10月1日から「Go to トラベル」に東京も加わった。
都民が地方に、地方の人が東京に旅行に来る時に「Go to トラベル」が利用できるようになった。
これで救われる観光業者は多いだろうと思う。

東京は人口も多いのだからコロナ感染者が多いのも当たり前で、「都民は駄目」というのは差別ではないかと常々、思っていた。



観光客用の貸衣装も、まだ暇だ。

我が家の近くの銀座は、かなり以前の賑わいに戻っているように感じる。
違いはキャリーバッグを引っ張って歩く中国人などの、外国人観光客を見掛けないことだけである。
そこである平日の昼前に、観光客に人気の浅草の様子を見に行ってみた。



人力車も、まだ暇だ。

地下鉄を降りて道路に出ると、今までとは雰囲気が少し違う。
歩いている観光客がいる。きっと「Go to トラベル」を利用して、地方から来た人達だろうと思う。
人力車も、少しはお客が付いている。

私は雷門の向かい側にある「浅草文化観光センター」の8階に上って、そこから雷門、仲見世通り、浅草寺の様子を見た。



浅草文化観光センターの8階からの光景。

仲見世通りに大勢の観光客が歩いているのが見えた。
この光景は久し振りである。下に降りて、私も仲見世通りを歩いた。


シャッターが下りたままの店も、所々に見える。もう少し頑張れなかったのか?
思いも掛けない災難で、店を占めざるを得なかった人に同情する。



雷門前も、まだ人は以前ほど多くない。

本殿でお参りをして、帰りは仲見世通りの裏側を歩く。
この通りには、面白い店がある。「似顔絵」を描く店があった。


表にサンプルが出ているが、顔を極端にデフォルメした面白い似顔絵で外国人には人気がある。
しかし今はお客がいない。



仲見世通りも、以前の賑わいには遠い。

雷門に戻ると、人力車の車夫が若い女性2人連を客引きをしていた。
その先でいつもは長い行列が出来ている和菓子屋に、今日は行列が無い。
ここの最中が名物らしいが、私は買ったことはない。


TVニュースで見たら、前日は10月の「Go toトラベル」の最初の日曜日で、仲見世通りは以前の賑わいを取り戻していた。しかし平日が完全に元に戻るのは、まだ少し先になりそうな感じがする。



似顔絵屋さんも、お客がいない。

(おまけの話)
最近、読んだ本に「東京レトロ写真帖」というのがある。
これは浅草橋で洋食店を営む秋山武雄というカメラマンが、15歳の時から撮り溜めた戦後の都内の写真集である。

写真の解説が話し言葉で書かれていて、それが本を一層面白くしている。
私の年齢の者には、懐かしい感じの写真ばかりだ。



東京レトロ写真帖」★★★

浅草に行ったので、秋山氏が浅草橋で経営する洋食店「一新亭」に行ってみた。
店の場所は蔵前なので、「そう遠くない」と思い歩き出したら意外に遠かった。
近い駅は大江戸線「蔵前」か、浅草線「浅草橋」だが、どちらからもそう近くはない。


目指す「一新亭」は、鳥越神社の向かいの路地を入った先にあった。
外から見ると小さな町の洋食店で、2階が住まいらしく布団が干してあった。



「一新亭」は町の洋食店。

場所柄からも、この店に観光客は来ないだろうと思う。
近所で働く人達か、本を読んで来る私みたいな人達がお客だろうと思う。
店に入ると4人掛けのテーブルが3脚で、既に4人のお客が座っていた。


コロナ対策は無い。「Go to eat」も、もちろん無い。
先に来ていた人達の料理を見たら、4人全員が「三色ライス」だった。



「三色ライス」(1200円・税込み)


これが名物らしく、オムライス、カレーライス、ハヤシライスが1皿に盛ってある。
私も同じものを注文した。でも「ご飯を少な目に」と言うのを忘れた。
暫くして出て来た三食ライスのボリュームが凄い。


三種のどこから食べたらいいのか迷う。
夫々の味を楽しみながら食べるのだが、なんだか懐かしい味がした。

でも量が多過ぎて、3分の1は残してしまった。



古今亭志ん朝(故人)は、一新亭を贔屓にしていた。






   





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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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