友人に聞いたら、「俺も引退してからは、家には居づらいなー」と、私と同じことを言っていた。
稼ぎが無くなると男は女房に頭が上がらなくなるのは、どこの家庭でも同じらしく、変なことで安心している私だ。そんなことで、図書館に本を返した足で浅草に行ってみた。



人力車もお客がついて、元気に走り去って行った。

浅草は図書館のある東銀座から「都営浅草線」に乗ればすぐである。
駅を出て雷門に向かうと、今までと様子が違う。
名物の「どら焼き屋」に久し振りに行列が出来ている。
人力車に乗るお客がいるので、車夫が大勢、稼ぎに出て来た。



浅草寺のお参りの行列は何ヵ月ぶりか?

貸衣装屋で借りた着物を着て歩いている女性も結構いる。
雷門で写真撮影をする人も多い。仲見世通りは先が見通せないほどに人がいる。
安売りの店で買った人形焼きを食べながら歩いているカップルがいる。



浅草寺の駐車場には久し振りに「はとバス」が来ていた。

七五三のお参りに来ている家族が大勢いる。
浅草寺の本殿前では、お賽銭を投げ入れる為に行列が出来ている。
なんだか全てが以前と違う。コロナ騒動の起きる前の賑わいだ。
違うのは外国人観光客が全くいないことだけのように感じる。
これはもしかして「Go to travel」と、「もっと東京」の恩恵かもしれない。



千葉屋」の大学芋は400グラムで780円。

浅草寺は行列が出来ているので、お参りはパスして本堂の裏に廻る。
そこから少し先の道路を左折すると、本日の目的の「千葉屋」が見える。


千葉屋というのは「大学芋」の名店で、地元の人しかしらないので、観光客が来ることは無い。千葉屋で大学芋の400グラムを2袋買う。



さご通りの「メンマル」のラーメンはテラス席で。

そこからまた道路を渡り、「ひさご通り」に戻る。
時間はもう少しで12時で、バカ安ラーメン屋の「メンマル」の前に来た。
ここは「3密」とは無縁で、昔から道路にテーブルを出して営業している。
例えは悪いが「パリのオープンカフェ」の日本版だ。
330円のラーメンを食べながら、道行く人たちを眺める。



浅草演芸場は「漫才の日」

次にロック(六区)に向かい、本物のカフェに入ってタブレットを開く。
その時に外から懐かしい音楽が流れて来た。チンドン屋である。こんな光景は今では浅草でないと見られない。
チンドン屋の姿を窓越しに見ながら、浅草情緒を楽しんだ。
こんな普通の日常が戻って来たのが、妙に嬉しかった。



カフェのガラス越しに見たチンドン屋。

(おまけの話)
カフェで休んだ後に、六区から新仲見世通り商店街を抜けて雷門方面に向かう。
この両側は色々な店が出ていて、見ているだけで面白い。
私がよく鯛焼きを買う「鳴門鯛焼き本舗」とか、お汁粉を食べる「舟和」などはこの道にある。



ファッション性のあるマスク(1枚999円)

薬局だけでなく、小物屋、衣料品屋、お土産屋などまでマスクを売っている。
しかし以前と全く違うのは、その値段である。
3月頃には50枚で4000円はしていたが、この日の値段は50枚で280円だった。
1枚当りの値段が80円から、なんと5.6円に値下がりしていた。
それでも人だかりはしていないし、誰も足を止めない。



50枚で280円でも売れないマスクの山。

この道を歩いただけで、10軒以上の店でマスクを売っていた。
最近の流行はファッション性を重視していて、色々な柄のマスクがある。
値段も様々だが、どこの店も赤字で「30%OFF」とか「半額」と書いている。
あのマスク狂乱時代を過ぎてみんなは手作りも始めたので、もう高い値段では売れなくなった。
それよりマスクの要らない世の中が欲しい。



1枚990円のマスクは290円に値下げした。



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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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