昨夜の天気予報では「6日は午前11時頃より雪」と報道していた。
東京に雪が降るのは珍しいので、「もし雪が積もるくらい降ったなら、写真を撮りに行こう」と考えていた。


いい年をして、子供みたいに雪が嬉しいのである。
毎年、大雪に苦しめられている地方の人から見れば、「バカじゃない!」である。
今朝起きたら雪は降っていなかったが、雪が降りそうな空模様だった。



大手町は大雪だった。


11時ころになったら、ポツリ・ポツリと雪が降って来た。
朝の天気予報では「東京地方は大雪の可能性」とあったので、出掛けることにした。
寒さ対策を万全にした。下はヒートテックの長タイツ、上はヒートテックの長袖、その上にタートルネックのシャツ、その上にセーター、更にその上に羽毛のチョッキ、そして防寒コートに毛糸の帽子である。



「大手門」から東御苑に入る。


先ずは都バスに乗って、東京駅丸の内南口まで行った。
そこから歩いてサラリーマンの聖地「大手町」に行く。
昼時なのに殆ど人が歩いていない。いつもなら大勢のサラリーマンがランチを求めて動き回っているのだが・・・。


12時30分頃になり、雪の降り方が激しくなって来た。しかもビル風に煽られて、雪が激しく横から降って来る。レンズが雪で覆われて、写真撮影もままならない。



「同心番所」も雪景色。


防寒が完全なので寒くなく、次に「皇居東御苑」に行ってみようと考えた。
大手門がすぐ近くなので、そこから皇居東御苑に入ることにした。
入口で皇宮警察の手荷物検査がある。
中に入る人はいないので、彼らは寒い上に暇だったので仕事が出来て嬉しかっただろう。



広場の芝生を歩いて足跡を付ける。


門を入ると、向こうから出て来る夫婦者がいた。
こんな雪の中を、2人だけで御苑内を見学していた夫婦はどんな人達なんだろう?
坂を上り、広場に出る。こんな雪の中でも、道路工事の為に作業をしている人がいた。
広場の芝生が真っ白だ。子供みたいに中に入り、足跡をカメラで撮影する。



天守閣の石垣にカメラを置いてタイマー撮影。


そこへ向こうから人が来て、珍しそうに私を見ていた。
近付いて来たら、その男は白人の外国人だった。
「なぜ、いまここに来たの?」と聞きたかったが、その前に去って行ってしまった。


天守閣の石垣の所に行ったら、上から降りて来たカップルがいた。
「どんな事情があるのか? 色々な人が来ているなー」とその事情を知りたくなった。



季節外れの梅の花に雪が・・・。


天守閣の横を通り過ぎた辺りになり、雪が小止みになった。
椿の花が雪を被っている。まだ残っていた梅の花にも雪が被っていて、とても美しい。
葉が落ちた木の枝に雪が乗って、いつもと違う風景が素晴らしい。


その先の坂を下って、元の大手門入口に戻って来た。
40分くらいの雪の中の散策だったが、ほとんど人にも会わない贅沢を味わったのである。



皇居のお堀では鴨が3匹、遊んでいた。


(おまけの話)
まだ疲れてもいないし寒くも無いので、皇居前広場に行ってみることにした。
お堀端を歩いていると、こんな雪の中なのにジョギングをしている人がいた。
それも1人だけではない。


私から見れば、「ほとんどジョギング病」ではないかと思う。
雪のお堀の中で鴨が遊んでいる。皇宮警察の警備の為の警察官は、雪の中でも変わらず傘も差さずに立っている。



皇居前の松林と、背景の大手町のビル街。


皇居前の松林が美しい。雪の降る松林の向こうに大手町のビル街が霞んで見える。
二重橋へ行ってみた。誰もいない。そこへ小さな女の子を連れた母親らしき人がやって来た。
こんな雪の中をやって来た母娘は、どんな事情があるのだろうか?
普段と違い雪の中にやって来る人達は、もし聞ければ面白い事情がありそうだ。



二重橋の見学に来ていた母娘には、どんな事情が・・・。


二重橋の写真を撮って、いよいよ家に帰ることにした。
家で夕方のニュースを見ていたら、東京は私が思っていた以上の大雪だった。
今日は中高時代の友人と、彼の仕事場のある六本木で待ち合わせている。


でも彼の自宅は山梨県で、昨日は東京より大雪だったろう。
しかも彼の家は駅から遠いので、駅まで出られず『今日の約束はキャンセル』ともうすぐに電話がありそうだ。



東京駅も雪で霞んでいた。


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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