
心の伊達市民 第一号
そろそろ浜離宮恩賜庭園の「コスモス」が咲いているのではないかと思い、出掛けて行った。数年前までは、我が家の窓から浜離宮が見えた。
その時はコスモスの咲いているのも見えたので、様子を見てから行けた。
いまは目の前にタワーマンションが建ってしまい3分の1くらいしか見えないので、コスモス畑は見えなくなった。
新橋まで東京BRTに乗り、そこから10分ほど歩く。
入口で『シニア1枚』と言ったら、『誕生日は昭和何年ですか?』と聞かれた。
シニア料金の150円を払い、庭園内に入る。
正面の運河の先にコスモスのオレンジ色が見えている。
春はここに菜の花が植えられる。
今回のコスモスは広い畑の前半分だけに花が咲いている。
後ろ半分はまだ蕾のままで、緑色の畑になっている。
2段階方式で、長くコスモスを楽しんでもらおうという、公園側の作戦のようだ。
コスモスの花の蜜を求めて、色々な蝶や蜂が飛んで来ている。
ミツバチ、クマバチ、キタキチョウ、 ナミアゲハ、アオスジアゲハ、その他には蛾のような蝶も舞っている。
畑の前半分のそのまた前半分が、オレンジのコスモスである。
後ろ半分は黄色のコスモスで、私の見たところではオレンジの方にアゲハ蝶が多いように見えた。
蝶も蜂もせわしなく動き回るので、写真を撮るのが難しい。
なかなかピントが合わないのである。
しかも高速で羽を「ひらひら」と開いたり閉じたりするので、絵になる開いた羽は10回1回くらいしか撮れない。
今回も動画撮影が目的なのだが、蝶は1ヵ所でじっとしていてくれない。
飛び回る上に、どの方向に行くのかも予想がつかない。
なにしろたくさんの蝶が飛んでいるので、なんとか2羽の蝶を1つの画面に入れたくて頑張った。1羽ならいくらでも飛んでいるから、練習になんどか撮影した。
やっと2羽が一緒に来たので、ワンチャンスと思って撮影した。
家に帰ってから動画を確認したら、1羽で練習したものより本番の2羽の動画が一番良かった。
幸運にも一瞬だが、3羽のアオスジアゲハ蝶が一緒に映っていた。
今回は動き回る昆虫だったので難しく、撮影にはかなり時間を使った。
コスモス畑を通り過ぎると、「萩」の木が何本もあった。
これは少し前に向島百花園で見て来たばかりだ。
通り過ぎようとしたら、なにか動いているものが目に入った。
良く見たら、花の裏にいるクマバチだった。
クマバチもせわしなく飛び回る。表に出て来た一瞬を捉えて撮影した。
(おまけの話)
浜離宮の入口の前には、バスが5台駐車できるスペースがある。
いままではバスが停まっていないか、停まっていても2台くらいだった。
それが満車の上に、外の道路に違法駐車のバスが3台もあった。
みんな外国人観光客用のバスで、インバウンドの大きさを感じる。
庭園内入ると、高齢の白人観光客で溢れている。個人客もいて、ボランティアのガイドが案内している。しかしほとんど中国人やアジア人は見掛けない。彼らは庭園よりは買い物なのかもしれない。
コスモス畑を見終わって、他に浜離宮の秋を探した。
しかしこの庭園は松、池、石がメインの典型的な日本庭園なので、他の場所は1年中同じである。春の桜の季節だけは、ソメイヨシノ以外に、八重桜と御衣黄が咲くので少し華やかになる。
高齢の外国人観光客は広い庭園を見て回っているので、みんな疲れた顔をしているのが可笑しい。池の中の石の上に、2匹の川鵜が日向ぼっこをしていた。
今年の私はアチコチで彼岸花を見たが、浜離宮にはあまり無い。
梅林の中に1~2本、松林の中に1本などであるが、1ヵ所だけ群生している場所がある。それも一列に行儀よく植えられているが、柵があって近寄れない。
そこには無料休憩所があり、大勢の外国人観光客たちが疲れた感じで休んでいた。
出口に向かう松林の中で、ダイソンのルンバみたいな無人芝刈り機が動き回っていた。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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景色がごちそう☆ “ モントーヤ “ ですごす ゆったり時間
温泉街から国道230号線を車で走ると、洞爺湖の上、畑の真ん中に突如現れる黒いコンテナ。 直線道路なので、気になりながらも通り過ぎ、農機具の倉庫かな?一体なんだろう?と気に留めていた昨年。 そんな、筆者のような読者の方もきっといらっしゃったことと思います。 そして今年、どうやらOPENしたらしい!との情報を得て、謎を解くべく取材をさせていただきました。 ↑この束石がポツネンとあるだけの国道からの入り口 ちょっぴり勇気がいる入り口からコンテナを目指して奥へ向かうと、そこには遮るものがほとんどない空間。 畑だと思っていたこの土地は、実は畑ではありませんでした。 周りを見渡して感動しました。 ぐるっと300度くらい見渡せます。 しかも、羊蹄山・尻別岳・ニセコ連邦・昆布岳・有珠山などなどが一望でした。 尻別岳 羊蹄山 取材に訪れたことをうっかりと忘れ、うっとりとゆったりモードにスイッチが入りそうになってしまったほどの眺望です。 「危ない 危ない」と、気を取り直して玄関に向かうと、思わず開けたくなる可愛らしい赤いドアがありました。 ↑入り口にメニューがあるのは安心します ↑ドアを開けると可愛いくて不思議でユニークなディスプレイ ↑厨房で忙しそうないずみさん こちらは、2022年5月にオープンしたカフェ&キャンプサイト “ モントーヤ “です。 札幌から6年前に移住して来られた オーナー 井上啓二さんと奥様 いずみさんが営むお店です。 実はお会いして驚いたことがありました。 ご縁というのは不思議なものだとも思いました。 ↑大きな窓からは遠くの山がよく見えます 奥様のいずみさんは2年前、筆者が企画したワークショップに参加してくださった4名様のうちのお一人だということ。 オーナーの啓二さんは、筆者がどうにも気になって気になって、何度も探しに行った洞爺湖畔の幻の珈琲ソフトクリーム屋さんのオーナーさんだったということ(数ヶ月で満足して閉店)。 そうだったんだ! そうだったんだ! このような形でお会いできるとは! と、敷地に入った最初から少々興奮気味の筆者…^^; 店内は、外からは想像できないくらい落ち着いていて、どこか懐かしい雰囲気の調度品が並んでいます。 ジャズが心地よく流れ、レコードジャケットやコレクションの古いカメラが並びます。 ↑筆者好みのアーティストとレコードジャケット ↑昭和感漂うレトロなコーナー。 「東京に居た頃は服飾デザインの仕事をしていました。いわゆるDCブランドの服です。札幌に戻ってからは、もともと好きだった馬の仕事に携わりました。馬の競りのためのプロモーションビデオを制作したり、牧場のWebを制作したりする仕事です。札幌競馬があるときは、競馬場で売店も営みます。だからまあ、そちらの仕事が本業かな。」 ↑こちらはオーナーの本業。代表取締役としての会社「inox」のwebページ なるほど…。 馬に関わる映像のお仕事と“ モントーヤ “の関連がいまひとつ見えませんでしたが、飲食業にはすでに携わっていらっしゃったわけです。 そして、奥様とのご縁も馬が取り持ったとか♡ ↑コンテナは雨よけにもなり、イベントなどのショップにもご利用いただけます。 1本だけ残したドロノキ(ヤマナラシかも)は、シンボルツリーになっています 「この5000平米の土地は、僕が買う前は何十年も手付かずだったそうです。太くなった木も草も伸び放題のジャングル状態。崩れ落ちた家もそのままで荒れ放題。呆然としてしまうような荒地となっていました。水道も通っていませんでしたので、大掛かりな工事になりました。途方に暮れるほどの手間を掛け、足掛け4年がかりで開墾していきました。」 「そこまで苦労して…。この場所の何にそんなに惹かれたのですか?」 「景色です。どこを見ても山があるこの景色を見ながら珈琲が飲みたかった。ただそれだけです。」 それまで、クールな面持ちで話をされていたオーナーの目が、ふっと力が抜けて優しくなった瞬間でした。 この景色を見ながら一杯の珈琲(お店の珈琲は札幌の有名焙煎ショップ「斉藤珈琲」の豆使用)が飲みたいというそれだけで、4年間も開墾をしてしまう井上夫妻がなんとも素敵です。 「でも、そもそも何故札幌から移住して来られたのですか?」 「きっかけはスイスを訪れたことでした。もう本当にスイスが素晴らし過ぎて、人生観が変わりました。ほんと、絶対に行ったほうがいい!」 この時のオーナーの目はキラキラに輝いていました。 そのご様子だけで、どれほどスイスが素晴らしかったのかが分かりました。 「帰国後、札幌に住まなくても今の仕事はできるよね?と夫婦で話すようになりました。その時の場所の候補は、北海道の都会ではない景色の良いところ、もしくは南阿蘇でした。 そうして洞爺湖畔に居場所を見つけ、その2年後、周りの山々が見渡せるこの場所が気に入り購入しました。」 それから、足掛け4年の開墾の日々が始まったのでした。 店舗は、コンテナ7つを繋げて造られています。 大きな窓の店内はオーナー自らがデザインされたもので、お気に入りの調度品は、山を楽しむためのレイアウトになっています。 「ところでメニューを見せていただけますか?」 とお願いし、見せていただいたのがこちら。なんと、絵本でした。可愛い〜♡ ↑画像はありませんが、珈琲おいしくチーズケーキが絶品です! ↑次回はこちらを食べてみたい! ↑生パスタも美味しそう〜♡ そういえば、入り口にも店内にも絵本が飾られていました。 てっきり、いずみさんのご趣味かと思いきや…。 なんと、「僕のアイディアです」と。 この時のオーナーはちょっとハニかんだ笑顔でした。 ↑思い切り照れたお顔で振り返ってくださったショット ところで、“ モントーヤ “ の “モン“ とは、フランス語で “私の”という意味だそうです。 つまり” 私の洞爺”。 それでも湖畔ではなく、300度にわたり遠くに山を望めるここを選んだのは、「ここで珈琲が飲みたかったから」。 ここがオーナーにとっての「私の洞爺」なのですね。 「洞爺湖も有珠山もいい。でも、ここから眺める羊蹄山も洞爺湖町のランドマークであって欲しいのです。阻害するものが何もない畑のど真ん中で、この景色を楽しみに来ていただきたいです。」 ↑キャンプサイトご利用の場合は店舗の玄関フード内のトイレが共用利用できます 今後は、プライベートキャンプサイトも整備して行くそうです。 ただし、利用できるのはオーナーの友達か、友達の紹介限定だそうです。 優しく尖った カフェ&キャンプサイト“ モントーヤ “。 広大な土地にポツンとコンテナは目立ちますが、素敵な隠れ家を見つけました。 ―モントーヤ情報―虻田郡洞爺湖町成香19営業日時はInstagramまたはHPをご確認ください。Instagramhttps://instagram.com/montoya_108?igshid=YmMyMTA2M2Y=HPhttp://montoya.jp/*イベントのご利用も可能です。HPのお問合せフォームよりご相談ください。
Rietty
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