心の伊達市民 第一号

小さな発見(13)

【東京大学の銀杏】
今年の文京区観光協会の写真コンテストに応募した私の写真は、「東京大学構内の銀杏の落ち葉」だった。落選した腹いせではないが同じ大江戸線で1駅先が東京大学なので、入選作を見た後にまた東大の銀杏の紅葉を見に行った。

大江戸線の「本郷三丁目」駅で降りて、数分で東大「赤門」前に着く。
手前の門から中に入り、赤門の通りの銀杏を見に行った。
しかしその時は植木業者が来ていて、銀杏の枝を切り落としていた。
だから地面に落ちたイチョウの葉しか写真が撮れなかった。


「東京大学赤門」裏の銀杏の落葉



【見送神社】
東大にイチョウの撮影に行った帰りに、駅のそばで「櫻木神社」の案内を見た。
その路地を進むと境内の無い神社があり、その先は通行止めと書いてあった。
そこで突き当りまで行ってみることにしたら、左側に小さな神社があった。

神社の名前は「見送神社」という奇妙な名前なので、帰ってからネットで調べてみた。
この神社は手前の櫻木神社の境内社で、「江戸時代にこの辺りに橋があり、江戸を追放された者が親類縁者と涙で別れたことから、その名が付いた」と言われているようだ。

文部科学省の調査によると、神社は全国に15万8000カ所以上。コンビニの店舗数は約5万6000店以上。神社の数はコンビニの3倍もあるのだから、色々な神社があるわけだ。


「見送神社」(文京区本郷4丁目)



【光が丘の銀杏】
大江戸線はサークル状になっているが、新宿から先は枝分かれして「光ヶ丘」が終点となる。「東京の紅葉」をネットで検索したら「光ヶ丘」が出ていたので、見に行ってみた。光ヶ丘に行ったのはこれが2回目だが、1回目は大江戸線の終点というだけで興味本位で見に行ったのである。公園の入口に説明書きがあったので読んでみた。

するとこの公園は戦前は旧陸軍の成増飛行場で、戦後は長く米軍の住宅として使用されていた。肝心の銀杏だが、色々と見て回ったが、結局は駅から公園までの両側が一番奇麗だった。今年は都内の色々な場所の銀杏を見たが、色の鮮やかさでは光ヶ丘が一番だった。


光ヶ丘公園への道路の銀杏並木 



【帆船・海王丸の着岸】(11月25日)
海技教育機構のホームページには、練習船の入港・出港の日時が書いてある。
天気さえ良ければ晴海ふ頭専用桟橋は近いので、なるべく見に行くようにしている。
出航はだいたい定刻であるが、入港はその時により前後する。

午前10時30分の着岸の時は、その時間より早く行かないと動きが見られない。
特にレインボーブリッジを通過する場面を見たいと思うなら、9時50分前に行かないと見られない。帆船は大きいのでタグボートの助けを借りて、着岸にはかなり時間が掛かる。



【日本丸の着岸】(11月30日)
いつも晴海ふ頭に行って帆船の発着を見ているので、今回は対岸の晴海水産ふ頭に見に行った。午前10時にレインボーブリッジの向こう側に、小さく帆船「日本丸」が見えた。
それが10時6分にレインボーブリッジを通過して、竹芝桟橋へ向かって来る。
ここで初めて帆船を見たが船が着岸する晴海ふ頭より、ここの方がズーとよく見えると分かった。

日の出桟橋の少し先で日本丸は右へ舵を切り、私の速足くらいのスピードで私の方に近づいて来る。2隻のタグボートがロープを日本丸と繋ぎ、方向転換の助けをしているようだ。日本丸が見えてから約1時間で、晴海ふ頭専用桟橋に接岸した。


 私の前を通過する帆船「日本丸」



(おまけの話)【東京駅丸の内側の紅葉】
東京はイチョウの木が多いように感じる。
普段は気にもなっていないが、秋が深まるとアチコチで黄色い色が目に付くようになる。
すると「写真を撮りに行こう」という気になるから不思議だ。

たぶんその理由は、「昼間で、近くで用事がある」などだろう。
今回の東京駅丸の内側の紅葉は、自宅前から都バスに乗ると終点が「東京駅丸の内南口」という便利さにある。


 東京駅丸の内側の紅葉



相変わらず東京駅丸の内側の広場では、大勢の観光客が集まって東京駅を背景に写真を撮っている。ここは写真撮影としては、避けることが出来ないスポットなのだろう。
広場の左右に赤茶色に紅葉したケヤキの木が見える。

その前は緑の芝生で、立入は禁止となっている。
この光景を動画で360度の撮影をしてみたら、目で見るより東京駅の感じがよく分かった。


 和田倉門から見た銀杏並木               



次に中央の行幸道路を皇居に向かい、和田倉門の辺りで銀杏の紅葉を撮影した。
多くの観光客は両側の歩道を歩き、皇居二重橋の見学に急いでいる。
前回は信任状奉呈式の儀装場所の撮影の時だったので、それから10日経っていた。
イチョウの紅葉も進み、見頃を迎えていた。

中国人の女性がジャンプしたところを、連れの男が撮影していたが、タイミングが合わず何度もやっていた。私は中央道路にあまり人がいないので、動画撮影をしてみた。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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