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じもとブロガー
心の伊達市民 第一号
テレビのチャンネルを変えたら、「あいつ今なにしてる?」という番組になった。
芸能人が以前に付き合いがあったが、色々な事情で芸能界を去って行った知り合いをTV局が探し出して対面するという番組である。
多分にやらせがあるように思うが、私もその番組の影響を受けて1年の総決算として「あの人は今」を考えてみた。
東京国立科学博物館の恐竜の展示室で(12月4日)
意外だが、子供の頃の友達はあまり思い出さない。
思い出すのは中学生時代以上の友人や、社会人になってからの知り合いだ。
多くの知り合いは既に鬼籍に入ってしまった。
残る人達は少なくなって来ているはずだが、所在不明なので「あの人は今?」である。
連絡を取り合えている友人は、ここには登場しない。
「写真撮影OK」の博物館は珍しい。
私は中高一貫校に進んだので、その時の友人達はみんな親しい。
福島原発事故のボランティア活動をしていたH君は、福島県で交通事故でアチラヘ逝ってしまった。
歌舞伎町で3軒もバーを経営していたK君は癌でアチラヘ逝ってしまった。
酒屋の長男のO君は、日本を離れてアメリカ人女性と結婚した。
M君は会社経営で、息子に社長を譲ったがまだ現役である。
元演歌歌手だったM君は、2年ほど前に岡山県に転居してしまった。
映画「ジュラシックパーク」を思い出した。
仕事関係の人でも、何人かは気になっている人がいる。
私の会社の製品の代理店をしてくれていた3人が特に思い出される。
3人とも社長で、なぜか同じく昭和8年生まれだった。
バブル期に本業以外の投機に走り3人とも会社が倒産し、私の会社は大損害を受けた。
土地、株、ゴルフ場の投機失敗で、みんな同じだった。今はどうしているか?
大量の恐竜の化石が陳列されていたので、名前までは覚えられない。
地元で麻雀仲間が4人いた。
それは薬局、仏具屋、謎の政治関係フィクサー、空調管理だ。
1人目はバブル崩壊で自殺、2人目は脳梗塞で植物人間、3人目は自殺、4人目だけがまだ元気なようで、1年に1度だけ年賀状が届く。
年をとると、私の関係した人達の人生の総決算が見えて来る。
今も幸せな人達は連絡があるので大丈夫だが、「あの人は今」になった人の幸せを願わずにはいられない。
今になると、みんな愛すべき男達だった。
マンモスは大きい。
(おまけの話)
ここからは外国人になる。
登場人物は我が家にホームステイをした若者で、私はボランティアで受け入れた。
1人目はドイツ人学生で、名前は忘れた。夕食のことで少しもめたことがある。
彼は「私はホームステイの権利を得て、日本に来た」と言ったが、私は「ボランティアで、無料で受け入れている」と返した。3ヵ月の滞在の後には彼も我々を理解して、帰国の時は涙を流して別れを惜しんだ。
近所の酒屋で見付けた古いポスター「ルービロポッサ」
2人目はオランダ人のテッドで、4ヵ月間滞在した。
東京大学に短期留学していたが、なかなか気立ての良い男だった。
私は日本語を教えようとしたが、彼は「国に帰ったら必要ない」と言って覚えようとしなかった。
帰国後に彼から誘われて、女房とオランダに会いに行ったことがある。
その後、結婚してスイスに移住し、金融関係の仕事に就いたところまで分かっている。
銀座で見掛けた最新型のテスラ・ロードスター?
3人目が問題児のジョンで、アメリカ人でモルモン教徒だった。
宗教上、食事に制限があり、刺激の強いものは一切、口にしないので女房は困っていた。
早稲田大学に入学が決り、1年間の滞在が終り我が家を出る時の言葉に驚いた。
「こんなに良い家庭にホームステイさせてもらえたのは、モルモン教のお陰で、神様に感謝します」。
「違うだろー!我々に感謝だろー!」と言いたかった。
「銀座通り」でバイクとDiorのドレス。
4人目と5人目はオーストラリア人の女学生達だった。
彼女達はワーキングホリデイを利用して、日本にやって来た。
1人の家庭は東京23区くらいの大きな牧場の経営者だった。
私は彼女が日本に来る前に、その牧場のゲストハウスに泊ったことがある。
ある時、彼女が泣いているので、色々と聞いてみて驚いた。
なんと「両親が離婚した」と手紙が来たと言う。
日本的に考えると、「娘が帰るまで待てないのか?」と驚いた。
富岡八幡宮に飾られた「ねぷたの花魁」(12月末まで)
他にも台湾人、香港人、アメリカ人などがホームステイした。
オーストラリア人の女性は手紙を寄越し、「カンタス航空に就職したいので、推薦状を書いてくれ」と言って来た。しかも推薦状に書いて欲しい文面まで添えてあった。
色々な国の若者が我が家を通り過ぎて行ったが、「あの人は今」を知りたい。
日本滞在が彼らの人生にどう影響しただろうか?
上野公園の入口に立つ「西郷隆盛」
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伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号
アクセス総数:1,395,714
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/entry-6685.html
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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