2週間の自粛延長最終日である3月21日のPCR陽性者数は256人だった。
私は「緊急事態宣言延長は意味があったのかなあー?」と感じている。

みんな自粛しているし、マスクも手洗いも消毒もしている。
新型コロナウィルスは感染症なのだから、いくら頑張ってもゼロにはならない。
感染者は暑くなれば減り、寒くなれば増えるのである。


「浜離宮恩賜庭園」はいつまで閉鎖なんだろう?


緊急事態宣言では飲食業が悪者にされているのは気の毒だ。
午後8時で閉店するのと、9時閉店の1時間差で科学的にどう違うのか?
科学的なデータも示さず、「なんとなく」で決められているように思えてならない。


感染者が一番多く出ていたのは「家庭」で、次が「高齢者施設」である。
「家に帰るな!」とも言えないし、高齢者に「昼カラオケを止めろ」とも言えない。高齢者の中には「好きなカラオケで感染して、お迎えが来るなら本望だ」と考えている人がいても不思議ではない。


日本武道館への通路は大混雑。


そこで解除となった当日の3月22日に「解除でどう変わったか?」を検証するために出掛けて行った。先ずは閉鎖していた近場の浜離宮恩賜庭園に行ってみた。

入口に行ったら大きな木製の扉が閉まったままで、いつ再開するか分からない。
仕方ないので新橋へ出て、そこから地下鉄で九段下へ行き、千鳥ヶ淵の桜を見ることにした。


千鳥ヶ淵のお堀で、鴨がノンビリ泳いでいた。


駅を出たら武道館へ向かう人で、大混雑だった。
看板が出ていて、専修大学の卒業式が武道館であるらしいと分かった。
袴姿の女子大生が大勢歩いている。反対方向から戻つて来る女子大生も多くいるので、卒業生が多くて2部制で卒業式を行っているのかもしれない。

私は混雑を避けて、千鳥ヶ淵の桜の様子を見に行った。
今日の桜の開花状況は、7~8分先のようだ。
そのせいか、花見客はまだ多くない。


貸しボート屋も始まったようだ。


千鳥ヶ淵で桜の写真を撮ってから、小川町方面に向かって歩いて行った。
右の路地を見たら、「天丼屋」という文字が見えた。
それに釣られて店に向ったら、サラリーマンが15人くらい並んで待っていた。

店頭に貼ってあるメニューを見たら、「天丼600円」と出ていた。
10分くらい待って店に入り、私は「海老天丼850円」を「ご飯少な目」で頼んだ。まあかなり安いが、850円の価値だった。


「そめいよしの」は7分咲き。


海老天丼を食べてから、また地下鉄に乗り有楽町へ出た。
町も地下鉄も、以前のように大勢の人達が忙し気にしていた。
有楽町から町の様子を見ながら、銀座に向って歩いて行った。
宣言解除をする前と同じ人出だった。特に増えてもいない。

これで感染者が増えても、緊急事態宣言解除とは関係無いと思う。
ウィルスは人の努力に関係なく、増えたり減ったりして、いずれ消えて無くなる。

私の祖父がスペイン風邪で亡くなっているが、その時もウィルスが消えた理由は今でも分かっていないのである。


前方に見える土手は「日本武道館」への道。


「勝どき駅」からの帰りは、いつもと違う道を歩いて行った。
すると以前に贔屓にしていた「トンカツ屋」が、いつの間にか無くなっていた。
その後に「ドミノピザ」が入っていた。

その近くのパン屋も閉店していて、後には安売りの肉屋が入っていた。
閉店した店の内実は分からないが、経営者はどうなっただろうか?
緊急事態宣言が解除されたからといって、飲食業がすぐに元へ戻るとは考え難い。 ガンバレ! 飲食店!


銀座4丁目の交差点


(おまけの話)
新型コロナウィルスの感染者数では優等生のベトナムからメールが届いた。
最初から3月21日までのベトナムの感染者数は1367人で、死者数は35人である。
日本と比べても圧倒的に少ない人数である。

1人目のメールは日本語学校の先生(Aさん)からである。
『ベトナムのテト(旧正月)の時、ハノイやホーチミン市で新型コロナがまた発生したので、静かになっていました。テトは実家に帰って、家族と過ごしました』


「テト」のホーチミン市郊外の町の様子


『いま学校で一番影響されているのは出国を待っている学生です。テトの前に1300人が出国出来ましたが、残りが300~400人います。その中には日本の会社が倒産してキャンセルされた人もいます』。

『2年以上も勉強して、家族から借金でプレッシャーを受け本当に気の毒です。生徒の応募も少なくなり、1つのクラスが9人くらいです。私の職場もいつもマスクをかけて、オンライン授業を教えています』。


「テト」のホーチミン市中心部


もう1人は日本に留学経験のある男(Tさん)である。
『私のテトはお寺に参ったり、親戚の家にお祝に行ったり、家族のパーティーでビールを飲んだりしました。今年は新型コロナの影響で皆は自分の家族や親戚の範囲でお正月を過ごし、安全を第一にし、よかったと思っております』。

『ちなみに、現在、ベトナムでの第4回目の新型コロナの波は少し落ち着き一日感染者5人ぐらい出ましたが、人々は感染防止に注意しながら勉強・仕事・生活を進めています』。


Tさんの家の庭で採れた「マンゴー」


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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