心の伊達市民 第一号

ブログ閉鎖中の話題(2017年8月25日)

私達夫婦が以前に夏の間だけ滞在し、とてもお世話になり、また思い出深い場所がこのブログに頻繁に登場する北海道伊達市である。
私にとっては引退後の人生を豊かにしてくれたのが伊達市であるので思い入れは深く、自分の生まれ故郷でもないのに、ことあるごとに自慢したくなる。


伊達市の刀匠「渡辺惟平氏」。


伊達市の経済は漁業、農業、商業、医療・介護関係が主たるもので、工業は殆ど無い。
人口は3万5000人と少ないが、それだけに纏まりがある。
この町は噴火湾に面しているので気候が他の地域より温暖で、道内からの移住者も多い。それでも若者は都会に出て行ってしまうので、人口は僅かに減り続けている。


野田弘志画伯と作品。          永山優子画伯の作品。 


伊達市は色々な特徴があるが、芸術でも一流なのである。
市内には「アートビレッジ館」という芸術の殿堂があり、ここでは細密画の巨匠である野田弘志画伯、永山優子画伯の2人により絵画教室が行われている。


大藪雅孝画伯と作品。


私の滞在したトーヤレイクGCにはコテージがあったが、同じ敷地内に野田画伯、大藪画伯の家があり、その隣には亡くなった小説家の宮尾登美子氏の家もあった。
そんなことで、私の住んだ場所は芸術村だったのである。

ある時、野田画伯から「橋本さんは仏像彫刻師だし、カメラマンでもあるので、この村の村長だー!」と酔った勢いで言われたことがあるが、本人はもう忘れているだろう。


噴火湾アートビレッジのコレクション。


噴火湾アートビレッジには、未公開だが貴重なコレクションがある。
それは「シャーマン・コレクション」といい、戦後にGHQの民生官として日本に滞在したフランク・シャーマンが画家の藤田嗣二の助けを借りて日本の貴重な芸術品を買い集め、アメリカに持ち帰ったコレクションである。
それをシャーマンが亡くなった後に、横浜の川村氏が遺族から買い取って日本へ持ち帰り伊達市に寄託したものなのである。

【シャーマン・コレクション】・・・・・
・・・・http://k-a-p.jp/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81/


シャーマン・コレクションの数々。



私は以前にこのコレクションを見せもらったが、膨大な量なので、まだ整理はされていなかったが、分からないながらも貴重なものだと思った。

また道の駅に併設されている「黎明館」では、刀匠・渡辺惟平氏の刀鍛冶の仕事を見ることが出来る。因みに、伊達市の有力者はみんな彼の作品を所有している。
更に日本で第2位の藍の生産地でもあるので、藍染めも体験できる。
他府県から見れば歴史の浅い伊達市であるが、こんな立派な文化がある町なのである。


藍染作品。 藍染の服を着ると良いことがある。「虫が寄って来ない」。


(おまけの話)
伊達市のHさんから、伊達市出身の芸術家の紹介メールが来た。
『先ずは渡辺元佳くんという彫刻家です。1981年生まれの35歳で、今まさに、伊達のカルチャーセンターで個展を開催中です。2013年に東京ミッドタウンアワードで優秀賞を獲得、銀座の路地裏のプロジェクトなどにも参加しているようです。・・・・http://motoka-w.com/work/happy-monkey-avenue
お近くに行った際はぜひご覧になってみて下さい』。


路地裏にひっそりと置かれた伊達市出身の渡辺元佳氏の作品。(銀座和光の裏手にある)



『また、その1歳年下で福永壮志くんという映画監督がいます。2015年のロサンゼルス映画祭で 最高賞を受賞、8月5日から渋谷のアップリンクでロードショーが始まるようです。・・・・https://liberia-movie.com/
 こちらも気が向きましたら、ぜひ足をお運び下さい』と伊達市出身の芸術家を紹介して来た。

伊達市出身の映画監督の福永壮志氏の作品で、日本人は全く登場しない外国映画である。東京ではメジャー映画館では上映されず、渋谷の「アップリンク渋谷」に見に行った。「白い血」とは「ゴムの樹液」のことで、過酷な労働を意味している。

まだ他にも紹介して来たが、紙面の都合で今回は省略した。
肝心のHさんは本業は商業であるが、彼も伊達市の劇団で準主役を張っており、芸術家なのである。


「リベリアの白い血」・・・・★★★


最後に少し古いが、伊達市から最初に巣立った芸術家の小松幸雄さんの話である。
彼からメールが届いた。「最近になり、33年前に出演したNHKレッツゴ―ヤングというテレビ番組の映像が配信されているとの情報がありました」とあった。
小松さんは「手風琴」という名のグループを率いて全国ツアーもしたミュージシャンである。

【手風琴オフィシャルHP】・・・・http://www.tefuukin.net/profile.html
【小松さん出演のレッツゴーヤングYOUTUBE】・・・・https://youtu.be/KCPSrzthDgo

芸術の素養の無い私は伊達市の芸術家が羨ましい。


手風琴のHPから。(左の写真で一番右が小松さんらしい?)


コメント

  1. Shinji
    Shinji
    返信

    これだけ質の高いアーティストが集まるということは、彼らを惹き付ける魅力がこの街にはあるということでしょう。 世界でも、芸術家村、と呼ばれている街にはなにか共通するものがあります。それは自然、環境、食物、文化、伝統、の豊かさ、等と行政でしょうか?

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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