心の伊達市民 第一号

小さな旅・・・秋を探して

【大島小松川公園のコキア】
ブログネタを探していたら、江東区の11月4日のfacebookに、『大島小松川公園のコキアとマリーゴールドが見頃です』と出ていた。

コキアと言えば、国営ひたち海浜公園が有名で、運転免許を返納する前に見に行ったことがある。いまは不便な場所への遠出が出来ないので、なんでも近場で済ませている。
facebookの投稿写真が奇麗だったので、早速、見に行くことにした。


 ドングリが大量に地面に落ちていた。



大島小松川公園の場所を調べたら、地下鉄新宿線で「東大島駅」を出てすぐ近くのようだ。この駅は少し前に、「荒川ロックゲート」を見に行った時と同じ駅である。
そこで11月7日(木)の午前中に、わざわざ出掛けて行った。

駅を出て左に行くと、もう公園の入口である。
更に進むと高速道路の下を潜り抜ける。その先は急に視界が開け、広い公園になっていた。幼稚園児のグループが何組か来ていて、面白そうな遊戯施設で遊んでいる。


やっと見付けたコキアは、刈り取られていた。



広い公園のどこに「コキア」があるのか分からない。一番端まで行ったが、見当たらない。公園の反対側を探して歩いたら、公園の一角に囲まれた花壇が見えた。
そこへ入ってみたら、なんとそこにコキアがあった。

しかしコキアはみんな刈り取られていて、横たわっている。
まだ刈り取られて、あまり日数が経っていないように見えた。


残念そうに写真を撮る私。



コキア畑の規模はかなり狭く、国立ひたち海浜公園の200分の1くらいだろうか?
刈り取られて横たわってはいるが、これなら立っていても大して違いはない。
コキアは立っている時は、全体が膨らんだ丸型に見える。

それが刈り取られて横にされていると細長くなっていて、コキア本来の姿とは程遠い。
コキアの前には黄色いローズマリーが植えられていた。


これでホウキを作るようだ。



わざわざ行ったのにコキアが刈り取られていて、ガッカリして家に戻った。
そしてネットで検索したら、次のように書かれていた。

『今年のコキアは11月5日(火)に撤去します。ゆえに今度の3連休に是非お越し下さい。当年も大島小松川公園大花壇で育成したコキアで、ホウキ作りを開催します。大体15分~30分で完成します。みなさま気楽にお越し下さい』とあった。

たった2日、私が行くのが遅かっただけで、コキアは刈り取られてしまっていたのである。コキアの近くにサルビアらしき紫色の花が咲いていて、とても奇麗だった。


サルビアか?



【都電・荒川線のバラ】
大島小松川公園のコキアが見られなかったので、翌日に都電・荒川線のバラを見に行くことにした。今回はコキアで懲りたので、行く前にネットで調べてから行った。
ネット情報では『10中旬から11月初旬が見頃』と出ていたので、少し遅いかもしれないと思いながら出掛けて行った。

私は都電が現役の時代を知っているので、なんとなく都電には愛着があるし乗るのも好きである。早稲田から三ノ輪橋までの12.2キロの間に30の駅があり、発車の時は今でも「チンチン」と音を出すようになっている。


都電「荒川線」のバラ



大江戸線の春日駅から都バスに乗って、大塚駅に出た。そこからいよいよ都電・荒川線の小さな旅が始まる。始発の早稲田駅に行くのは厄介なので、いつも大塚駅前から乗車する。2つ目の駅は「庚申塚」で、ここで降りると、「お婆さんの原宿」と言われた「巣鴨地蔵通り」に行ける。

その先に8駅進むと、荒川線で一番バラの多く咲いている「荒川車庫前」になるので、ここで降りる。終点の三ノ輪橋までの間は、線路の両側にバラが見られる。


秋のバラは花が少ない



都電は5分も待てば、上りか下りの電車がやって来る。
その電車も色々な種類があり、レトロあり、派手な模様あり、車体いっぱいに宣伝ありで、かなり楽しめる。

バラと都電の写真はいままでに何度も撮っているが、動画は初めてである。
どんなアングルで撮ると、雰囲気が伝わるかと悩む。


 都電の新車がやって来た。



今回のバラ撮影では花の数が少なく、少し寂しい光景だった。
でもその時に思った。『普通は花は1回しか咲かないのに、なぜバラは春と秋に2度も咲くのだろう?』。そこで帰ってから調べてみたら、次のようなことが分かった。

『バラの品種の中でも、一季咲きのバラというのは春にしか咲かないバラです。一季咲きの品種の中でもまれに、返り咲きと呼ばれる性質を持つバラがあります。返り咲きとは春に開花した後、花がらを切り取った先から枝が伸び、秋にもう一度開花する性質です。株に十分に栄養があれば、返り咲きしやすいとされています』。
そうかー。春と秋に2度も咲くから、2度目は花が少ないのだと分かった。


 春と比べるとバラが少なく寂しい。



都電のホームページを開いたら、『東京さくらトラム(都電荒川線)は、本年10月1日に誕生から50年を迎えることになりました』と出ていた。都電の歴史を調べると、1911年に都電は開業しているから、もう113年も経つ。最盛期の昭和18年には41系統もあり、1日の乗客は193万人にもなっていたそうだ。

その後、自動車の普及で邪魔者扱いされて、昭和42年から47年にかけて次々と路線が廃止された。そして最後に残ったのがこの荒川線だけで、1974年に再出発となったのである。だから今年で50周年になるのである。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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