心の伊達市民 第一号
東京では33度越えというような、異常な暑さが続いている。
日本各地では大雨による被害が出ているのに、東京では梅雨らしい日は少なかった。
そして7月22日に、東京でも梅雨明け宣言が出た。
私には梅雨が来ない内に、真夏になったような感じがしている。
中央区役所からは連日のように、「熱中症情報」による警報がメールで届いている。
行く当ての無い日は涼しさを求めて「豊洲ぐるり公園」の、豊洲大橋の下のベンチに行く。マンション前から東京BRTに乗り、1停留所の「豊洲市場前」で降りて少し歩く。
橋の下は日影になっていて、更に良いことに海風が吹いて来る。
私の前をジョギングする人達、散歩をする夫婦、釣りをする人達が見える。
運河の向かい側には世界的なコロナ感染症のまん延で、1年延期となり2021年に開催された、東京オリンピックの時に使用された選手村が見える。
現在は2棟が予定されているタワーマンションが、急ピッチで建設されている。
「HARUMI FLAG」という名で売り出されているようだが、購入希望者の競争倍率は平均で14倍と聞いた。 交通は不便なのに、なぜそんなに人気なのか分からない。
相変わらず暑いので橋の下から出ないで、左の方を見る。
すると遠くにレインボーブリッジが見え、大型客船が出て行くのが見えた。
もしかしてランチクルーズ船の「シンフォニー」かもしれない。
私もスーパーで買って来た「稲荷寿司」と、デザートのフルーツゼリーを食べた。
読みかけの本も読み終わり、やることも無いので向かい側の晴海埠頭へ行ってみた。
豊洲大橋を渡り、下のテラスに出て晴海埠頭に向かう。
全く日影が無いので、ジリジリと照り付ける太陽に参っていた。
その時、少し先に藤棚が見えた。急いでそこへ駆け込み、しばしの休みとした。
藤棚の天井から花が終り、種となった鞘がいくつも垂れ下がっていた。
しばらく休んでから、気を取り直して先に進む。
目の前が開けて、晴海客船ターミナルの解体現場が見えて来る。
ここが利用されていた頃は、何回となく外国船の入港を見に来ていた。
豪華クルーズ船が入港する時は、東京消防庁の水上消火艇が放水で歓迎していた。
デッキではブラスバンドや、和太鼓の演奏もあった。
いまやみんな思い出になってしまい、無残な姿を晒している。
ここでは全く日影が無い。
熱中症にならないように、日陰のある「晴海ふ頭公園」に行く。
ここは新しく出来た公園で、カフェもあるし遊具もあるし、広い広場もある。
真夏の暑さでは誰も来ないが、涼しい週末は家族連で賑わっている。
公園の中に入って行くと、3張りくらいのテントが見えた。
いま全国的に若者の間で流行している「アーバン・キャンプ」である。
木の下に小さなテントが見えて、近付くと母と娘が中にいた。
父親は仕事なので、親子でキャンプに来ているのだろう。
なぜか「小さな幸せな」、という言葉が頭に浮かんだのであった。
テントの先に進むと、公園の端には「海技教育機構」の専用埠頭がある。
ここには時々、練習船の帆船が入港する。
たまたまこの日は帆船「海王丸」が停泊していて、実習生たちが体操をしているのが見えた。スマホで調べたら、私の来る30分前に「海王丸」は入港したばかりだった。
もうここから先に日影は無い。
公園を出ると左側は、臨海消防署本署であり、消防艇が岸壁に係留されているのが見える。右側は東京オリンピックの元選手村で、学校、スーパーマーケット、東京BRT車庫などの工事が行われている。
左前方には私の住むマンションが見えているが、暑さに負けて歩が進まない。
ヨロヨロと歩いてマンションに付いた時は、熱中症の寸前だった。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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