央に広い車が通らない道がある。
これを行幸道路と言い、天皇家や世界各国大使の認証状奉呈式の時だけ車や馬車が通る。ここにかなり前から異変が起きている。

どういう理由か分からないが、結婚を控えた男女がタキシードとウエディング・ドレス姿で写真撮影をしているのである。最近はダンスなどしている姿を動画撮影しているが、YOUTUBERなのだろうか?


 行幸道路の若者たち



【ランチタイム・コンサート】
毎月、最終金曜日の昼に、築地本願寺で「ランチタイム・コンサート」が開かれている。コンサートは本願寺の本堂に設置された、パイプオルガンを使って行われる。
教会にパイプオルガンは当り前だが、仏教のお寺にパイプオルガンは珍しい。

最初の頃は観客も多くはなかったが、最近では立ち見も出るほどに人気がある。
第205回の5月は、声楽の安藤常光氏とパイプオルガンだった。
昼の40分間のコンサートだが、いつも楽しみにしている私だ。


 ランチタイム・コンサートのプログラム



(おまけの話)
吉田兼好の書いたとされる「徒然草」の冒頭は「つれづれなるままに、日暮らし硯に向かひて 心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」から始まる。

私は作者の吉田兼好にあやかって駄文を書き連ねて、今回で74回にもなった。
正に私の現在は「徒然草」の書き出しのような生活なのである。


 「築地本願寺」(1)



「そこはかとなく」であるが、私は人生の終盤に差し掛かって私の歩いて来た道を振り返ることが増えた。現役の時は「そんなはずじゃない」ということばかりで、失敗を重ねて来た。何度、「そんなはずじゃない」と落胆したことか。

それでもなんとか切り抜けて、破局は迎えずにここまで来られた。
いまは赤塚不二夫の漫画「天才バカボン」のオヤジじゃないが、「これでいいのだ」と達観したのである。


「築地本願寺」(2)



そして築地本願寺にお墓を買い、法名(戒名」も頂き、尊厳死協会にも登録し、身辺整理も終り、わずかな遺産の明細も書き出し、健康診断も受けず、お迎えの日を待っている。しかし予定の72歳を過ぎても、全くお迎えが来なかった。

これでは「ボケてしまう」と思い、色々なことに興味を持ち、寝た切りにならないように歩き廻っている。そうなるとまた寿命が延びる危険性がある。
「これでいいのだ」と思う一方で、「どうすればいいのだ?」と悩んでもいる。


 「築地本願寺」(3)

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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アクセス総数
1,434,243回

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