心の伊達市民 第一号
【サイレント映画」
数寄屋橋の「エルメス ル・ステュディオ」で、8月企画の映画を見た。
ここでは私には初めてサイレント映画で、タイトルは「キートンのセブン・チャンス」で1925年の作品だった。それを2022年にデジタルでリストアしたもので、全編を通じてセリフは無い。重要なところでは画面が変り、英語と日本語で字幕が出るようになっていた。
ストーリーは求婚にまつわるドタバタ劇で、こんな映画があの当時は人気を博したと思うと、隔世の感がある。それにしてもキートン本人のスタントが凄いと思った。日本では欧米と違い弁士がいて、徳川夢声が人気だった。
【シャワーヘッド】
風呂場のシャワーの水が出なくなってしまい、業者を呼んだ。
しかし部品交換をしようとしたが、外れなく帰って行った。その後に自分で色々と試してみたら、弱弱しいが水が出た。そんな時に「ジャパネットたかた」の広告が入った。
それを見ると「年間5万円の節水」と書いてあったが、これはオーバーだと思った。
しかし少ない量の水で勢い良くシャワーの水が出るようなので、それを注文した。
そしてシャワーヘッドを付け替えたら、驚くほどの水の勢いになった。
ナノバブルの水が出ているそうで、これは勢いは強いが当りは柔らかい。お勧めの商品だった。
【カラオケ】
マンションの友人達とコロナ前は、1ヶ月に一度はカラオケをやっていた。
たまに大きな声を出さないと、スーパーなどで大声を出すようなジジイになってはいけないからだった。コロナが収まって来たので、カラオケを再開しようという話になった。私は幹事として、事前に1人でカラオケをやってみた。
マンションのカラオケルームを1時間だけ予約して、100円を支払った。
そして1人だけで歌ってみたら、6曲も1人で歌ったら飽きてしまった。まだ20分も残っていたら、部屋を出たのである。
【勝鬨橋の塗り替え工事】
最近だが勝鬨橋を渡る時に見るのだが、橋全体を木製のカバーが覆っている。
工事の説明書きには「勝鬨橋の長寿命化のために、塗装を行っています」と書いてある。工事完了は来年の2月のようだ。しかし「なぜ全体を覆うのか?』が分からない。
そこで例によって、工事主体の東京都第一建設事務所にメールで問い合わせた。
しかし返信は無かった。忙しいのに、そんな質問に答える時間が無いのだろう。
私の想像では「古い塗装を剥離する作業中で、粉末が飛散するのを防護している」のだろうと思う。
【台湾のKさん】
少し前に台湾の巡視船が晴海埠頭に停泊したことを、台湾在住のKさんにブログで知らせてあげた。すると日本語を読めるが書けないKさんから、次のようなメールが届いた。
『Long time no see,How are you doing? Thanks for send this kind of nice information to me. Your bonus speeking remaid me happy days when I was young.
Hope some day we could visit each other.』
ここで面白いことに気が付いた。Kさんの思い出を書いた(おまけの話)は、彼にとっては「bonus」なんだ。
【歌舞伎の衣装】
銀座方面に出掛ける時は、行きか帰りに都合の良い休憩場所がある。
そこは築地の松竹本社向かい側の「東劇ビル」の1階である。
ここは以前は本屋があったのだが、書店不況で撤退してしまった。
その空いた場所を休憩所として、一般に無料開放して使わせてくれている。
休憩所には歌舞伎に使用された衣装が展示されていて、時々、入れ替えがある。
いつでも誰も休んでいないので、私の専用オフィスみたいになっている。
【肥料と除草剤】
図書館に行く時に、都バスの「月島三丁目」の停留所で降りる。
その先の交差点の手前の道路際の植え込みに、いまは立派な2輪のヒマワリの花が咲いている。きっとその前の商店が種を植え、水をやり、肥料をやり、ここまで育てたのだろう。
ところがTVニュースによると、ビックモーターは自社が陳列している車を目立たせるために、税金で植えた植木に除草剤を蒔いて枯れさせたようだ。「自分さえ良ければ・・」とか、「金儲けの為なら・・・」と常軌を逸したことをする会社があるとは思わなかった。なんとも嫌なニュースだった。日本人が「こうなった」とは思いたくない!
(おまけの話)【築地市場の外国人】
女房から頼まれた。『築地市場に行って、角寒天を買って来てくれない?』。
この日は予定が無かったので、用事を頼まれて良かったのである。
築地市場はいつものように、外国人観光客で溢れていた。
昔の築地市場はプロの料理人が材料を仕入れる場所だったが、いまや観光地となっている。狭い路地ばかりの築地市場は、人で溢れ歩くのも大変である。
その上に観光客相手の「買い食い用店舗」が増えたので、食べながら歩く人ばかりで、私は食べ物を洋服に付けられないかと心配しながら歩く羽目になっている。
角寒天を買う店は晴海通りに面した「吹田商店」である。
「あんみつ」を家で作って食べているので、「角寒天とは?」を調べてみた。
寒天の原材料は海藻の「テングサ」で、それを煮込んで糊状になった「生天」を細長く切り、寒い地方で天日干しをする。
生天を「北向きに干して凍らせ、南向きに干して溶かす」を2週間くらい繰り返す。
そして最後にビニールハウスで1週間を掛けて、完全に乾かして完成する。
かなり大変な作業の末に出来上がるので、高くても仕方ないと思ったのである。
角寒天を買った後に、近くを見て廻った。
相変わらず「イチゴ大福」や、「イチゴ・スティック」の店の前は行列が出来ている。
その先の名物社長の寿司屋「すしざんまい」も行列である。
その向かいの八百屋では、もう「松茸」を売っていた。
値札を見たら「中国産」と書いてあり、かなり小さい。
これはもう少し収穫を待てば大きく育つのではないかと思ったが、中国人は「早く採って、高く売ろう」と考えたのではないだろうか?
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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