心の伊達市民 第一号

未完成の「GINZA SONY PARK」に入る

朝食後にパソコンに向かっていた。気が付いたら10時20分になっていて、私は慌てた。
この日は午前11時に銀座エルメスで開催される、毎月恒例の映画会に申し込んであったのを思い出したからだ。急いで着替えてバス停に行った。
こんな時に限って、バスは出たばかりだった。10時34分のバスに乗ったが、土曜日なので道が混んでいた。

銀座丁目に付いた時は11時になっていた。そこから駆け出してエルメスに着いた時は、11時3分だった。10階の映画会場に着いたらすでに映画は始まっていたが、ストーリーはまだ始まっていなかった。
1つのことをやっていると、もう1つを忘れるようになった。ボケの始まりか?


 「ミッドナイト・イン・パリ」(2011年作品)★★



フランス映画「ミッドナイト・イン・パリ」を見終わり表に出ると、そこはエルメスとSONY PARKの間の道路である。
SONY PARKは工事中なのに、囲いの端から若い人達が並んでいる。
「なんだろう?、関係者だろう」と思い、GINZA5の地下一階のうどん屋に行った。

家に帰ってからも気になったので、夜になり「SONY PARK イベント」で検索してみた。すると「YOASOBI KEEP OUT GALLERY PRODUCED BY VI/NYL」がヒットした。


エスメスを出ると工事中のような外観の「SONY PARK」



詳しく内容を見ると、次のように書かれていた。
『Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)は、8月に竣工し、現在グランドオープン前の工事中です。そのGinza Sony Park にYOASOBIがいち早く着目。大胆な吹き抜け空間のある低層のコンクリート建築に着想を得たプログラム「YOASOBI KEEP OUT GALLERY PRODUCED BY VI/NYL(バイ&ナル)」を期間限定で開催します』

『工事中のGinza Sony Park の一部を開放し、YOASOBIとともに行う特別な写真展。会期は2024年10月5日(土)~14日(月・祝)まで、入場は事前申請制となります』とあった。


 SONY PARKの地下通路にも「YOASOBI」



『Ginza Sony Parkは、銀座の街では珍しい打ち放しコンクリート建築で、交差点とシームレスに繋がる吹き抜け空間のある特徴的な建物です。地上5階(屋上)/地下4階で、銀座の標準的な建物の半分ほどの高さにあえて低く構え、「銀座の公園」として集積率の高い都会の中に余白と新しい景観を生み出しています』。

『このGinza Sony Park(工事中)にいち早く着目したのは、今年10月に結成5周年を迎えるYOASOBI。今回の「YOASOBI KEEP OUT GALLERY PRODUCED BY VI/NYL」も、まだ「工事現場」が残るGinza Sony Park に忍び込んで作られる写真展。YOASOBIとグランドオープン前の建物を一部開放するGinza Sony Parkの、両者の遊び心から生まれた特別なプログラムです』とあった。


 数寄屋橋交番から「SONY PARK」を見る



「YOASOBI」という音楽ユニットの名前は聞いたことがあるが、詳しくは知らない。
でも完成間近のビルの中を見られる機会なので、「ダメもと」と思ったが、ホームページから「YOASOBI KEEP OUT GALLERY PRODUCED BY VI/NYL」を申し込んでみた。

前日の夜になって翌日(日)の申し込みは無理とは思ったが、なぜか入れることになった。もしかしたら、キャンセルが出たのかもしれない。


入場券と,「GUEST PASS」を見えるところに貼る



このビルは完成しても工事中のような外観で、ロスに住む建築家のIさんの評価も悪い。
HPでは『このユニークな建物の設計は、SONYの永野社長が率いる「Ginza Sony Park Project」というチームが担当した。メンバーには建て主である永野社長、建築家の荒木信雄氏、建築歴史家の倉片俊輔氏らが参加している。』

『The Archetypeが総監修、石本建築事務所が基本設計・実施設計監修。基本・実施設計及び施工は竹中工務店が手掛けた。荒木氏は実験的な建築プロセスとチーム体制で設計を進めた』と出ている。


1階の広場の「YOASOBI」のネオンサイン



受付でスマホの予約番号を見せて、「GUEST PASS」を渡されて胸に貼る。
エレベーターで4階に上がると、まだ工事中のためむき出しのコンクリートの部屋がある。そこに「YOASOBI」のメンバーの写真が大量の置かれているが、全然面白くない。

写真撮影は禁止だが、会場の出口に近いところにパンダの乗り物が2台置いてあり、係の女性が「写真を撮りませんか?」と誘う。
あまり希望したくなかったが、せっかくだからカメラを渡してパンダの上に跨った。
一緒に入った人達は「YOASOBI」のファンらしく、私が会場を出てもまだ誰も出ない。


 なぜパンダの乗り物? 理由が分からない(4階会場)


(おまけの話)
話はガラッと変わり、「彗星」の話になる。
ネットニュースで『2023年1月に発見された「紫金山・アトラス彗星」が10月中旬に見頃を迎えます。発見当初に期待された明るさには届かないものの、暗い空であれば、肉眼でもその姿を観察できそうです』

『双眼鏡などを使うと尾が伸びる「ほうき星」の様子が見られる可能性もあります。日没後の西の低い空に姿を見せると期待されています。見える時間帯は、10月中旬は「日の入り後」の時間です。ただ、空が暗くなってから彗星が沈むまでの時間が短いため、日の入り後1時間前後を目安に観察するとよいでしょう』と出ていた。


「紫金山・アトラス彗星」の東京の位置と時間



更に『見える方角は「西」です。明るく輝く金星を目印に探しましょう。最接近は13日ですが、かなり低い位置のため、肉眼で見える地域はかなり限られそうです。日を追うごとに高度が徐々に上がって行きますが、15日頃までは地上の明かりや「もや」などの影響もあって、市街地での肉眼での観察は厳しいものと思われます』

『望遠鏡や双眼鏡を使ってトライするとよいでしょう。16日頃からは観察しやすい高度になります。彗星自体の明るさがやや暗くなるものの、20日頃までは肉眼でぼんやり見えることが期待できそうです。できるだけ空の暗い場所で観察するとよいでしょう』』とあった。


彗星は見えない(10月12日・17:10)


ここまで詳しく説明されると、どうしても見たくなる。
12日の天候は「晴れ」で時間も私には最適なので、100均で買った磁石と時計を手元に置いて窓から西の方角を見ていた。
予定時刻の午後5時10分になったが、あいにく地平線の辺りにモヤが掛かっていて見えない。次に13日に期待した。この日は午後5時7分である。カメラを持ち、老眼の目を凝らした。

しかし残念ながら、空は明るいしモヤが掛かり、アトラス彗星を見ることは出来なかった。14日以降は午後から曇りの天気予報なので、残念だが見ることが出来なかった。
SONY PARKはラッキーで中を見られたが、天候に左右される彗星は見られなかったという話である。


 もし見えたら、こんな感じらしい。(5秒)

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コメント

  1. Shinji

    Shinji

    返信

    Sony Park ビル の打ち放しコンクリートは、1950-1960年代に多く使用された、ブルータリズムと言われる、強さ、厳しさ、を強調した建築のスタイルです。brutal とは残忍な、粗暴な、きびしい、といった意味です。写真で見る限り、お洒落な銀座に不似合いな、野暮な建築物に見えますが、近々、実際に拝見してみましょう。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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