心の伊達市民 第一号

徒然なるままの話  

図書館から借りた「老いらくの花」という、古いエッセイ本を読んだ。
著者は「小沢昭一」で、多才な俳優であった。
私がまだ現役の頃に車の中で、よくラジオで「小沢昭一的こころ」という番組を聞いた。この番組は長寿で、1973年から30年も続いた。
彼は2012年に亡くなっているが、味のある好きな俳優だった。


「老いらくの花」・・・★★


その本の中には色々と思い当たる個所があり、身につまされる。
彼は1929年の生まれなので、私より一回り以上も先輩である。
でも話の内容は同世代なので、分かり過ぎるくらいである。

気になるのは「耳が遠くなると長生きする」と書いてある箇所で、最近の私は少し耳が遠くなって来ているので、本の通りだと困る。


「GUCCI」と「ドラえもん」のコラボ(バス停で)


明るい話題が伊達市から届いた。
Xさんに私の伊達市滞在中の思い出話を書いて送信したら、その2度目の返信に書いてあった明るい話題だった。『重大な近況報告を1つ忘れていました。なんと1月29日、伊達市の宝くじ売り場から10億円の当たりが出ました。誰が当たったかという噂は狭い町なのに、トンと流れて来ません』。


銀座で「1000円均一」とは、時代の変化か?


どんな人が当たったか分からないが、急に派手になったりすれば分るだろう。
或いは噂が広がる前に、どこか他の町に引っ越して行くかもしれない。

私はほとんど宝くじを買わないが、一度だけ買ったクジが当選したことがある。
金額は20万円だったように覚えているが、妹に10万円、母を連れて箱根温泉に行きキレイサッパリ使ってしまった。


数寄屋橋チャンスセンター


2月12日(金)は何の日か?
カレンダーを見ると、「先勝」と書いてあるだけだ。実はこの日は旧正月である。アジアのほとんどの国々では、旧暦の正月を採用している。

ベトナムでは旧正月のことを「テト」と言う。
我々の世代の人は、ベトナム戦争時の「テト休戦」という言葉を聞いたことがあると思う。「お正月くらいは戦争もお休みにしよう」という長閑な時代だった。


うなぎの名店「竹葉亭」は「黙食」。


旧正月にはなにか変ったことがあるかと思い、銀座に出てみた。
12日は私の贔屓のパン屋が「パンの日」で、スタンプが2倍となる。
スタンプは500円で1枚なので、食パン以外に要らないパンも買ってしまう。

スタンプを集めても大した物と交換出来るのでもないのに、パンの日に行ってしまう自分を「小者だなー」と思って笑ってしまう。


緊急事態宣言が延長されても、銀座の人出は増えている。


ところで春節の銀座だが、コロナ前の平日と特に変ったところは無い。
小池都知事は「自粛」を訴えているが、そんなことにはお構いなしに人出は多い。みんなテレビニュースの煽りには乗らず、新型コロナウィルスとの付き合い方を覚えたのだろう。

そろそろテレビも煽りを止めないと、視聴者に飽きられるぞ!
久し振りに中国人観光客のいない銀座通りは、以前の落ち着いた街に戻っていた。


銀座で買い物をした私。


(おまけの話)
ここで明るい友達に登場してもらうが、ブログの読者と関係ない人を探すのは難しい。
そこで、今は付合いの無いAさんに登場してもらう。彼は元国会議員の私設秘書だった。

一般的かどうか分からないが議員秘書というのは怪しい職業のようで、特に彼は利権の話が多かった。
どちらが本業か分からなかったが、紳士服の仕立て屋もやっていた。


冬の夕日の中を飛ぶヘリコプターが美しい。


仕立て屋のくせに自分では縫製は出来ないで、議員の先生のコネを利用して代議士からオーダー服の注文を取っていた。しかし彼には素晴らしい特技があった。
それは採寸する時のことだが、体の各サイズを測るのだが、一切、紙に記録を取らない。そして採寸の後に、私達と一緒に遊びに行ってしまう。


日没間際に羽田空港に向かう航空機。


でも、背広が出来上がって来た時は、なんと体にピッタリなのであるから驚く。
この特技が評判となり、国会議員にはお得意さまが多かった。


ただ一回だけだが私も背広をオーダーしたが、その値段に驚いた。
Givenchy(ジバンシー)の生地だったが、同級生達の給料が10万円の時代に一着の値段が25万円だった。
その身分不相応の高額な背広も、今はどこへ行ってしまったのか分からない。


富士山を背景に、夕陽の中を着陸態勢に入る航空機。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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アクセス総数
1,434,230回

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