神様は福徳を与えてくれる存在であると共に恐れる存在であるという…
その理由に「神罰が下る」というものがあります。
それと似たような言い方に「祟り」がある。

どちらも、神様が人間の行いに怒って、何らかの災いをもたらすという考え方に基づくものらしい…。
用語の発生としては祟りの方が先で、元々「タタリ」とは神様が人間の前に「タツ」事を表したもので、例えば「夢枕にタツ」等と使われるように、本来、目に見えない神様が「出現する」事を意味した…。それが後に「物の怪(悪霊)」「怨霊」等の観念と結びつく中で、世の中を不安にする疫病の流行、自然災害、社会の異常現象、または個人の不幸や不運等を、神様が引き起こすとする信仰として定着し、神罰と言われるようになった…。特に、霊力の強力な神様ほど祟る威力も大きいとされている…。talisman

人間が自然(神)と調和して生きていた時期には、「祟る」という観念はなかった…。ただ、(文明が進化し)人間の心が自然から離れた結果として、祟りの観念が強く意識されるようになったとも考えられる…。

尚、神罰が下る理由としては、神様の意志にそぐわぬ言動、神様の宿る場所や空間、神木等の依り代に対して敬意をはらわなかったりすると罰を受ける…。神罰を受けると、本人が不幸に見舞われるだけでなく、その子孫にまで災いが及ぶ事があります。
最近の落ち着かない災いが神罰でない事を願うばかりですが…。


ちょっと不思議なおはなし タリズマン・マスター

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