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じもとブロガー
心の伊達市民 第一号
「カブトムシでもいないかな?」と思い、清澄公園に行ってみた。
清澄公園というのは「清澄庭園」の裏にある、自然が多い公園である。
秋にはドングリがたくさん出来るので、コロナ前には家族と拾いに行ったこともある。
まだまだ暑い日が続いていたので、林の多い清澄公園は涼しいに違いないと思った。
公園を入ってすぐのとこにあるメタセコイアの実を探した。
例年はたくさん生っているのに、今年はやっと2個、見付けただけだった。
ドングリの様子を見るために、林の中を歩いた。
カラスがうるさい。10羽以上のカラスが鳴きながら、飛び交っている。
なにが、どうしたんだろう? 仲間内で情報交換をしているらしい。
中央の広場を幼稚園児のグループが、先生に引率されて公園から出て行く。
私は林の中でドングリの生っている木を探す。
大きな木の前に来たら、幹に大量のセミの抜け殻が張り付いていた。
ここでセミは脱皮したのだろう。気を付けて周りの木を見て驚いた。木にはセミの抜け殻だらけだ。抜け殻は小さなものばかりなので、セミも小さいはずだ。
想像だが、それは「ニイニイゼミ」ではないかと思う。
太い木の幹ばかり見ていたら、なんと小枝に4匹も抜け殻が付いていた。
こちらの抜け殻の方が、先ほどのものより少し大きい感じがする。
あまりに抜け殻が多いので、写真を撮るのを止めた。
ドングリを探すのが目的だったのに、セミの抜け殻ばかりだ。
カブトムシも同時に探したが、全くいない。そもそも樹液が出ている木がないのである。
少し明るい場所に出たら、ドングリがあった。
もうほぼ大きさは立派で、秋に向って色付いて行くだけのようだ。
この林にはブナ科の樹木が多く、ナラ、コナラ、クヌギ、カシワなどが見られる。
大きなドングリが生る木はクヌギらしいが、今回は見付けられなかった。
写真のドングリの木は「ミズナラ」らしい。
大きな木の横を通った時に、なにか気になることがあった。
振り返って幹を見たら、どうもセミらしい。静かに近付き写真を撮った。
このセミは「アブラゼミ」である。カラスはうるさいが、セミの鳴き声は全くしなかった。
もうアブラゼミの時期は終ったのだろう。もう少し経つと「ミンミンゼミ」が出て来る。ネットでセミの種類を調べたら、出て来る順番があった。
それは「ハルゼミ→ニイニイゼミ→ヒグラシ→クマゼミ→アブラゼミ→ミンミンゼミ→ツクツクボウシ→エゾゼミ→チッチゼミ」となっていた。
今度はセミを探して、林の中を歩くことになった。
足元にはセミの出て来た穴が、アチコチにある。
太い幹に変な虫がいた。私は「これがいま流行りのマダニ」かと思った。
そこで恐る恐るGoogle Lensで調べてみたら、「マダニ」は足が8本で小さくてよく見えない。私が見付けた虫は足が6本で、大きかった。
これは「キダラカメムシ」という名だそうで、特に害は無いようで安心した。
(おまけの話)
清澄公園ではあまり収穫が無かったので、向かい側の清澄庭園に行ってみた。
この公園は『明治11年に岩崎弥太郎が荒廃していた邸地を買い取り、明治13年に「深川親睦園として竣工した。その後、隅田川の水を引いた大泉水を造り「回遊式林泉造園」となった』・・・
『この庭園は関東大震災の際に避難場所としての役割を果たしたので、岩崎家では防災機能を重視して、大正13年に東京都に寄付し、昭和7年に一般公開』となった。
東京都の公園の多くは、昔に財閥が寄付したものである。
公園は入園料が300円だが、シニアは150円である。
中に入ると現在は池の補修工事をしていて、遠くに数人の職人が見えた。
しばらしくしたら、2組の外国人観光客が入って来た。入口で日除けのために、無料の赤い蛇の目傘を借りてさしていた。
外国人でも日本人でも入園料は300円だが、ドル換算ではたった2ドルである。
これだけの景観を維持するためには、かなりの費用が掛かっているのだから、外国人はせめて5ドルくらいにすべきではないか?
気が付いたら、日陰の方で結婚式の「前撮り写真」の撮影をしている。
その先でも「前撮り写真」をしているので、この日は2組だった。
カンカン照りの中を和服で盛装して、写真を撮られるのも大変だろう。この場合は別料金が必要のようだ。
昨年の日本の離婚率は35%だそうで、この2組は統計上は大丈夫かもしれないが、果たしてどうだろう?
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伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/see/entry-23100.html
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