
心の伊達市民 第一号
徒然なるままに(8)・・・選挙とオイスターバー
このブログを読んでいる、私の知り合いのベトナム人から質問があった。
『「徒然なるままに」とはどういう意味ですか?』
改めて聞かれると、なんとなく感じは分かっているが、上手く説明できない。
そこでネットで調べたら、『することもなく、手持無沙汰なのにまかせて』とあった。
そう知らせたら『手持無沙汰はなんですか?』と質問されてしまった。

衆議院議員選挙の投票券が送られて来た。
報道によると選挙の投票率を上げる為に、各地で色々な企画がなされているようだ。
投票に行って投票済証明書をもらい、それを示せばレストランで「飲み物1杯無料」、「10%割引」などの特典がある。
若者の投票率を上げるのが目的で、元々投票率の高い高齢者は対象外だろう。
我が家も投票率を上げることに協力して、期日前投票に行った。
「投票済証明書」をくれる雰囲気が無かったので、そのまま家に帰った。

中央区の「投票済証」はとてもお粗末だった。
これは事前に請求するのかもしれないと思い、家から区役所にメールで問い合わせてみた。
するとすぐに選挙管理委員会から返信があり、『発行しています。後日でも投票所で確認出来れば発行しますので、投票した場所を連絡ください』とあった。
そこで翌日の午後に投票済証明書をもらって来た。
そして驚いた。小さなわら半紙に「投票済証」と印刷してあるだけで、選挙委員会の印鑑も無い。
これではいくらでもコピーが出来る。「投票済証」とはその程度のものなのか?

「LIFE COFFE」 でコーヒーを飲んで休んだ。
我が家では投票した日には「投票済証明書」は無かったが、個人的に私が投票した家族にご馳走をした。
この話は(おまけの話)で・・・。
食後にデパートに寄るという女房と別れて、私はコーヒー豆を買いに行った。
いつも買うLIFE COFFEE は月末なのでセールをしていた。
私は貯めてあったポイントを使ったのでセールということもあり、200グラムのコーヒー豆を買ったのに支払いはたった100円だった。

「指定喫煙場所」
家まで歩いて帰ろうと思い公園の脇を通ったら、思い掛けない物を見た。
「指定喫煙場所」という小さなボックスのようなものがあった。
中央区で私は初めて見た。銀座や丸の内では見たことが無い。
新橋駅前には2ヶ所の喫煙場所があるが、開放型でボックスではない。
喫煙者が多く、それまでに吸い殻の投げ捨てが多かった場所に設置したのだろうか?

築地本願寺の掲示板
そのまま進み、築地本願寺の裏門から中に入った。
そこにある掲示板に今月の標語として、「怒りに効くワクチンはありません」とあったのが可笑しかった。
本堂に入ると法事の最中だった。正面に掲げられた文字を見たら、「日本医科歯科大学献体供養法要」を行っていた。
黒服の若者が多くいたが、きっと解剖に立ち会った医者の卵なんだろう。
私は「死後の検体はしない」と家族に伝えてある。火葬はなんとも思わないが、死後に体を切り刻まれるのが怖いのである。死後に怖いとは変だとは思うが・・・。

本堂では献体供養の法要中だった。
築地本願寺を出て、晴海通りを勝鬨橋方面に歩いて行く。
右側は築地市場である。その先に交差点があり、右へ行くと波除神社がある。
その角に人気店で、いつも外で空席待ちの人がいる寿司屋がある。
この日も入店待ちの人がいたが、入口右側に「お知らせ」が出ていた。
『本日 うにの入荷がありません』とあり、「うに」の字が大きく書かれていた。
気候変動の影響か? 段々と海の幸が食卓から遠ざかっているように感じる今日この頃である。

「本日 うにの入荷がありません」
(おまけの話)
投票を終えて、その足で予約をしてある「GINZA SIX 」の6階にある「EMIT FISHBAR」に行った。
新型コロナウィルスの蔓延で、しばらく女房と外食をしていなかったが、緊急事態宣言が解除されたので女房も行く気になったのだろう。
ここは牡蠣の専門店で、生牡蠣の大好きな女房の希望で行くことにしたのである。
私は生牡蠣はあまり好きではないので、焼きものとかフライを注文することにした。

席に着くと、QRコードを読み込んでメニューを見て注文する。
案内された席に座ると、目の前にバインダーに留められたQRコードが書かれた紙が置いてあった。
自分のスマホでQRコードを読み取ると、スマホの画面にメニューが現れる。
それを見て希望の料理の数を入れてOKとすると、注文確定となる。
これは味気ない。外食は人間にサービスをされるから食べに行くのであって、機械的なシステムは「エサ」になってしまうように思えてならない。

生牡蠣「広島県産(左)、岩手県産(右)」
コロナのせいで、スマホを自由に扱えない高齢者は外食も出来ない世の中になってしまった。
「お客に労力を押し付けるシステムが、サービス業として許されるのか?」と疑問に思った。
しばらくして出て来た料理は牡蠣が中心のランチコースだった。
生牡蠣は1個だけ食べてあとは女房に譲ったが、焼き牡蠣、カキフライは美味しかった。
メインで出て来た「ワタリガニのパスタ」も美味しかった。

「ワタリガニ」のパスタ。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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11/20(土) 「あなたのまま とっぽとっぽと歩きましょ」作品が語りかける『陶っ歩や』の世界。
伊達市稀府町で陶芸教室を営む『陶っ歩や』さんを訪ねました。 お話を伺ったのは、主宰の木村友子さんです。 大きな目で真っ直ぐに相手を見つめながら、優しく話される友子さんは旭川のご出身。 旦那様のお仕事の関係で転勤を何度か繰り返し、気に入った伊達に移住されました。 「今まで、ピンチや転機の時、いつも周りの方が助けてくださいました。」 そう話す友子さんは、いくつかのエピソードを話し始めました。 長和にある旦那様の会社の社宅に住んでいた時のこと。 厚真町に住んでいた時の陶芸との出会いのこと。 稀府に家を建てた時のこと。 窯が自宅にやってきた時のこと。 陶芸教室の第一歩。 陶芸教室の第二段階、そして今。 作品販売へのきっかけ。 などなど。 感心することに、それらのお話しに苦労話は一つもなく、ましてや自慢話もなく、何事にも心からの感謝を込めてお話をされる友子さんを見ていると、これらのエピソードは全て人徳によるものに違いないと感じるのでした。 出会った方をとても大切になさる友子さんだからこそ、きっと周りの方が放ってはおかないのでしょう。 2003年より始めた陶芸教室には、現在生徒さんが23名いらっしゃるそうです。 ちょうど取材にお伺いした時もお教室の日でした。 ↑玄関からお教室に続く可愛らしい足跡♡ 様々なところで友子さんの優しい配慮があります。 それぞれに思い思いの作品を作る生徒さんたち。 和気藹々と本当に楽しそう。 この日はいらっしゃいませんでしたが、男性の生徒さんもいらっしゃるそうです。 現在、ご自宅の陶芸教室以外にも市内の星の丘中学校で年に一度、また、長生大学、カルチャーセンタでの「大人の粘土遊び」などの出張教室を行っていらっしゃいます。 「陶芸は、まだ形のないところから土を捏ねると始まります。粘土遊びを通して " 作者みんなが主役で、失敗なんてなくて、何を作ってもよくて、みんなで一緒の時間を過ごせて良かった! " そんな想いを共有できたら嬉しいなと思っています。」 友子さんはそう話してくださいました。 そんな優しい空気感の中で出来上がった作品を手にした作者の達成感は、きっと自己肯定感に繋がっていくのだと思いますし、「ここに居て良かった。」という安心感に繋がっていくのだろうと、「陶っ歩や」さんの世界を想像します。 お教室の生徒さんたちの楽しそうだけれど無心な姿の中で色々なお話を伺っていると、じわじわと心が温かく解放されていく感覚を覚えました。 本当に素敵な空間。 『陶っ歩や』のお名前の由来も伺ってみました。 「陶という字は入れたかったのです。 それに間が抜けた感じにしたかった 笑 “ とっぽとっぽ “ とゆっくり歩いている感じがいいなあと思いました。」 なんだかもう、いかにも友子さんらしい♡ でももちろん、プロの陶芸家としてのキリッとしたお顔もお持ちでした。 「作家としては、見て楽しく、触って嬉しく、使ってほっとする物つくりを心がけています。また、教室の主宰者としては、できる限り生徒さんの作品に手を加えることはしないようにしているのです。なぜならば、あくまでも主役は作者ですから。もちろんサポート役としてご相談を受けたらいくつかの選択肢はご提示します。でもやはりそのチョイスは作者に預けたいと思っています。 生徒さんたちには私をどんどん踏み台にして欲しいですし、私もときには生徒さんの良いところを学ばせていただいたりもしています。 皆様と過ごす時間の中で、お互いに陶芸を通して何かを感じあって、日常生活から離れた自分に向き合う時間を共有しあって、みんなで大切にしあえたら幸せです。」 そんなお話をとても柔らかく静かにお話をしてくださいました。 コロナ前までは毎年、生徒さんたちの作品展をされていました。 再開できることを皆んなで楽しみにしているそうです。 友子さんの作品は、教室または北湯沢の「緑の風リゾート」様、あるいは洞爺湖の「ザレイクビューTOYA 乃の風リゾート」様で購入することができます。 作品は、見るほどに友子さんに似ていらして、素朴で飾らず優しいお茶目さんたちでした。 『陶っ歩や』さんの世界に浸り、幸せいっぱいになってお教室を後にしました。 陶芸教室に興味がある方は、是非お問い合わせくださいね。 優しい友子さんと、可愛い作品たちが皆様をお待ちしています。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年)
Rietty
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