気持ちの良い新緑のシーズンがやって来た。
田舎だけでなく、都会にも新緑はやって来ている。しかも銀座にも良く見ると、新緑はやって来ている。
このシーズンは短く、1ヶ月もすると梅雨期に入ってしまう。
だからこの時期の新緑は貴重で、みんなで楽しんでおいた方が良い。





「イチョウ」が小さな葉を出した。


三越、和光、リコー、日産ショールームが角に位置しているのが4丁目交差点で、有楽町方面から来て右折すると5丁目~7丁目に至る。左折すると3丁目~1丁目に至る。この道路が通称「銀座通り」と言われている「中央通り」である。


銀座と言えば昔は「柳」であったが、銀座通りには柳は植えられていない。
いま植えられているのは「カツラ」である。
良く見ると、この木の葉っぱが「ハート型」なのが、とても可愛い。





マロニエ通りの「シナノキ」


銀座の代名詞みたいだった柳は、数寄屋通りに街路樹として植えられているがあまり目立たない。
柳の木は地味なのが人気が出ない理由かもしれない。花は3月に咲くようだが、気が付くのが遅くて見過ごしている。


数寄屋橋公園には大きな柳の木があるが、その傍に菊田一夫の碑文「数寄屋橋 此処にありき」がある。
菊田一夫はNHKラジオで大人気だった『君の名は」の作者で、「真知子と春樹」が出会った場所が今の数寄屋橋公園である「数寄屋橋の上」だった。私の母が、70年前にラジオで聞いていたのを思い出した。





銀座中央通りの「カツラ」


ところで新緑が多く見られるのは銀座通りではなく裏通りで、松屋通りではいま「ハナミズキ」が咲いている。銀座はいまや柳より、ハナミズキの方が有名になっている。
花の色には白とピンクがあるようで、どちらも銀座にあるが白の方が多い。
ハナミズキは華やかであるが、枯れると花びらが茶色くなり汚くなるのが難点だ。





松屋通りの「ハナミズキ」白


裏通りにはアジサイが多く植えられているが、今はまだ花の季節ではない。
花の咲く頃の銀座の裏通りは、多くのアジサイの競演を見ることが出来る。
他にも小さな花壇があり、お店の人が世話をしているのだろう。


でも銀座に遊びに来る人は、殆ど誰も新緑や花に興味を示していないようだ。
代りに私が銀座の街路樹の新緑を紹介したい。次に銀座に来た時は、街路樹も見て欲しい。





屋通りの「ハナミズキ」


銀座には街路樹が色々あるので、ネットで「銀座の街路樹」を検索してみた。
それを書き出してみた。「シダレヤナギ」、「ユリノキ」、「ヤブツバキ」、「トウカエデ」、「イチョウ」、「ヒトツバダコ」、「エンジュ」、「ケヤキ」、「ハナミズキ」、「シナノキ」、「マロニエ」、「ヤエザクラ」、「ソメイヨシノ」、「カツラ」、「アオギリ」の15種類もあった。


それらの手入れも大変だろうが、中央区の経費も相当に掛かっていて、我々を楽しませてくれているのである。





松屋通りの「ハナミズキ」


数寄屋通りにあったフランス系デパート「プランタン」が撤退した後に、1階から5階までは「ユニクロ」が入った。その上の6階には「ニトリ」が入って、私は重宝していた。
それが昨年に「ニトリ」が撤退して、今年の4月16日に「ダイソー」が入った。


「銀座は高級」というイメージがあったが、今では安売り店が出店するようになり銀座の格が下がったようだ。これも中国人観光客をターゲットにしたからかもしれない。その中国人がコロナで来ない。





松屋通りの「ハナミズキ」ピンク


(おまけの話)
ブログのネタ切れの時は、私がブログを停止していた期間の同じ月の記事を載せている。
そしてこの間に大きく変化したことに気が付くのである。
2018年の4月の記事を公開する準備をしていて、かなり驚いた。
それは銀座の光景である。新緑ではない。観光客のことである。





2018年4月当時の銀座の歩行者天国


この2年間は新型コロナウィルスまん延で、日本人でさえ旅行を控えていた。
ところが4年前の写真を見て、現在とあまりに違う銀座の光景に驚く。


平日でもそうだが特に週末の銀座の歩行者天国ではマナー悪い、団体旅行の中国人が目立っていた。
道路の縁石に座り込み、大勢でデパートで買ったらしい総菜を食べていた。
歩行者天国では道路の真ん中で、若い女性が女優気取りで写真を撮っていた。





2022年4月の銀座の歩行者天国(日本人ばかり)


いまは殆ど外国人は見当たらない。
時々、見掛ける外国人は観光客ではなく、日本に住んでいる人達だからマナーに問題は無い。
「本来の銀座が戻った」という感じがしている。静かで品の良い銀座は、日本人でさえ身構えて行く場所である。


これが「With Corona」となって日本が門戸を開ければ、以前のように大量の中国人がやって来るのだろうか? 外国人観光客が来るのは歓迎だが、中国人だけに偏ると以前と同じ状況になるのはミエミエだから、なにか方法は無いのだろうか?





銀座三越デパートのライオンもピンクで春のおめかし。


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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