
心の伊達市民 第一号
日本橋で青ポストを探す
またテレビだが、そんなにテレビばかり見ているわけではない。
朝と夕方のニュースを見ている時に、放映された中で「面白そう」で、あまり「遠くない」場合には見に行っている。
ある日のニュースで「大黄金展」が日本橋高島屋で行われていると知った。
そこには「北斗の拳 ラオウ」が15センチ、100グラムで、319万円で売られているそうだ。
高島屋の受付で会場の場所を尋ねたら、『ここではやっていません。それは玉川高島屋です』と言われてしまった。また私の早とちりだった。
それにしても1グラム8700円の金が、100グラムなら87万円である。高過ぎる!
「大黄金展」で予定が狂ってしまったので、以前から計画していた日本橋の「青色ポスト」を探すことにした。青色ポストというものは、ほとんど見掛けることは無いと思う。これは「速達専用ポスト」で、日本の高度成長期にニーズが高まり都市部を中心に設置されたそうだ。
1959年から設置が進み、全国の需要が高いオフィス街に400本も設置されたようだ。
近年は電子メールの普及で、ほとんどの青色ポストは廃止されてしまった。
東京都では千代田区、中央区、港区に35本の青色ポストが設置されていたが、現在はたった6本しかない。
しかもその中の5本が中央区日本橋にあるのだから、見に行かないわけにはいかない。
手紙を受け取ることも珍しくなった時代に、私は友人から1種間に1度の手紙を受け取っている。それはHさんからで、私のブログへのコメントを手紙に書いて送って来る。
「デジタルにアナログで返信」という、誠に変な組み合わせである。
最近は長く歩くと股関節が痛いので、なるべく歩く歩数を少なくしようと思っている。
そこで都バスで「月島駅前」まで行き、そこから「東京駅八重洲口」行きに乗り換える。今回もGoogle Mapは使わずに、事前に青ポストの場所を調べて、それをプリントして持参した。
5ヶ所の青ポストの位置関係を「確認」という点では、スマホの小さな画面ではなくプリントした地図を評価している。最初の青ポストは都バスの終点の八重洲口の1つ手前で降りると、すぐの場所にあると分った。
そこは不動産業の「スターツ・グループ」の本社前である。
見慣れた四角の赤ポストの隣に、少し小さめの青いポストがあった。
そこには「速達郵便」という文字があった。ただそれだけで、特に感動も無い。
私は青ポストが存在していたこと自体を知らないので、ここで初めて「青ポスト」を見たのである。世の中で「速達」を使う人が、どのくらいいるのかを知りたくなった。
5ヶ所の内、1ヵ所だけが小伝馬町で少し離れているが、4ヶ所は割合に近くにあるので探すのも簡単だった。私が見て廻っている間には、誰も速達便を出す人を見掛けなかった。きっとそう遠くない内に、「青ポスト」は廃止になる運命のように感じた。
失われつつある「日本文化」を確認する旅になったのは、考えようによっては良かったかもしれない。
次の機会には、「変わり種」のポストを探す旅に出ようと考えている。お楽しみに!
以前に「町中華」の話を書いたが、その時にチェックしたら日本橋にもあると分った。
町中華は「下町の食堂」という思い込みがあるので、「日本橋にー?」と思った。
そこで住所を頼りに青色ポストを探す途中で、ランチを食べに行こうと考えた。
住所の場所には店が無かった。ビルの案内板を見ると「1F 古寿茂」と出ていたが、隙間から覗いたらガランドウだった。外のタイルの壁には、看板を外した跡があった。高島屋に続いて、ここでもハズレだった。
家に戻って万歩計を見たら「9241歩」も歩いていたので、股関節が痛くなった。
(おまけの話)
「青ポスト」が5本だけでは、このブログの記事を埋め切れないので、道中で見掛けた「アート」の写真を見て廻った。
日本橋3丁目の交差点にあるビルの前には、巨大なキリンの彫刻が立っている。
以前から「これは何だ?」と思っていたので、この機会に調べてみた。
するとこのビルを建設したのは漢方薬の「津村順天堂」で、1989年に「バスクリン」で大儲けしてキリン像を立てたのであった。作者は彫刻家の「安藤 泉」で6メートル25センチの高さがある。
キリンを立てた理由は、「漢方の王様」と言われていたことに由来するようだ。
日本橋の裏通りを歩いていると、ビルの前の広場に何気なくアート作品が置いてある。
3丁目に2体の女性像があった。それは下の画像であるが、右側は「ジル」という作品である。作者は「朝倉 響子」で、つま先を立てて腰掛け、待ち合わせでもしているような感じだ。
もう1体はタイトルも作者名も分からなかった。
彫刻は男性はあまり人気が無いのか、色々なところで見掛ける彫刻は女性が多いように思う。
日本橋と言えば「日本橋」である。橋と地名が一緒なので、混同しやすい。
いまは橋の上を通る首都高速道路の撤去が進んでいるが、その内に橋の上から空が見えるようになるはずだ。橋には特徴的な彫刻が飾られている。これは正式には「橋柱装飾品青銅製麒麟像」というそうだ。
「麒麟」は想像上の動物で、本来が翼が無い。しかし日本橋の麒麟は「ここから日本中に飛び立って欲しい」という願いを込めて翼が付けられたそうだ。
「なんでも調べてみるものだ」と思った、日本橋の旅だった。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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むしゃなび編集部
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03/27(火) Y.SUDOの建築ルポ vol.01「青葉の色づくいえ」
札幌市厚別区青葉町で3月17日(土)・18日(日)にオープンハウスを開催した ”素材にこだわり、使い込むほどに愛着が湧く暮らし” 「青葉の色づくいえ」をご紹介致します。 ■建築概要 ・敷地面積:80.01坪 ・延床面積:47.75坪 ■設計コンセプト ・玄関ポーチへの動線を意識したオーニング(庇)で冬に安心ないえ ・敷地高低差を活かした高天井で開放的な室内階段があるいえ ・薪ストーブを囲んで家族団欒の豊かな暮らしを演出するいえ ・使い勝手のよいアイランドキッチンで料理を楽しむいえ ・建物内に組み込まれた屋根付バルコニーで屋外も楽しむいえ ・冬季の光熱費を抑えるエコジョーズ+コレモで省エネないえ オーニング(庇) 玄関ポーチへの動線を意識したオーニング(庇)で冬も安心。 玄関・SCL 敷地高低差を室内階段(スキップフロア)で解消。 SCLの奥も床下収納スペースになっています。 玄関からLDKレベル見上げ LDK(30帖) フルオーダーしたこだわりのキッチンで料理を楽しむ! キッチン 家事デスク・パントリー方向見通し 家事デスク キッチン見返し キッチン見返し タモ材で製作した大容量の家電食器収納。 ガゲナウのオーブンも設置。 キッチンから玄関見返し キッチンからDL見通し リビング(南角) 隣地からの視線に配慮したスリガラスのL字窓。 LからDL見返し 存在感のあるあこがれの薪ストーブのある暮らしが楽しみです。 洗面室 ティッシュBOXを収納できるように細工をした製作ニッチが便利。 ここから2階をご案内いたします。 洋室1(7帖) 洋室2(6.5帖) 洋室3(4.5帖) 主寝室(8帖)+WCL(4帖) バルコニー(3.5帖) 主寝室に繋がる屋根付バルコニー。 多目的利用ができます。 吹抜けからLDK見下ろし 階段見下ろし ■おまけ 今回のオープンハウスを彩ってくれた刺繍作品を一点ご紹介いたします。 刺繍 ありがとうございました。
むしゃなび編集部
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特別な日を演出するlovelyアイテム “ アイシングクッキー “と手料理のおうちカフェ「Cookies Toya!! Cafe (越後屋)」
溢れんばかりの笑顔で元気に迎えてくださったのは、店主の 越後あゆみさんでした。 きっと、あゆみさんの笑顔にかかったら、どんなに落ち込んでいる人でもつられて笑顔になるに違いない!そう思うほど素敵です♡ あゆみさんがアイシングクッキーに出会ったのは6年前のことでした。 ↑クッキーはさっくさく。アイシングはカリッカリで美味しい! 越後屋さんにお嫁に来てからというもの、どんなこともガムシャラに働いてきたあゆみさんが、「越後屋として私にしか出来ない何かを身に付けたい! 自分の存在意義を高めたい!」そんな想いを強く感じていた頃に出会ったのがアイシングクッキーでした。 その時に「これだ!」と直感。 直ぐに独立を目指して学び始め、イギリス発祥の技術を持つjsa日本サロネーゼ協会 アイシングクッキー認定講師の資格を取得しました。 卒業と同時に菓子製造業の許可を取得。 ついに、若い頃からの夢でもあった「カフェをやりたい!」と融合させた店の誕生です。 始めた頃は、越後屋さんの空き事務所でひっそりと営業されていたそうですが、2021年7月21日に晴れて今のお店をリニューアルオープンさせました。 ↑このドアを開けたら「かわいい~~!!」と思わず言ってしまいますよ♪ ↑テラス席もあります。 ↑2F席も ↑2F席から~ 五人のお子様を育てながら仕事と家事と勉強を4立させて来たあゆみさん。 行動力は人一倍。 思い込んだら一直線。 でもなんと驚いたことに「本当はお菓子作り苦手だったんです。ズボラだから計量とかが苦手で。」とケラケラと笑って話してくれました。 けれども、実はイラストなど絵を描くことはお好きでした。 あゆみさんは、持ち前のど根性で好きな絵を描くためのお菓子作りを猛勉強しました。 そして、今ではすっかりお菓子作りそのものが大好きになりました。 ↑1種類の商品を作るのになんと5~6時間要するそうです。 「お客様が「美味しい!」とおっしゃった時の素敵な笑顔を見るのが本当に嬉しいのです ^^」 そんな風に話すあゆみさんのお人柄と、アイシングクッキー&カフェメニューに魅せられたお客様たちが、OPENからわずか1ヶ月で早くもリピーターになってくださっているのだそうです。 なんて素晴らしい!! ↑カフェメニューもお食事からお飲み物、スイーツまで色々。 パフェに入っているのは、下から順にクラッシュドクッキー・生クリーム・プルプルティーゼリー・レモンのシロップ漬け・紅茶のシフォンケーキ・どかんとソフトクリーム。 ボリューム満点、とってもおいしかったです。 「スイーツもお食事も手作りをモットーに、お子様にも安心して食べさせられる原料を使ってご提供しています。」 5人のお子様のお母様のお話しは、やはり説得力があります。 誰にでもどんな店なのかが分かるような名前にしたかったという「Cookies Toya!! Cafe」という店名は、まるで明るくハッキリとしたあゆみさんのお人柄を表しているようです。 ↑越後屋さん側からも入れます。 表玄関は山側、ホテルゆとりろさん側になります。 力強くこんなお話しもしてくださいました。 「アイシングクッキーをもっとたくさんの方に知って欲しいです。例えば、お誕生日・お土産・自分へのご褒美など特別な日のものとして、また、いただいた方の嬉しそうな笑顔を見て、あげた人の方が嬉しくなってしまう様なものとして、もっと広めたいと思っています。将来はこの店でアイシングクッキー教室も行いたいですし、生徒さんには自分のためだけの時間作りとして楽しんで欲しいと思っています。 アイシングクッキー作りを通して、私がそうだったように、きっと皆さんも幅広く楽しい人たちと知り合える場になると思います。」 もう全身にアイシングクッキーが好き!ということが溢れかえっているあゆみさんでした。 今後のコロナの状況にもよりますが、少ない人数を対象にハロウィンクッキー教室を開催する予定だとか。 faecebook要チェックです☆ https://www.facebook.com/CookiesToya/ 洞爺湖温泉街、ますます楽しくなってきました。 店舗情報 Cookies Toya!! Cafe 住所 洞爺湖温泉 洞爺湖越後屋2F 電話 0142-75-2158 営業 水・木・金・土 11:00~15:00 アイシングクッキーレッスンは予約制 ※ 記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材:2021年8月)
Rietty
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