心の伊達市民 第一号

写真で見る東京(91)・・・最後の桜

なんだかんだと言いながら、天気が良いと桜を見に行ってしまう。
前回のブログで「今年の桜は終り」と決めたのに、また書いてしまった。
4月8日にマンションのフォトサークルの例会が12時に終ったので、ランチを食べようと思い門前仲町に行った。

都バスで行くと清澄通りを進み、黒船橋を渡った先でバスを降りる。
ランチを食べてから少し戻り、黒船橋の横から遊歩道に入る。
黒船橋の上から大横川を見下ろすと、桜が満開だった。


 「黒船橋」から大横川の桜を見る



「黒船橋」という名前からは「ペリー」を思い浮かべるので、これを調べてみた。
すると「ペリーの黒船」とはなにも関係なく、近くの黒船稲荷神社があるので、それから名付けられたようだ。では「黒船稲荷神社」の「黒船はなにか?」となる。

これも調べてみたら、『黒船の由来には諸説があり、主に享保17年、浅草蔵前黒船町が火災にあった頃、その跡地が火除け地となり住民の代地として深川深川黒江町になり、その地名を取ったというものと、戦国時代に徳川家康に勧誘されたウィリアム・アダムス(三浦按針)が黒船リーフデ号を係留していたというものの2つに分けられる』とあった。


 「黒船橋」から側道で上流へ向かう



最近の私はブログを書く時には、どうしても場所などの地名の由来などを書くので、どんどんと知識が増えている。しかしそれも端から忘れて行くので、私の人生には大して役には立っていない。

・・・という話はさておき、大横川の遊歩道を歩いて行った。
暖かい日なので、大横川にはカヤックなどもやって来る。
見ていて、とても気持ちが良さそうだ。水上から眺める桜の眺めはどうなんだろう?


 カヤックがやって来た。



この日はあまり風が吹かないので、桜の花びらもあまり水面に落ちていない。
たまに吹く爽やかなそよ風で、花びらがハラハラと散る。
満開の桜もいいが、散る桜もいいものだ。

今年は開花から寒い日が続いたので、花見の日にちが長かった。
黒船橋に近い場所の桜の木は枝が下に垂れているので、「川面と桜」の絵が撮れる。


 水面に浮かぶ「花びら」



遊歩道を戻り清澄通りを渡って、黒船橋の反対側に行ってみた。
「お江戸深川さくらまつり」は4月6日までだったので、もうすっかり飾り付けも片付けられてしまっている。今年の花見客は「さくらまつり」の期間中には、満開の桜は見損なったのではないだろうか?

隅田川の方から大型の「お花見観光船」がやって来た。乗船客はみんな黄色のライフジャケットを着ている。船はゆっくりを進み、時には桜の花の下で停船サービスをする。



また遊歩道を戻り清澄通りを渡って、黒船橋の反対側に行ってみた。
この少し先には「大島川水門」があり、すぐに隅田川である。
黒船橋の右側の遊歩道を行くと、すぐに和船の係留されている場所になる。

私は以前に「お江戸深川さくらまつり」の時に、ここから和船に乗せてもらい大横川で桜を見た。「まつり」の時は「新内流し」の船も来て、江戸情緒を楽しめた。


 黒船橋の「和船」係留場



暖かい日なので私は桜の木の下で、しばらく「花びら」の散る光景を楽しんでいた。
するとそこへ上流に行った観光船が戻って来た。乗客が私に手を振るので、仕方なく私も手を振り返した。船が去って行くと、静かな時が戻って来る。

たまにお花見に来る人がいるだけで、特になにも起こらない。
今年最後の「お花見」を十二分に堪能した時間だった。


最後の桜



(おまけの話)
家に戻ろうとして階段を降り、地下鉄「門前仲町駅」に向かった。
階段を降り切った時に、前方に大勢の若者が並んでいるのが見えた。
もしかして「なにかのアルバイト募集に集まった人達かな?」と思った。

近付いてみたら2人の駅員もいた。そしてやっと分かった。
この人達は新入生と新入社員で、地下鉄の定期券を買うために並んでいたのであった。

勝どき駅で降りて、駅の上の「月島第二児童公園」の立ち寄った。
まだ桜は残っていて、大勢の子供たちが遊んでいた。


「月島第二児童公園」



公園を出て隅田川に行ってみることにした。
私の好きな小さな公園があり、ここの桜がお気に入りなのである。
公園の名前はどこにも書いて無いので、帰ってから調べたら「公園ではなく、隅田川テラス」だった。

赤とブルーの四角い柱が4本立っているし桜も数本あるので、私には公園である。
隅の方で家族連れが、持参した料理を食べながらお花見をしていた。
コンクリートの地面には「花びら」がたくさん落ちていた。


 「隅田川テラス」



テラスを出て、家に向かう途中に「新月島川」を渡る。
橋を渡ってすぐに川沿いに下りて、テラスを歩く。向かい側には小型船舶の乗船場所が見える。もう40年以上も前の話だが、知り合いに誘われて「小型船舶操縦免許」を取ったことがある。

その後、一度だけマジシャンの引田天功の船に乗せてもらったことがあった。
免許を取った後に気が付いた。船に乗るためには2時間以上も掛けて、車で葉山マリーナに行く。

遊んだ後には船の掃除が待っている。帰りは交通渋滞に巻き込まれ、3時間以上も掛かる。それに気が付いて、その後は船に乗ることも無く、免許は失効してしまった。


新月島川の「浜前水門」

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コメント

    Shinji

    Shinji

    今年は、のんびりとたっぷりと桜を満喫できたようですね。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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1,475,441回

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