
心の伊達市民 第一号
土偶、蛍光灯、ゆめぴりか、ネズミ
最近だが、とても面白い本を読んだ。
その本の名は「土偶を読む」で、考古学の専門書のようなタイトルだが素人向けに書いてある。
私達は時々、土偶の写真を見ることがある。その形は豊満な体つきの女性のようで、考古学界では130年もの間、「土偶は妊娠女性」というのが定説だった。
これに異議を唱えて、具体的な証拠を示して反論したのがこの本で、私は全く納得した。

【土偶を読む】★★★
著者は「竹倉史人」で、考古学の専門家ではない。
彼は土偶の形態を具体的に分析する画像解釈学、環境文化学、民族植物学による実証データを用いることで土偶の真実を明らかにしたのである。
著者は土偶の顔に着目し、いずれも人間としては変な顔をわざわざ作った理由を考えた。
そして自分が縄文人になった気持になって考えた時に、「これは植物の種だ」と閃いたのである。

土偶の顔はクルミとソックリ。
最初の写真は「クルミ」である。土偶の顔を良く見ると、クルミを半分に割ったところと同じに見える。
次の写真は「栗」である。土偶の頭頂部の尖がり、顎の部分のゴツゴツは栗そのものだ。
私が伊達市で知り合ったOさんは縄文研究の第一人者である。ある時、私が『中学生の時に登呂遺跡の発掘を手伝ったことがある」と話したら、「登呂遺跡の発掘が戦後の日本の考古学の始まりだ』と言っていた。
そんな関係から、私はこの本に付いての感想を求めて、数年ぶりにOさんにメールを出した。しかししばらく待っても返信が無い。私は本の感想より、Oさんが元気でいるかどうかの方が心配になった。

土偶の顔は栗とソックリ。
私の寝室の天井の丸型蛍光灯が切れた。
夜中にトイレに起きた時に、枕元のリモコンで部屋の電気を点けたのを覚えている。
夕方になり部屋の電気のスイッチを入れたら、電気が点かない。
リモコンの電池を入れ替えたり、色々と試したがやはり駄目だった。
遂に蛍光灯が切れたと覚悟して、翌日の午前中にビックカメラに買いに行った。
この蛍光灯は2万時間の寿命だそうで、4070円もした。

切れたと思った蛍光灯は高かった。
買って帰った蛍光灯を取り換えたが、なんと電気が点かなかったので私は焦った。
こうなると、もう私の手に負えない。
その時、隣部屋の女房が私の部屋に来て、リモコンを触ったら電気が点いた。
なんのことはない、リモコンの横の小さなボタンの位置がずれていたのである。
女房は『私の部屋の蛍光灯も、時々、こうなるから知っている』と言っていた。
結局は蛍光灯は悪くなく、予備も買ったので2つで8140円も無駄買いをした。

有楽町「ビックカメラ」に買いに行った。
私は自宅でお米は10年以上も、北海道伊達産の「ゆめぴりか」を食べている。
伊達市に滞在し出した最初の頃は、美味しいお米は「ななつぼし」だった。
その後「おぼろづき」が出て来て、それを食べていた。
私の滞在が終る頃に「ゆめぴりか」が登場した。
その時は「こんなに美味しいお米があるのか!」と驚いた。

懐かしのトーヤレイクヒルGCから見た洞爺湖の夕焼け。
お米はいつも伊達市の農家のSさんから、T農園の「ゆめぴりか」を買っている。
いつも「精米10キロ、玄米10キロ」を頼んでいたが、ある時から『玄米は受けられない』と言って来た。
玄米から精米するのだから、なぜ玄米が購入できないのか疑問でSさんに質問した。
その結果、『以前の精米所は工程を止めて玄米を取り出してくれたのですが、その精米所が廃業してしまい、新しい精米所では受けてくれないのです』とのことだった。そして更に『本州は玄米保管ですが、北海道は籾保管が主流』と知った。『同じ日本でも違うんだなー』と勉強になった。

伊達市から届いた「ゆめぴりか」
(おまけの話)
ある時、マンションのポストに「ネズミ講習会」という変なお知らせが投函されていた。
初めは「エー、ねずみ講?」と思ったが、よく見たら「ネズミ講習会」の案内だった。
「なぜネズミ講習会なのか?」と疑問に思ったら、どうやらマンションのゴミ集積場や植え込みなどでネズミが発見されたからのようだ。ネズミ退治は住民の協力が無いとドンドンと繁殖してしまうので、住民にも知識が必要と考えたようだ。

「ねずみ講習会」の資料。
以前に築地場内市場に行った時に、市場内を大きなネズミが走り回っているのを見掛けたことがある。
その後、築地から豊洲に市場が移転する時に、報道には出なかったがネズミに関して心配があった。
市場の建物を壊せば、そこに住んでいた「ネズミはどこへ行くのか?」と近隣の飲食店は心配した。
一方で隅田川の対岸の私の住む勝どき地区では、「ネズミが泳いでこちらに来るのでは?」と話題になった。結局、大量のネズミ達はどこへ行ったか分からず仕舞いだった。

都会のネズミの王者は「クマネズミ」
土曜日の午前中に行われた「ネズミ講習会」の出席者は10数人だった。
この講習会はマンション内のネットで配信されたので、家で見た人もいると思うが関心は薄いようだ。
講習会で勉強になったことがある。「最近の主役はクマネズミ」、「絶食、脱水に弱く、2~3日しか生きられない」、「寿命は2~3年」。講習会の後で私は質問した。私『ネズミは何階くらいまで登って来ますか?』。答『分からないが、ネズミにとってはわざわざ高層階まで行く必要も無いのでは?』。
どうやらタワーマンションを想定した講習会ではないので、専門家も分からないようだ。

ネズミに齧られてショートした電線。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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特別な日を演出するlovelyアイテム “ アイシングクッキー “と手料理のおうちカフェ「Cookies Toya!! Cafe (越後屋)」
溢れんばかりの笑顔で元気に迎えてくださったのは、店主の 越後あゆみさんでした。 きっと、あゆみさんの笑顔にかかったら、どんなに落ち込んでいる人でもつられて笑顔になるに違いない!そう思うほど素敵です♡ あゆみさんがアイシングクッキーに出会ったのは6年前のことでした。 ↑クッキーはさっくさく。アイシングはカリッカリで美味しい! 越後屋さんにお嫁に来てからというもの、どんなこともガムシャラに働いてきたあゆみさんが、「越後屋として私にしか出来ない何かを身に付けたい! 自分の存在意義を高めたい!」そんな想いを強く感じていた頃に出会ったのがアイシングクッキーでした。 その時に「これだ!」と直感。 直ぐに独立を目指して学び始め、イギリス発祥の技術を持つjsa日本サロネーゼ協会 アイシングクッキー認定講師の資格を取得しました。 卒業と同時に菓子製造業の許可を取得。 ついに、若い頃からの夢でもあった「カフェをやりたい!」と融合させた店の誕生です。 始めた頃は、越後屋さんの空き事務所でひっそりと営業されていたそうですが、2021年7月21日に晴れて今のお店をリニューアルオープンさせました。 ↑このドアを開けたら「かわいい~~!!」と思わず言ってしまいますよ♪ ↑テラス席もあります。 ↑2F席も ↑2F席から~ 五人のお子様を育てながら仕事と家事と勉強を4立させて来たあゆみさん。 行動力は人一倍。 思い込んだら一直線。 でもなんと驚いたことに「本当はお菓子作り苦手だったんです。ズボラだから計量とかが苦手で。」とケラケラと笑って話してくれました。 けれども、実はイラストなど絵を描くことはお好きでした。 あゆみさんは、持ち前のど根性で好きな絵を描くためのお菓子作りを猛勉強しました。 そして、今ではすっかりお菓子作りそのものが大好きになりました。 ↑1種類の商品を作るのになんと5~6時間要するそうです。 「お客様が「美味しい!」とおっしゃった時の素敵な笑顔を見るのが本当に嬉しいのです ^^」 そんな風に話すあゆみさんのお人柄と、アイシングクッキー&カフェメニューに魅せられたお客様たちが、OPENからわずか1ヶ月で早くもリピーターになってくださっているのだそうです。 なんて素晴らしい!! ↑カフェメニューもお食事からお飲み物、スイーツまで色々。 パフェに入っているのは、下から順にクラッシュドクッキー・生クリーム・プルプルティーゼリー・レモンのシロップ漬け・紅茶のシフォンケーキ・どかんとソフトクリーム。 ボリューム満点、とってもおいしかったです。 「スイーツもお食事も手作りをモットーに、お子様にも安心して食べさせられる原料を使ってご提供しています。」 5人のお子様のお母様のお話しは、やはり説得力があります。 誰にでもどんな店なのかが分かるような名前にしたかったという「Cookies Toya!! Cafe」という店名は、まるで明るくハッキリとしたあゆみさんのお人柄を表しているようです。 ↑越後屋さん側からも入れます。 表玄関は山側、ホテルゆとりろさん側になります。 力強くこんなお話しもしてくださいました。 「アイシングクッキーをもっとたくさんの方に知って欲しいです。例えば、お誕生日・お土産・自分へのご褒美など特別な日のものとして、また、いただいた方の嬉しそうな笑顔を見て、あげた人の方が嬉しくなってしまう様なものとして、もっと広めたいと思っています。将来はこの店でアイシングクッキー教室も行いたいですし、生徒さんには自分のためだけの時間作りとして楽しんで欲しいと思っています。 アイシングクッキー作りを通して、私がそうだったように、きっと皆さんも幅広く楽しい人たちと知り合える場になると思います。」 もう全身にアイシングクッキーが好き!ということが溢れかえっているあゆみさんでした。 今後のコロナの状況にもよりますが、少ない人数を対象にハロウィンクッキー教室を開催する予定だとか。 faecebook要チェックです☆ https://www.facebook.com/CookiesToya/ 洞爺湖温泉街、ますます楽しくなってきました。 店舗情報 Cookies Toya!! Cafe 住所 洞爺湖温泉 洞爺湖越後屋2F 電話 0142-75-2158 営業 水・木・金・土 11:00~15:00 アイシングクッキーレッスンは予約制 ※ 記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材:2021年8月)
Rietty
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【あの人に会いに】地域にひらく [ 坂本瑠美さん / 洞爺 ]
むしゃなびエリア(胆振・虻田地区)にて 一度は会いに行ってみてほしい、 地域を盛り上げる ”人” にフォーカスする企画 【あの人に会いに】vol.2 今回は、2024年6月2日(日)に 洞爺八幡神社にて開催される 『とうや古本市』の主催者 坂本瑠美さんにフィーチャーします。 瑠美さんが暮らしているのは洞爺地区。一緒に町を歩いてみると、並外れた情報量に驚きます。 「ここは〇〇さんが管理してくれてる場所でね……」「ここの道は子ども達と歩くのにとっても良い場所で……」「あ、〇〇さんがいる!寄っていこう!こんにちは~」……と、こんな様子でエンドレスに繰り出される地域のお話。 この地区の住民はほぼ全員知り合い、町のあらゆることに詳しい、まさに地域の生き字引。そんな瑠美さんなので、もう何十年も洞爺地区の住民かと思いきや……なんと移住してまだ8年だと言います。 「何年も前から居る人みたいだって、洞爺に来て数週間の時にはもう言われてたね (笑)」 多くの人と繋がり、大量の情報を蓄積し、それをまた人へ繋げていく。瑠美さんにとってはとても自然なことなのかもしれません。 移住の決め手は、子どもが沢山いること 瑠美さんは帯広市出身。清水高校の総合学科に進学します。とても自由な校風で、好奇心の赴くままに楽しく過ごし、”キャンプ好き”となっていきました。卒業後は札幌の調理専門学校へ。そこで旦那様と出会い、結婚・出産。若くして母となりました。瑠美さんについて特筆すべきことのひとつは、”子どもと仲良しな母ちゃん”。 「長男がもう20歳!長女も中3、子育てが終わっちゃうのが寂しい!!!」 札幌や江別で長く暮らしていましたが、よくキャンプに訪れていた洞爺湖に惹かれ、移住を決めます。長男が中学校に進学するタイミング、長女が小学校2年生の時でした。 「札幌はモノも人も多くて沢山繋がれるけど、都会ならではの子育てのしにくさもあって。例えば、騒音問題だったり、公園でボール遊びしちゃダメだったり、子どもだけで遊びにいけるところがなかったり……」 洞爺地区で、自由に遊ぶ地元の子ども達を見かけていたことが、のちに移住の決め手となりました。 地域に根差し、広がり続ける人脈 食べるの大好き、食べさせるのも大好き!な瑠美さんは、調理師として働いていましたが、洞爺移住後は「生産者側を経験したかった」と農家へ。3年程働き、調理の道へ戻ろうと転職を考え始めた頃に新型コロナウイルスが流行します。飲食業は縮小、調理師としての就職先は狭まっていました。そんな中、変わらずに募集があったのが保育園の給食室でした。 「午前は給食の調理をして、午後は学童スタッフとしても勤務できることになって。学童で子ども達と遊ぶのが、とっても楽しかったんだ~!ずっと一緒に遊んでいられる!」 偶然たどり着いた二つ目の天職。現在は学童の職員となり、時には給食センターやとうや水の駅食堂TSUDOUにて調理師も続けています。母でありながら3足の草鞋!とても忙しそうですが、まだまだそれだけではありません。 NPO法人地域自然活動センター森・水・人ネットの理事、PTA活動、洞爺八幡神社の総代、等々……ここに書ききれないほど多くの団体に携わっています。あちこちから声をかけられるひっぱりだこ、人脈は広がり続けます。 地域の神社をもっとオープンに! 沢山の活動のうちの一つ、洞爺八幡神社で開催している『とうや古本市』はどのようにして始まったのでしょうか。 きっかけは、瑠美さんが町内会の役割の一つとして、たまたま総代*になったことから。長く神社を支えてきた会長や総代たちの想いを聞き、動き出します。 「総代を務めたい人も少なくて、町内会で回り番でっていう感じで……もっと地域の若い人に楽しんで場所を繋いでもらわないとっていう危機感があったんだよね。会長も、もっと自由に使ってと言ってくれていて」 氏子……氏神様がお守りする地域に住んでいる人々。氏神神社の運営・維持、行事などを行う。 総代……氏子の総代表。祭祀や保持活動に努める役割を持つ人々。 ”本好き”という共通点があった会長や総代たち、話はとんとん拍子で進みました。 「(当時)本屋が無いこの地域で、本を手にとれる場所が欲しいよね、とよく話していて。神社での開催だから(予算をかけず)”ばくりっこ”で。この地域だとどんな本が出てくるんだろう、という興味もあったしね」 とうや古本市は、不要な本を持参し欲しい本を持って帰る、”ばくりっこ”スタイル。ゆったりとした境内では『その本は〇〇さんのオススメだよ』、『これ面白いね』と会話が生まれ、来場者が本を通して繋がっていきます。 「小さい頃この境内で遊んでいたという人たちが、『神社で何かやってる!』とたまたま来てくれたことがあって、そういうのも嬉しいよね」 ただ場を繋ぐためのイベントではなく、持続可能な開催を目指して主催者が楽しむことを大切にしていることも、とうや古本市の特徴。『焚き火で焼き芋がしたい』、『地域の楽しいお店も呼ぼう』……そうして、地域住民にも毎年楽しみにされるイベントとなりました。 子ども達のたまり場をひらきたい 地域のために動き続ける、実行力抜群の瑠美さん。これからやっていきたいこと、目指すところはあるのでしょうか。 「誰もが気軽にふらっと集まれるような、子ども達のたまり場を作りたいなと思っていて」 学童で日々子ども達と触れ合い、真っすぐな好奇心に共鳴していくうちに、もっと探求できる場をひらいてあげたいと思うように。 「大人は知りたいことを自分で見つけられるし、すぐに調べることもできる。でも、子ども達が自分でリーチできるものって、自分の周りにある環境だけ。すぐ近くに沢山の面白いこと・面白い人がいるから、それを繋いであげられる場所がほしいなって」 そんな場所ができたなら、子どもだけでなく大人も楽しめるスポットになりそうです。老若男女がワイワイ集い、誰でもフラットな関係で、好奇心のままに学びを追求できる……素敵な”未来の場”のイメージが浮かびました。 来る6月2日(日) のとうや古本市は、そんな明るい未来の話が自然と生まれる場所でもあります。とにかく多忙な瑠美さんとゆったり話せる、貴重な機会かもしれません。新緑が眩しい、気持ちの良い境内を楽しみに、ぜひ足を運んでみてください。明るい瑠美さんにつられて、笑顔になってしまうこと間違いなしです。 <とうや古本市> 日時:2024年6月2日(日)10:00~15:00 場所:洞爺八幡神社(虻田郡洞爺湖町字洞爺町1番地) ★入場無料、飲食や雑貨など各種出店あり ★お家に眠る不要な本がありましたら、ぜひご持参ください! ★とうや古本市は、年2回、春・秋に開催しています。今回が5回目!
misaki
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Rietty
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