心の伊達市民 第一号
小雨の屋外シアター
ブログ閉鎖中の話題(2017年9月18日)
YAHOOニュースで「新宿中央公園で屋外無料映画会を開催」と出ていた。映画好きの私はすぐに、「これは行かなきゃ!」と思った。
7月に4回、8月に1回、9月に2回、そして10月に3回の合計10回のイベントである。
いつも「なにかイベントは無いか?」と探している私だが、7月の開催は知らなかった。
新宿中央公園(真ん中の黒い四角がスクリーン) 奥に数台の屋台車が出ている。
新宿には私はかなり縁があった。私には小金井から考える大都会は「新宿」だった。
学生時代は紀伊国屋書店前にあった二階の麻雀屋で友人達と遊び、ここで賭け麻雀で鍛えられてかなり強くなった。
仕事をするようになり取引先の関係で長い間、三角ビルと呼ばれていた住友ビルに通った。
そこにあった床屋も40年は通った。今は閉店となり、本店の有楽町店へ行っている。
デッキチェアーが50脚ほど用意されていた。
新宿中央公園に向かう道の左側には、日本最初の高層ビルである京王プラザホテルがある。
NY博で働いていた時の私の先輩に、プロのウェイターのKさんという人がいた。
彼は帰国後は日本初の超高層ホテルであった「京王プラザホテル」に勤めたが、NYでは仕事には厳しかった。しかし英語が不得手なこともあり、休みの日はどこにも行かなかった。
東京都庁の頂上付近が青く輝いていて、霧雨でぼやけて見える。
彼の趣味は麻雀で、仕事仲間で3人は集められるが、どうしてもあと1人が足りない。
そんな時にバスボーイで麻雀が出来るのは私だけだったので、よく誘われたが彼らは私と違ってあまり強くないので、いつも私が勝ってしまう。すると悔しがって、また誘われる。
でも私はNYに麻雀をやりに来たのではないので、3回に1回くらいしか付き合わなかった。
Kさんはいま何をしているだろうか? もうお迎えが来てしまったかな?
いよいよ映写開始。ここの突き当りがJR新宿駅中央西口。 左からセンチュリー・ハイアット・ホテル、住友ビル、三井ビル、コクーンビル(モード学園)、 僅かに見える明治安田生命ビル、京王プラザ・ホテル、その手前が写真に写っていないが大木の 陰にある東京都庁。
こんなに私にとって新宿は縁がある街なので、さっそく無料映画を見に行った。
新宿中央公園は夜はホームレスのたまり場で、昼間は若者の遊び場である。
その広場で暗くなってから、屋外映画をやるというのである。
今でもアメリカではあるかもしれないが、ドライブイン・シアターという屋外映画館があるが、私の学生時代に米軍人が「日本でも行ける」と思って、横田基地の近くの拝島にそれを作ったが、敢無く倒産した。彼は日本とアメリカの文化の違いを分かっていなかった。
新宿大ガードの向こうに歌舞伎町のネオンが見える。
午後7時から映画は始まるので、席を確保する為に早めに現地に着いた。
天気予報では「夜になれば雨は止む」と伝えていたが、時間になっても霧雨が降っていた。
でも主催者は決行を決めて、今日の予定の2013年の作品である「ラブ・アクチュアリー」というタイトルのヒュー・グラント主演のラブコメディを映写した。
観客は若者ばかり50名ほどで、気温も低く肌寒い。宣伝用の団扇を渡されそうになったが、使い捨てカイロが欲しいくらいの陽気で誰も受け取らない。
新宿西口近くのパチンコ屋「ジャンボ」。
客席はデッキ・チェアーで、その後ろには屋台が何軒か出ていて生ビールを売りたいらしいが、寒くて誰も買わない。雨が少し強くなって来たので、私はそこで切り上げて席を立つ。
モヤに霞んだ東京都庁が綺麗だ。新宿副都心のビル群に灯りがともり、美しい。
そこで久し振りに新宿の夜景の写真を撮り、万世でハンバーグを食べてから家に戻った。
家に着いたら、「エー、こんな雨でもやったの?」と女房に驚かれた。
新宿西口名物の「思い出横丁」。店はどこも外国人観光客に占領されていた。
(おまけの話)
8月に私は映画を8本見た。これはいつもの月より多い。
暑いと徘徊が辛いので、どうしても涼しい場所に行ってしまうのである。
今年になって見た映画は「1月7本、2月5本、3月4本、4月8本、5月2本、6月5本、7月5本、8月8本、そして9月は今までに5本で、合計で49本である。
「アイ・イン・ザ・スカイ」・・・★★★
後から調べてみると、「かなりの数の映画を見たなー」と思うのだが、題名からだけではそれぞれのストーリーは忘れてしまっている。情けないやら、もったいないやら・・・。
今年のベスト3を上げるとすれば、次の作品になる。
「アイ・イン・ザ・スカイ」、「ライオン」、「ボブという名の猫」である。
「ライオン」・・・★★★
「アイ・イン・ザ・スカイ」は現代の戦争である。戦地から遠く離れた会議室でドローンが映し出す映像を見ながら攻撃作戦を練るという、戦争の闇に迫る怖い映画だ。
「ライオン」は5歳でインドで迷子になったインド人がアメリカに養子に出され、25年目にグーグルアースで故郷を探してインドに戻った実話である。
「ボブという名の猫」は薬物中毒のホームレスの青年が猫と出会い、幸せをつかむという実話である。
昔の映画解説者の水野晴朗じゃないが、「いやー、映画って本当にいいもんですねー」。
「ボブという名の猫」・・・★★★
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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