「花より団子」という言葉があるが、今の時期は「コロナより桜」であろう。
テレビでは連日のように「桜の開花状況」を報道している。
桜は昔から日本人の精神に深く根ざしているのか、桜が咲くとソワソワしてしまう。
余程のことが無い限り、「桜を見に行かない」という選択肢は無いのである。





マンションの裏の「朝潮運河」のテラスの桜


東京は思った以上に緑が多いし、桜の木も多い。
不思議なもので、桜というのはこの時期以外にはあまり話題にも上らないし、あるのも忘れている。
陽気が良くなり私もヒートテックの下着を脱ぎ出すと、桜が咲き出す。
今年の私は築地川銀座公園に「竜舌蘭」が咲き出したので、興味はそちらに移っていた。





「朝潮運河」の桜越しに見えるマンション


しかし中央区の図書館に行く途中の公園にある桜の蕾がすこしずつふくらみ、白い花びらが見え出して来くと、竜舌蘭と桜の両方を見ないといけなくなり忙しくなった。
中央区が「桜の名所マップ」というパンフレットを発行したので、それをもらって来た。
そこには区内の15ヵ所の桜の名所が出ていた。





勝どき駅の『月島第二児童公園』


地図には「日本橋エリア」、「京橋エリア」、「月島エリア」と3ヶ所の名所が載っているが、なぜか「勝どきエリア」が無い。中央区でも桜が早く咲く場所の中に、我が家の近くの「隅田川勝どきテラス公園」があるのに、それが載っていないのが腹立たしい。もう1ヵ所の我が家の近くの「豊海運動公園」の桜も載っていない。
次回からは載せてもらえるように、発行元の「中央区環境土木部水とみどりの課」にメールを送っておいた。





『月島第二児童公園』


私にとっても桜はブログのネタを提供してくれるのだから嬉しい。
そこで今回のブログの為に、自宅から歩いて行ける場所の桜に絞り見に行った。
我が家の窓から見えるのは、『朝潮運河の桜』と『隅田川の桜』である。


今年になり近所に建設中のタワーマンションのせいで、朝潮運河の桜は一部が見えなくなってしまった。
文句を言いたいが、私の住むマンションも近所の人達に迷惑を掛けていると思い黙っている。





『月島川』に係留している屋形船


隅田川の桜は聖路加国際病院裏側の、隅田川の土手に植えられている。
ここの桜は例年は他の場所より満開の時期がかなり遅い。
同じソメイヨシノであっても木や場所によって満開の時期が違うのは、人間でも兄弟に同じことが言える。
ところが今年は違った。3日遅れくらいで満開となった。
昨年の例から7日で大丈夫と思い友人を案内することになっているが、その頃は葉桜になっていそうだ。困った。





『月島川』に係留している小型ボート


(おまけの話)
マンションの友人にXさんという人がいる。私より6歳も年長である。
奥さんは介護施設に入っているので、独居老人である。
彼もカメラが好きなのだが、足が弱くてなかなか撮影に出掛けられない。


足が弱った理由だが、2年ほど前に腎臓病で1年間の入院を余儀なくされた。
年をとっての1年の入院は、足腰の筋肉をほとんど奪われてしまう。
現在は介護認定を受けて、1週間に2度ほど自宅に介護士が来ているようだ。





『築地川公園』(1)


入院時の検査の結果、Xさんは重症で人工透析の必要があり、現在は自宅で人工透析をしている。
私は初めて知ったのだが、最近は自宅で自分で人工透析が出来るようになった。
通院で人工透析を行うと1日がかりであるが、自宅で自分が行なうなら動き回ることも出来る。


詳細は見たことが無いので分からないが、定期的に病院から送られて来る薬剤を腹に繋いだチューブから体内に注入する。そして一定時間後に、チューブに溜まった廃液を捨てるのだそうだ。





『築地川公園』(2)


彼の話を聞いて、医学の進歩は素晴らしいものだと感じた。
ただ1年間の入院生活ですっかり足腰が弱ってしまい、杖を必要とするようになってしまった。
私はXさんに『マンションの廊下を運動の為に、3周くらいは歩いた方が良い』とアドバイスした。


初めは面倒臭がっていたが、その内に寝た切りになることを恐れて歩くようになった。
その効果が出て、彼は杖が必要なくなった。だが以前のようには歩けない。





『豊海運動公園』(1)


彼はマンションには親しい友人もいないようで、私は気の毒に感じて時々、お茶に誘っている。
ある時、桜の開花状況の話をしたら、後からメールで『橋本さんが桜の撮影に行く時に、是非ともお供をしたい』と送信して来た。


そして『私は中央区から支給されている身障者用のタクシー券があるので、それで行きませんか?』と書いて来た。私は本当は1人で自由に動き回って写真を撮りたいのだが、時にはボランティアも大事だと思い、彼を誘って計画外の門前仲町の大横川の桜を撮影に行ったのであった。





『豊海運動公園』(2)


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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