「芸術の秋」である。
でも『なぜ芸術の秋と言われるようになったのか?』と、どうでもいいことが気になって調べてみた。

すると「1918年に発行された雑誌「新潮」の中で、「美術の秋」とあったことがその由来だと言われているようだ。また秋には大きな展覧会である「二科展」、「日展」、「院展」などが集中して開催されることもその理由のようだ。


TTTデジカメクラブのブース(作品展会場)


中央区も負けずに、毎年、芸術の秋として「中央区民文化祭」を企画している。何年か前に私が立ち上げたマンションのデジカメクラブの会員から紹介されて、わがクラブも文化祭の「作品展」に写真を出すようになった。

文化祭に出展されている趣味の作品は「水彩画」、「水墨画」、「俳句」、「書道」、「手芸品」、「生け花」などで、殆どが高齢者の趣味の作品である。


私の作品(1)「羽田へ」


わがクラブではメンバー7人で、10作品を展示することになった。
メンバーが高齢化して来ていて、最近は写真を撮らない人もいる。
でも与えられた展示スペースを埋める為に、私を含めた3人は2枚の写真を出さざるをえないのである。

一番遅く入会したメンバーの女性(Xさん)がメキメキと腕を上げ、私達よりはるかに上手になっている。色々なフォトコンテストに応募して、入選もしている。


私の作品(2)「BRTが行く」


11月10日にメンバーが揃って会場に集まり、出展作品の展示の準備をした。他にも写真を出しているグループが2つあり、作品の出来は欲目に見ても我々が一番とは言えない。

30分ほどで展示を終り、みんなでランチに行くことになった。
食事の場所を決めるのは、いつもYさんと決っている。
いつも値段と内容がリーズナブルな店を探してくれている。


書道の作品も多い


今回は築地交差点角のB1の和食店「魚月(うづき)」に行った。
以前ここにあった店は、店の中に大きな「生け簀」があったが、あまり人気が出ずに閉店となった。

後に入った「魚月」はガラリと雰囲気が変り、ニューヨーク辺りにありそうな店内デザインである。
両側の壁面に巨大なスクリーンがあり、今は各地の素晴らしい紅葉風景を映し出している。デジカメクラブのランチなのに、誰も写真の話はしなかった。


打ち上げ会場の「魚月」で


(おまけの話)
女性メンバーのXさんが言った。
『初期からのメンバーのKさんが引っ越してしまったので、活性化の為に会員募集をしましょう』。
みんなも会員の高齢化で、クラブの沈滞ムードを自覚していたので賛成となった。

その方法として、マンション内で写真展を開催することになった。
写真展の開催場所は3階の「コミュニティ・ギャラリー」で、11月27日(土)と28日(日)の2日間と決めた。


TTTデジカメクラブの写真展会場(TTT内)


当日の朝9時にメンバーが会場に集合し、展示する写真を壁に張り出した。会場が立派で広いので1人3枚づつの出展となり、7人の会員なので21枚の写真を飾った。10時にオープンとなり最初に見に来たのは、中央区の区会議員のXさんと母親だった。

このXさんは前回の選挙で当選し議員になったのだが、実は私は伊達市の友人から立候補に際してXさんを紹介されたのである。縁というのは不思議なものである。


見学者はチラホラ


最初の2人が帰り、その後はしばらく誰も来ないので暇を持て余した。
マンションでは許可なく写真展のPRを出来ないので、もし出来たら8000人が住むマンションだから500人は見に来ると思う。

午後になり私と同じ階の住民のTさん夫妻がやって来た。
その他には女房の友人と会員の知り合いが来た。
どうもマンションの住民というのは、マンション内に友人がいないようだ。
「他人と関わらないで済む」という理由で、マンションを選ぶ人も多いと聞いたことがある。


私の作品(1)「二人」


2日目は私は当番の日なので、私は1日中、会場にいた。
一番乗りで我が家で親しくしているバアチャンが来た。昼前に私と同じ階の友人夫妻がやって来た。
更に私が理事の時に知り合った女性が来た。マンションの管理会社の社員も来たので、管理上の問題を色々と話し合った。

その後はあまり見学者も来ず、少し寂しい写真展となった。
私の知り合いは私の写真を見て、「ウーン」と唸る。アート過ぎたのかもしれない。写真は見れば分かるとすべきか? 説明が必要な写真は邪道か?


私の作品(2)「波紋」


午後5時となり、写真展は終った。展示は時間が掛かったが、片付けるのは早い。来訪者の記帳を見たら2日間で34人、その内の私の関係者は14人、マンション管理会社関係者6人。
すると他の6人のメンバーの知り合いは、14人しか来ていなかった。

今回の費用はパネル型額縁3枚、会場費を入れても1人当たり2600円というバカ安で写真展が出来たのが、せめてもの救いかもしれない。こんな人数の見学者では、次回をやるかどうか分からない。メンバーの1人は「次回はマンション全戸にお知らせを出そう」と意気軒高であった。


私の作品(3)「乱舞」


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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