心の伊達市民 第一号

小さな発見(26)


【シリアル番号】(1)
昨年後半にパソコンを買い替えた時は「今後は必要ない」と思い、「Word」と「Excel」のソフトは買わなかった。2024年度の確定申告の時期になり、医療費控除を受けるために確定申告の準備を始めた。そして「医療費明細」の記入のところで、思いも掛けない問題が発生した。

それは「Excel」がインストールされていないと、記入が出来ないのであった。
以前のパソコンには別売りの「Kingsoft」という会社の「Word」と「Excel」のインストールをしていたのを思い出した。アチコチと探した後に、引き出しの奥にあった11年前の「USBメモリー」を見付けた。  


 ソフトの入った「KINGSOFT」のUSBメモリー



【シリアル番号】(2)
早速にインストールを始めたら、「シリアル番号を記入」と画面で指示された。
そんなものは保管していない。メーカーに「USBメモリーはあるが、シリアル番号が分からない」と問い合わせた。すると「それはこちらでも分かりません」と、冷たく言われてしまった。

なんとかしたいと一生懸命に、思い当たる場所を探したら取扱い説明書が出て来た。
そして表面に「シリアル番号」のシールが貼ってあったのは良かったが、番号の29文字の中ほどの2文字が消えかかって見えない。

かすかに見える残りから想像して記入してみたが駄目だった。そして6回目で、なんと番号が合ったのである。私にとっては無駄な買い物をしないで済み、久しぶりに快挙と言うほど嬉しいことだった。


 文字がかすれて良く見えない「シリアル番号」



【SONY Park】(1)
安売りスーパーの「OKストア」で頼まれた買い物をして、数寄屋橋から都バスに乗ろうと思って歩いて行った。すると数寄屋橋交差点の角の「SONY PLAZA」に大きな看板が出ていた。そこには「We are back. Ginza Grand Openning January. 26.2025」と、「ただいま」と書いてあった。

お隣のHERMES のビルにも、お付き合いで同じような文字が書かれていた。
そこで私は「なにかオープニングのイベントがあるかもしれない」と思い、ネットで調べてみた。するとネットで予約するとビルの中に入れることが分かり、29日の床屋の帰りに予約して行ってみた。


「SONY PARK」と隣の「HERMES」



【SONY Park】(2)
その日は有楽町の床屋に行くので、1月29日の11時の回に申し込んだ。
イベントは3階、4階、そして地下2階で行われていた。
まず3階の「半導体はSFだ」に行ってみたら広い閉じられた部屋で、大音響と幾何学模様の映像が足元にも映される。

音楽は「YOASOBI」という若者に人気のグループだが、私にはうるさいだけだ。
1回に入場できるのは8人で、画像が揺れるように動き、足元からは地響きのような音がして振動する。私は眩暈を起こしそうになり、踏ん張った。これと「半導体はSFだ」の関係が分からずに終った。


  「半導体はSFだ」



【SONY PARK】(3)
4階は「ファイナンスは詩だ」であるが、正面の横長の巨大な画面の前の舞台に水が張られている。画面には文字が水の流れのように流れて行く。時々、ナレーションも入るが、なんだか哲学的だ。だらだらと続き、少々、飽きたところで終ったが、「ファイナンスは詩だ」も関係なかった。

最後に地下2階に行ったら、入口でヘッドフォンを渡された。
10数か所にブースがあり、渡されたヘッドフォンの先端のジャックをブースにある3ヵ所の穴に差し込む。すると音楽が流れて来る仕掛けになっている。

この部屋は「音楽は旅だ」であるが、やっとタイトルとイベントが少し合致した。
正式オープンとなった時には、なにをするのだろう?


  「ファイナンスは詩だ」



(おまけの話)【ナウマン象】
月島図書館に本を引き取りに行ったら、ラックの中に「中央区にナウマンゾウがいたころ」というパンフレットを見付けた。「ナウマン象」は昭和51年に地下鉄工事の際に、日本橋浜町で化石が見付かったのである。

ナウマン象は日本を代表する氷河時代のゾウで、およそ36万年前から生息していて、約2万8000年前に絶滅した。この象の名前は帝国大学のお雇い外国人であるドイツ人の「ハインリッヒ・エドムント・ナウマン」が研究したことから名付けられたそうだ。

そのナウマン象の骨格標本模型が中央区の図書館「本の森」で、12月26日から2月19日まで展示されているのである。


 「ナウマン象」(斜め正面から)



中央区ではあちこちで「ナウマン象」の化石が見付かっている。
私は全体骨格を見たことが無かったので、早速、見に行った。
展示場所の「本の森ちゅうおう」は、地下鉄「八丁堀駅」がらすぐの場所にある。

図書館の入口を入り、一番奥に「ナウマン象」の骨格見本が飾られていた。
私は大勢見に来ていると思ったのだが、私の他に高齢者が1人だけだった。


 「ナウマン象」(斜め後ろから)



「ナウマン象」は動物園で見慣れたアフリカ象より、ひとまわり小型であった。
肩までの高さは2.5メートル、全長は3.7メートル、体重はトンくらいで、現在のアジアゾウと同じくらいだそうだ。

私は写真を撮りたいのだが、先に来ていたオヤジが熱心にパネルを読んでいてどかない。『どいてくれ!』と失礼なことも言えず、ただ待つしかなかった。
私は研究者ではないのだから、ザッと見て写真を撮って帰りたかった。
いくら待ってもどかないので、オヤジが画面に入らないように写真を撮ってから帰ったのである。  


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コメント

  1. Shinji

    Shinji

    返信

    SONY でやったイヴェントですが、相変わらず学園祭の延長のようですね。もっと“オトナ”の内容のあることはでけんのかあ?と言いたくなります。 

  2. SONY(Y)

    SONY(Y)

    返信

    多文化の象徴であるSONYは急成長をしておりますね!私にはとても理解の出来ない「文化」を世界に発信してそれを成長の柱にしているようです。その文化に触れることのできる「ソニービル」の復活は私の様な老人にも興味を沸かせるものがあります。
    生きてる内に是非ともそれに触れてみたいと思ってます。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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