
心の伊達市民 第一号
桜も終り、いよいよ初夏の様相を見せ始めた銀座を徘徊した。
銀座通りは路地を含めて名前があり、色々な街路樹が植えてある。
その街路樹が新緑となって来た。花も悪くないが、新緑はもっと気持ちが良い。
「キャノン・ギャラリー銀座」で写真展を見てから、松屋通りに入った。
ここには「ハナミズキ」が植えられていて、白い花が咲き出していた。
まだ満開ではないので、私のように見ている人はあまりいない。
「ハナミズキ」を調べてみたら、「アメリカ東部及びメキシコ北東部を原産とするミズキ科の落葉樹であり、日本の野山に自生しない」とあった。しかも花は白色の中心にある種のようなものがそうらしい。
秋になると、赤い小さな実を付けて、それも可愛らしい。
横道に入ったら「アオギリ」が植えられていた。
プラタナスを小さくしたような葉である。マロニエ通りにも一部、植えられている。
太陽の陽を浴びて、葉っぱの緑が眩しかった。
横道をそのまま進むと「柳通り」に出る。「銀座」と言えば、「柳」である。
銀座2丁目に来て、やっと柳に出会った。柳の木が新緑に染まっていた。
ここで歌謡曲の「銀座の柳」の一小節が頭に浮かんだ。
「植えてうれしい 銀座の柳 江戸の名残のうすみどり 吹けよ春風 紅傘日傘 今日もくるくる人通り」
昔の歌謡曲は流行していた期間が長かったせいか、歌詞をなんとなく覚えている。
銀座通りに出たので右折して、その先の1丁目交番前を左折した。
この通りの名は「銀座桜通り」である。名前の通り桜が街路樹となっている。
しかし珍しいことに、ここの桜はソメイヨシノではなく「八重桜」である。
ピンクだけではなく、白色の花も咲いていた。
もう一度、銀座通りに出る。この通りは8丁目まで「イチイ」が植えられている。
今回は晴海通りの西側を歩いたが、東側には違う街路樹が植えられている。
「みゆき通り」は「ヒトツバタゴ」と「エンジュ」、「交詢社通り」は「トウカエデ」、「花椿通り」は「イズモツバキ」と「ハナミズキ」である。
銀座はみなが思っているより、緑が多い街なのである。
(おまけの話)
最近の銀座は外国人観光客で溢れている。
まだ中国人は少ないが、どこの国かが分からない言葉をしゃべっている。
しかもラフなジーパン姿が多いのが特徴で、ただ歩き回っている。
アジア人と違い、車付きのスーツケースを引っ張っている人はいない。
日本人にも言えることだが、最近はみんなリュックサックをを背負っている。
彼等は異文化を経験することが目的なので、食べることはするが買い物をする姿はあまり見ない。最近だが、有名ブランド店に開店前から並んでいるアジア人が多く、「なぜなんだろう?」と疑問に思っていた。
その理由がネット情報で分かった。彼らは外国からの旅行者なので、パスポートを見せれば消費税の10%を無しで買い物が出来る。それを日本に住む同国人に引き渡して、引き取った同国人が消費税分を誤魔化しているのだった。
海外では「性悪説」を取るので店では免税を受けられず、出国時に空港でリファンドの申請をして返してもらう。だから時間が無いと、消費税を取られっ放しになってしまう。私も以前にヨーロッパで、そのような目に遭ったことがある。
私の贔屓の新橋の「シャトレーゼ」に、外国人観光客の親子が入って来た。
この店で外国人を初めて見た。どうしてここが分かったのだろうか?
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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2023.4.25 OPEN以来、ずっと気になっていた方をようやく取材することができました。 今回の主人公は『湖の膳舎 なかむら』代表 中村 悠佑さん 千葉県出身、東京都育ち、1児のパパです。 “ My洞爺湖! “ そんな勘違いをしてしまいそうになる景色。 広い窓いっぱいに洞爺湖が見渡せる贅沢空間にその店舗は存在しています。 和食職人と言うと、中学校を出て直ぐ料理の修行をするようなイメージがありましたが、中村さんは和食職人としては珍しい大卒者です。 「本当は、高校を出たら直ぐに飲食業につきたいと思っていました。早くこの世界に入りたかったのです。けれども、親の説得を受けて大学へ行くことになりました」。 とにかく飲食業が好きだった中村さんは、高校一年生の時からファミリーレストランやイタリアンレストランで、大学に入学してからは居酒屋でアルバイトをする日々でした。 「大学では文学部に所属していました。 実はあるリース会社に就職も内定していました。 でも、居酒屋でアルバイトしていた時に感じた、お客様が料理とお酒を楽しんでいる雰囲気がとても好きだったという気持ちを捨てきれず、どうしても飲食業への道が諦められず、その会社を断ってしまいました」。 そんな中村さんが大学卒業後に選んだのは調理師専門学校への入学でした。 「最初はフレンチ志望でした。 かっこ良く見えたんでしょうね。 授業では、和・洋・中をそれぞれ学ぶのですが、授業の中で試食をした時に体にも舌にも自分は和食に向いていると実感しました」。 専門学校卒業後、中村さんは赤坂や新宿の料亭で働き始めました。 修行時代の始まりです。 「就職して初めて飲食業の本当の厳しさを知りました。 労働環境は劣悪でしたよ笑 勤務時間は07:00~25:00 休みの日も糠床をかき混ぜるために出勤していました。 それでもそれほど辛いとは感じなかった。 修行時代を6年ほど過ごし、独立を決めました」。 29歳の時に独立を決めた中村さんは、東京中野の駅前に店舗を構えました。 30席もある店だったそうです。 “ この人みたいになりたい! と憧れる人はいない “ ときっぱり言い切った中村さん。 どこかで聞いたことがある…と思ったら、大谷選手が言った言葉でした。 「え?彼もそんなことを言っていましたか」。と、ご存知なかったご様子。 「修行時代、味付けはさせてもらえませんでした。味付けは最高の位置にいる人の仕事ですからね。 だから、味覚のトレーニングと料理の独自の研究は常に怠りませんでした。 自分の味付けは自分の店を始めてから学びました」。 なるほど。 以前、ある方から、洗い物をする時に鍋についたものやお客様の皿を舐めて味を覚えたという話を聞いたことがありましたが、やはり料理人の世界は厳しいのですね。 「妻は自身で店を持つことを夢に持ち割烹料理店で修行しており、2人で店をスタートしました。東京のお店は住宅街のひっそりとした場所で始めましたが、そこの住宅街にお住まいのお客様はもちろん、近隣の会社様の接待の需要も有り様々なお客様にお越し頂いておりました。その店は、12年間営んでいましたが、北海道行きを決め2023年1月31日に閉じました」。 きっと惜しまれつつ閉じられたのだと思います。 それが証拠に、その時のお客様が東京から洞爺湖までお食事にいらっしゃると言います。 「中村が洞爺湖に店を出したらしいと聞きつけた中野の割烹料理屋時代のお客様がわざわざ来てくださいました。 本当にありがたいです」。 「ところで、何故、洞爺湖を選ばれたのですか?」 「妻の美佳が北斗市出身なのです。いま娘は3歳なのですが、子育ては自然豊かな北海道で育てたいと予々考えていました。そういう視点で北海道を旅した時に、洞爺湖がとても気に入りました。移住するならここが良いなと。でも、果たしてここで商売が成り立つのか? とても不安でした」。 そんな心配を余所に、オープン直後から多くの客様が足を運ぶ店となりました。 「雑誌の「Poroco」や「Ho」に掲載されたことは大きな宣伝になり、とても感謝しています。 札幌圏の方も来てくださるようになりました。ですのでお陰様で夏は順調でした。でも、冬が心配だった。ところが、今度はインバウンドのお客様もたくさん来てくださるようになりました。 シンガポール・タイ・台湾の方が多いです。 海外のお客様は積極的にGoogleにコメントを入れてくださいますので、それをご覧になったお客様がまた来てくださいます」。 予約専門のお店のため、来店者数に合わせて仕込みができるのも強みのようです(席が空いていれば飛び込みも受け付けてくださるそう)。 「どのお料理も素材の味が最大限に生かされていますが、取引先の生産者さんはどのように選ばれているのですか?」 「洞爺湖に引っ越してきたのは2023年の2月で、店のオープンは4月でしたので、野菜は根菜くらいしか手に入らない時期でした。お米は移住前から財田米を食べ比べ、宮内農園さんのお米を食べて「この美味しいお米なら洞爺でお店が出来る」と確信を持てました。宮内農園の佐々木ご夫妻には他の農家さんをご紹介頂いたり、自分達で道の駅で買って美味しかった農家さんにアポを取ってみたりとオープン前は奔走の毎日でした。出来るだけ地元の食材を利用し、地元の方にこんな美味しい食材が地元に有ったんだ!と再発見していただけるようなお店を作っていきたいです」。 特別なものを使うのではなく、地元の方がよく食べているものを使いたいという考え方は素敵だと思いました。 「地元食材を使いながらも、今まで無かった店、今まであまり食べる機会が無かった料理を、職人技で提供する店になりたいと考えています。 とは言え、いまは未だ試行錯誤の段階です。 地元の方に足を運んでいただくためには地域性も大切にしなければいけませんから」。 「ところで、お二人にお尋ねします。移住して良かったなあ〜と思う瞬間てどんな時ですか?」 「最高の食材がすぐ身近にあることが幸せです。 娘がのびのびと成長していると感じる時もまた移住して良かったと感じます」。と悠佑さん。 「洞爺湖を眺めながら大好きな温泉に入っている時です!笑」と美佳さん。 明るい美佳さんは早くも常連さんの人気者です。 「最後に目指しているスタイルがあればお聞かせいただけますか?」 「洞爺湖ならではの和食の店を確立したいです。この素晴らしい借景の中で、洞爺湖でしか食べられないものを提供したい。そのためにも、もっともっと洞爺湖のことを知りたいですし、洞爺湖の食材のことを研究したいです」。 そう力強く語った中村さんの元に、保育園から帰ってきた娘さんが「ありがとうございます!」と言いながらニコニコと現れました♡ ―湖の膳舎 なかむら 情報― 電話 080-9269-2578 住所 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉186-85 Instagram https://www.instagram.com/nakamura0321?igsh=MWR1bm9ieTBya28yNw==
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