以前にも紹介しているが、銀座は地上も地下もアートの多い街である。
そこで今回は的を絞り、地下道のアートを見てみよう。
アートが多いのは銀座4丁目から、数寄屋場所方面に向かう地下道である。

しかし最近は暖かくなって来たので、地下道を歩く人が少なくなった。
下の「光の結晶」は常設で、いつもキラキラと輝いている。


 題名「光の結晶」



地下鉄「銀座駅」の先に進むと、大きなガラスケースがある。
ここは「メトロ銀座ギャラリー」で、色々なアートが入れ替えで展示されている。
メトロの説明書きには『ゆとりと潤いのある文化的創造の空間を目的に、銀座駅コンコースに本ギャラリーを設置しました』とある。


「jellyfish(左)。「心体」(右)



3月から4月にかけては、文化学園造形学部・造詣学科3年生の作品が展示されていた。大学の説明では『授業のプロジェクトゼミナールCで制作された作品が中心です。各自が選んだコンペティションを目指して平面・立体のアート作品を制作し、出品する自由度の高い授業です』

『それぞれが目標に向かって制作した若々しいエネルギーと意欲に満ちた作品の数々をご覧頂き、活き活きとした文化・芸術の魅力を堪能いただければと思います』とあった。


 題名「MASK」



忙しく働いている人達には、なかなかゆっくりとアートを見る時間は無いかもしれない。私だって現役の時は、アートにはあまり関心は無かった。アートや音楽などは、なかなかお金にならない。ほんの一部のアーティストだけが、大金を手にしている。

以前はアーティストが亡くなってから値打ちが出たりしたが、今はそんなことも無くなったようだ。でもアートに真剣に人生を懸ける人がいるお陰で、我々はそれを楽しむことが出来るのも確かだ。


 題名「鹿龍」



銀座4丁目の三越から松屋へ向かう地下道にも、時々、素晴らしいアートが目に入る。今回は女性が大きな帽子を被っている姿だった。同じようなデザインで、3種類の帽子を被った女性が出ている。それぞれが私には、とてもアート的に見えた。
商品の宝飾品より、半立体の帽子が素晴らしい。


 「宝飾品」(ショーウィンドー)



次も三越から松屋へ向かう場所のアートである。
それは商品の宣伝用のショーウィンドーであるが、商品よりアートが目立つ。
このショーウィンドーは時々、展示物を入れ替えている。

「次はなにか?」と楽しみにしているが、いつもアート的とは限らない。
今回はガラスの達磨だった。背景の大きな達磨には「転ばない人より、起き上がる人へ」と書いてあった。


達磨(36,000円)



少し前には地下道の突き当りに、青森の「ねぶた」の小型版が飾ってあった。
小さいのに、本物に負けないくらいの迫力があった。
思わず写真に収めたが、ここを歩く人たちは忙しいのか誰も足を止めなかった。

博物館や写真展に行くと、どこでも多くの人で賑わっている。
どうやら現代人は忙しいので、無料なのに「見に行こう」と覚悟しないと、パブリックアートにはあまり興味を示さないようだ。


 「ねぶた」(ショーウィンドー)



(おまけの話)
地上に出ると、有名ブランドショップのアートギャラリーがある。
代表的なものには「資生堂」、「HERMES」、「CHANEL」がある。
銀座8丁目にある資生堂ギャラリーは、現存する日本最古のギャラリーだそうだ。
ここはジジイには少し入り難いが、思い切って正面から入り、奥の地下への階段を降りる。

今回も難解だった。作品に対する作者のコメントは「過去120年間に撮影された世界中のポートレート写真を暗室で1枚ずつ燃やし、その炎を長時間露光で撮影したもの。それをガラスに定着させた」。


「バイオフォトンはかくも輝く」(資生堂ギャラリー)



「HERMES」は数寄屋橋交差点近くにある、ガラスブロックで目立つビルである。
裏のエレベーターに乗り10階に行くと映画館があり、毎月、映画を一般公開している。9階と8階は吹き抜けのギャラリーで、ここでは前衛的なアートを展示している。

今回の作者はケイト・ニュービーで、床に300ピース以上の陶板が並べられている。作者は陶土の上で自在に体を動かし、それが山、湖、畑の風景化と思えば、手の指、肘、足の痕跡が浮かび上がる。日常とアートが補完関係にあることを目指している。難解過ぎて理解を越えるが、作者は簡単に理解されても困るのかも?


  「aways、alays、always」(HERMES Le Forum) 



銀座3丁目にある「SHANEL」では、4階の「NEXUS HALL」で写真展とコンサートを行っている。ここも正面入口からは入らず、横の専用ドアから入りエレベーターに乗る。
3月は写真展で「ジョージ ホイニンゲン・ヒューン」(1900~2068)の撮影したポートレートである。この会場は写真の展示がお洒落で、他の写真展のように、ただ壁に作品を飾っていない。順路も示していないので、同じ場所を2度だったり、見損なう恐れもある。

「NEXUS HALL」はあまり知られていないのか、或いは入り難いからか、いつも空いているのが嬉しい。ただコンサートは常に抽選となっているようで、私は当選したことが無い。


 「CHANEL NEXUS HALL」


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    なかなか見られないパブリックアートをたくさん紹介してくださり、ありがとうございます。

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