心の伊達市民 第一号
モデルナ・ワクチン接種
オミクロン・ウィルスの蔓延が止まらない。
1月14日に私の住む中央区役所から、高齢者の第3回目のワクチン接種の案内封書が届いた。
予約開始はマンションのクリニックは1月末頃から、中央区の集団接種は21日からとのことだった。
中央区は5ヵ所で接種を行うが、1ヵ所は平日昼間だけ、2ヶ所目は夜間だけ、他は日曜日だけだった。
しかもマンション1階のクリニックは前回の電話予約で診察にも影響が出て懲りてしまったのか、ネットだけの予約なので、とりあえず両方に個人登録だけはしておいた。
中央区から届いた「ワクチン追加接種」のお知らせ
21日午後から中央区のHPから聖路加臨床学術センターに予約をしようとしたら、既に2月末まで予約が埋まっていた。焦って他を探したら、京橋の「京華スクエア」だけが空いていて、しかも1月28日に接種できることが分かった。
京華スクエアは夜間だけで、しかもワクチンはモデルナである。
どうやら多くの人はファイザーが良いと思っているようで、モデルナはなぜか嫌われているようだ。
私は女房分も予約して、28日の午後7時に江戸バスに乗って出掛けて行った。
ワクチン接種会場の「京華スクエア」
京華スクエアは人口減で廃校となった元小学校のようで、小さな教室のような部屋が続いているので分かる。3階の待合室で少し待って、流れ作業のように各教室で「接種券確認」、「検温」、「医師の面談」、「看護師の注射」と続けて行く。今回はモデルナのせいなのか、注射は量も少ないようだし全く痛くなかった。
ワクチン接種後の15分の経過観察も異変は無く、女房も気分が悪くならなかったので「ヤレヤレ」である。
タクシーで家に帰り、家族で食べた麻婆豆腐(おまけの話)は辛いが幸せの味がした。
京華スクエアは元は学校と分かる廊下(左側が教室)
(おまけの話)
女房は扁桃腺が弱く、また注射をするとワクチンに限らず気持ちが悪くなることがある。
もしワクチン接種の後に気分が悪くなってしまったら、とても外食も出来ないし家で夕食の支度も出来ない。そこでこの日の夕食は、事前に私がどこかで買って用意しておくことにした。
木場公園の横の川沿いの河津桜
私 『夕食に何を食べたい?』
女房『特に無い。なんでもいい』
私 『困ったなー。麻婆豆腐はどう?』
女房『それでいい』
・・・ということになり、私は木場まで麻婆豆腐を買いに行くことにした。
実は麻婆豆腐にした理由は他にあり、私は木場公園の河津桜の様子を見に行く予定があったのである。
青空に満開の河津桜
都バスで「門前仲町」に出て、そこからバスを乗り換えて「木場駅前」で降りた。
そこから少し歩いて、木場公園に入る。久し振りの木場公園である。前回はどんぐりを拾いに来た時だった。公園内は人が少ないが、子供連れの若い奥さん達が広場で子供を遊ばせている。
私は公園を突っ切り、川の方に行く。この川の両側に河津桜が植えられている。
花弁を見ると「桜」と分かる。
堤防に上がると、河津桜はまだ蕾だった。まだ開花には1週間以上はありそうだ。
このまま帰るのも残念なので、上流へ向かって歩いて行った。
すると川を横切る道路の先に、ピンクの花が見えた。
私は「もしや?」と思い、先を急ぐ。するとそこにはほぼ満開の河津桜が咲いていた。
木場公園2つをつなぐ陸橋の立派な橋脚。
この場所の河津桜は昨年は枝を大きく切り落とされてしまい、花が咲かなかった。
その影響なのか、今年は早くから花が咲いている。
本家の伊豆半島河津町の河津桜は今年も2月中旬が見頃とのことだから、木場公園は本家より1ヶ月近くも早い。天気は快晴だが気温は低く、誰も河津桜を見に来ている人はいない。
静けさの中で、たった1人で河津桜を見ながら堤防を歩き、とても豊かな気持ちになった。
菜の花が咲くと、「春が近い」と感じる。
公園の中に入ると、遠くに黄色い花が見えた。きっと「菜の花」だろうと思い、そちらに向かう。
数は少なかったが、菜の花だった。もうすぐ春が来るんだと感じた。
広場の大きな木の上に、なにか巣のようなものが見えたので、近付いてみた。
それは洗濯物を吊るす針金のハンガーで、どうやらカラスが巣を作ったらしい。
テレビでは見たことがあるが、実物のハンガーの巣を見たのは初めてだった。
隣の木には子供が凧あげをして枝に絡まったらしい、カイトが風に揺れていた。
大きな木の枝に作ったカラスの巣(ハンガーが見える)
公園を出て、木場ギャラリアまで歩いて行った。
そこでレストラン街にある、贔屓の陳健一の「麻婆豆腐」を買った。
以前に帰りの都バスで麻婆豆腐の匂いが車内に広がり、乗客から白い目で見られた苦い思い出があった。
そこでそれ以来、必ず器はラップで包んでもらうようにしている。
それにしても、いつもマスクをしていると鼻汁が出て困る。早くコロナが終って、マスクを止めたい。
枝に引っ掛かったカイト(昔はよく見た光景だ)
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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